環境問題により、例年では雪の降らない地域に雪が降ったり、積雪量が増えたりして雪の処理に困っていませんか?
例年雪が降らないと備えをしていないということもあるかもしれませんね。
雪を早く溶かすためのアイディアや、使えるものを知っておくだけでいざという時に焦らず対応できます。
自宅にある塩も融雪剤の代わりになるので、冬はストックを用意しておいてもいいですね。
他にも雪を溶かすアイディアは黒い袋を使ったり、炭や土なども使えますよ。
車のフロントガラスの雪や氷を溶かすおすすめの融雪スプレーも紹介します。
突然の大雪でも慌てることなく、冬を快適にするためのアイディアが詰まっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
雪を溶かすアイディア7選!家にあるものも使える!
天気予報を見逃していて、朝起きて突然外に雪が積もっていると焦りますよね。
安心してください!家にあるものやホームセンターで手に入るもので雪を溶かすアイディアを紹介します。
他にも一度購入すると毎シーズン使えるアイテムも紹介していきます。
手軽に手に入るもので雪を溶かすアイディア5選
<融雪剤>
道路に撒かれた白い粉末状のものを見たことがある方もいると思います。
雪と混ざることで熱が発生するので、簡単に雪を溶かすことができます。
ホームセンターに行けば数千円程度で購入でき、地域によっては自治体が無料配布してくれることもありますよ。
特に雪の多い地域だと道路の湧きに融雪剤が箱に入って置いてあることもありますね。
ただ、融雪剤の成分が錆を発生させたり環境へ悪影響を及ぼしたりするため、散布の際には注意が必要です。
車などにはかからないように気を付けましょう。
<お料理で使う塩>
先に紹介した融雪剤の成分に最も似ているのが塩です。
塩なら、家にあるし突然雪が降っても使えそうだね!もし家になくてもコンビニやスーパーでも手に入るから覚えておいて損はないね。
塩はどの家庭にも常備してある調味料ですし、手軽に用意できるので突然の雪にも使えるアイディアです。
溶かしたい場所に塩を撒くだけなので、簡単ですよね。水と塩が混ざることによって、0℃になっても凍らず水のままを保ちます。
環境にも優しいので、遠慮なく使えるところも嬉しいポイントです♪
<黒い袋を利用する>
黒は光を吸収する色です。光を吸収する、つまり光からのエネルギーを得ると黒い袋を掛けた部分の温度が上がります。
この原理を利用して雪を溶かすことができるのです。黒い袋は100円ショップでも購入できるので、すぐに実践できますね!
集めた雪の上に黒い袋をかぶせるだけなので、手軽で環境にもお財布にも優しい方法です。
車のフロントガラスにも黒い袋を掛けておいて太陽の熱を利用して溶かすなどアイディア次第で活用方法は広がります。
その代わり曇りの日や夜は使えないので、太陽の出ている日中しか使えません。
<炭や土、コーヒーの出がらしを撒く>
黒い袋と同じように、炭や土、コーヒーの出がらしも黒いため同様の原理で雪を溶かすことができます。
手軽にゲットできるものが多いので、試しやすいですね。もしご自宅で暖を取るための炭の燃え殻などがあったら、利用してみるのも良いかもしれません。
また、毎日ドリップコーヒーを飲む方だったら、ついでに雪を溶かすアイテムを手に入れられて一石二鳥!
私も毎日コーヒーは飲むから、出がらしは捨てずに取っておこう♪
ただ、これらは溶けずにそのまま残りますから、撒いて問題がない場所かどうかを事前に確認するようにしましょう。
どれも土に返り肥料になるので、庭や畑などにはおすすめです。
<太陽光に当てる>
単純な方法ですが、日の当たる場所に雪を集めて溶かす方法です。
太陽は日が出ている時は、コストがかからず利用できます。近所の日に当たりやすい場所に雪を置いてみましょう。
このとき、雪を広げたり穴を開けたりしておくと、表面積が大きくなり早く溶かすことができます。
雪を集める場所を探す際は、交通の妨げや近所迷惑にならないように配慮が必要です。
効果抜群の雪を溶かすアイテム2選
少し費用は掛かってしまいますが、雪を溶かすには効果抜群のアイテムを紹介します。
<融雪ホース>
融雪ホースとは、水道に接続して水を広範囲に撒くことができるアイテムです。
蛇口からの水量を調節することで、雪を溶かす量や場所をカスタマイズすることが可能です。
また、ホースは巻いて収納することが可能なので、一度購入すれば毎冬使用できます。
気温が低い日に行うと、逆に凍ってしまうことがあるので0度以上の日中にやるといいでしょう。
<融雪マット>
こちらは発熱するマットを敷くことで雪を溶かす方法です。
玄関や階段など、利用頻度の高い場所の雪を溶かしたい場合にオススメです。
商品によっては階段用、玄関用、車両乗り入れ対応用などがあり、用途に合わせたさまざまな商品があります。
滑りが心配な階段や玄関などは、このマットを利用して常時融雪しておくと便利ですね。
車の雪を溶かすためのスプレーを紹介!
雪がそれほど多くなくても、朝晩の冷え込みで車のフロントガラスが凍結していることが多々あります。
車は屋外に駐車しているので、冬はほぼ毎日凍っているな…。
朝はまず車の雪落としやフロントガラスの氷を削ってから出勤しなければいけません。
スターターを掛けて、早めに車の暖房を付けておけばいいのですがそれも忘れてしまいますし、フロントガラスの氷が溶ける前にエンジンが自動で切れてしまうのであまりいい方法ではありません。
そこで実際に私が使っておすすめだと思った車のフロントガラスの雪や氷を溶かすためのスプレーを紹介します。
<プロスタッフの解氷スプレー>
おすすめポイントはキャップを外す必要がなく使えるので、寒くて凍えそうな時でも手袋をしたまま使えます。
それにマイナス50度にも対応できる高濃縮タイプになっているので、特に寒い地域に住んでいるあなたにはおすすめです。
段々減ってくると、スプレーの威力も落ちてしまうものが多い中、プロスタッフの解氷スプレーは最後までスプレーの威力が続きます。
まだ残っているのに出てこないというストレスが感じないというのも私的にはおすすめポイントです。
缶上部のスクレーパー部分は、ギザギザとストレートなど異なるデザインになっていて氷を削り落とすこともできますよ。
氷を溶かす力も十分ありますが、手袋やコートにスプレーが付くとシミや臭いが残ってしまう可能性は高いのでそこだけ注意しましょう。
<Holts スーパーディアイサー>
スーパーディアイサーをスプレーした直後から車のフロントガラスの氷が溶けだしました。
数ミリほどある厚みの氷でもすぐに溶かすことができるので、朝の急いでいる時には本当にありがたいです。
また柑橘系の香りなので、嫌な感じがしなのもおすすめするポイントです。
スプレーの勢いも悪くはありませんが、一点に集中しているので広い範囲に掛けたい場合は少し時間がかかります。
<KURE アイスオフ>
このスプレーを使うと再凍結する心配がないので私も愛用しています。
万が一の時に備え、鍵穴にも使えるチューブが付属品としてついてきます。
私はまだ鍵穴に使った事はありませんが、万が一の時に備えての配慮は嬉しいですよね。
氷が溶けるのも早く、臭いも爽快感があり、噴射威力や広がり具合も文句なしです!
溶けた時は、お湯を掛けたような感じなのでワイパーを動かせば手で触る必要なく、綺麗にフロントガラスの氷が解けます。
再凍結の心配もないので、運転中も安心ですよね♪
雪を溶かすのに水やお湯は絶対に使ってはいけない
雪を溶かすアイディアを紹介してきましたが、ここからは雪を溶かすときに注意しなければいけない事を紹介していきます。
雪かき中に命を落としている方もいるので、気を付けて除雪や融雪を行っていただきたいです。
水やお湯をかけるのはNG
私は北海道に住んでいるので、急いでいる時に何度も水やお湯を掛けて雪を溶かしたことがあります。
しかし、外の気温が低い日は、水やお湯をかけると再凍結の可能性があります。氷となり転倒の恐れもあるため、事故に繋がってしまうかもしれません。
一度雪を溶かしたのに、ポットを家の中に置いて戻ってきたら既に凍っているなんてこともありました。
家の裏口のドアが凍って開かないときにも、雪を溶かすのと同じようにお湯を掛けて開けることができました。
しかし、ドアのフレームに流れたお湯が寒さで凍ってしまい、次はドアが閉められなくなったこともあります。
水やお湯は速攻で雪を溶かせるので便利と思いがちですが、その後すぐに凍ると逆に手間が増えて不便です。
車のフロントガラスも凍ってしまうので、お湯を掛けたくなりますがこれも絶対にやめましょう。
温度差が激しいせいで、フロントガラスが割れてしまう危険性があります。
また、雪かきが必要なほどの雪が降る中、熱湯を持って外に出ること自体も危ないです。
万が一転んでしまった際はやけどをしてしまう危険性があるので、絶対に止めましょう。
極力1人で雪かきをしない
特に屋根の上の雪かきを1人で行うのはとても危険です。
毎年、屋根からの落下事故や作業中の心臓発作などが報告されています。
屋根の上の除雪の際は、必ず2人以上で作業を行い、安全第一で作業を行ってくださいね。
また、屋根から雪が落下してくる危険のあるところも注意を払って作業をしましょう。
1人で黙々と作業するよりも、誰かと一緒にやる方が早く終わるという利点もあるので、一緒に作業できそうな人がいれば声を掛けて手伝ってもらうようにしましょう。
反対に1人で作業している人を見かけたら、手伝ってあげてくださいね。
自宅敷地内の雪を道路や川に移動させるのはNG
雪を道路や川に移動させることは、法律で禁止されています。
なんとなく他の場所に雪を捨ててはいけないとは思っていたけど、法律で禁止されているとは知らなかったな!
禁止の理由は、交通の妨げになってしまったり、川の流量や流れる方向に影響が出てしまったりする可能性があるからです。
川の水は流れているので雪を溶かすのに最適に感じますが、公共のルールをしっかり把握しておくことが大事ですね。
自分は雪を溶かすのに良いと思っても、周りは迷惑に感じてしまうこともあるので配慮しながら除雪や融雪作業を行うよう心掛けましょう。
私も、人に迷惑を掛けず除雪や融雪ができているかな?と振り返りながら作業をしていきます。
まとめ
- 雪を溶かすアイディアは融雪剤の他、塩や黒い袋、コーヒーの出がらしなど家にあるものも使える
- 毎シーズン使える雪を溶かすアイテムは、融雪ホースや融雪マットがある
- 車の雪や氷を溶かすアイディアは融雪スプレーがおすすめ
- 雪を溶かす時に、水やお湯を使うことは絶対にやってはいけない
- 屋根の上の除雪は危険なので1人では極力やらない
このポイントをしっかり押さえおけば、雪が突然降っても安心できますね。
今回ご紹介した雪を溶かすアイディアを活用して、賢くこの冬を乗り越えましょう!
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