長年趣味でヨガをしていると「私も誰かに教えたい」「趣味を仕事にできないかしら」と考えるようになりますよね。
あなたが趣味のヨガを仕事にしたいと考えた時、年齢を理由に諦める必要はありません!
世界には101歳まで活躍されたヨガインストラクターもおり、日本では90歳代の現役ヨガインストラクターがいらっしゃいます。
この記事を通して、ヨガインストラクターになるにはどんな働き方があるのか、資格は取ったほうがいいのかを学んでいきましょう。
ヨガインストラクターの認定資格は安心と信頼の証!!
資格がなくても有名なヨガインストラクターはたくさんいらっしゃいますが、今からヨガインストラクターを目指すなら資格は取得しておくべきです。
ヨガブームにより、ヨガインストラクターを目指す人が増えました。
新卒や第二新卒であれば、資格がなくてもヨガスタジオで研修を受けてインストラクターとして働くことができるでしょう。
40代、50代となると、記憶力も動きも20代に比べたら鈍くなっていますよね。
資格取得という形でインストラクターとして必要な知識を学ぶことで、あなたがヨガインストラクターとして活動できる可能性が広がります。
現在日本にはヨガインストラクターの国家資格はなく、すべて民間資格になります。
先にご紹介した求人に役立つヨガインストラクターの資格を3つご紹介しますね。
- 全米ヨガアライアンス RYT200
- IHTA認定ヨガインストラクター1級、2級 他
- NPO法人日本YOGA連 ヨガインストラクター
それぞれどのような資格なのか見ていきましょう。
全米ヨガアライアンス RYT200を取得
全米ヨガアライアンスは1999年にアメリカで発足し、ヨガコミュニティでは世界最大の非営利団体です。
世界70ヶ国以上で通用する資格になり、語学に自信があれば海外でもインストラクターとして活躍することができます。
RYTとはregistered yoga teacherの略で、全米ヨガアライアンスにRYTとして登録するには、申請料50ドル、年会費65ドルが必要です。
2年目からは更新費65ドルと、3年ごとに30時間の継続学習をする必要があります。
● RYT200を取得するには?
RYT200を取得するには、全米ヨガアライアンス認定の養成スクールで200時間のカリキュラムを修了する必要があります。
日本でも認定校(RYS)に指定されているスクールが全国各地にあるので、働きながらでも取得しやすい資格と言えますよ。
費用はオンライン受講で20万円から、通学だと40~60万円とスクールによって差があります。
オンライン受講でRYT200の資格取得ができるのは、2022年末までとなります。
IHTA認定ヨガインストラクター1級や2級を取得
IHTAは一般社団法人国際ホリスティックセラピー協会の略です。
IHTAは、日本でヨガの第一人者であるケン・ハラクマ氏、ヨガの指導者で産婦人科医でもある高尾美穂さんが監修したカリキュラムでインストラクターを養成します。
●ヨガインストラクター2級を取得するには
2級を取得するにはIHTA認定スクールに通い、約3か月かけて実技や講義を学びます。費用は約30万円です。
カリキュラム修了後に認定試験を受けて合格すれば、資格が取得できます。
●ヨガインストラクター1級を取得するには
1級を取得するためにはIHTA認定校でRYT200のカリキュラムを修了する必要があります。
約9か月かけて実技や講義を学び、カリキュラムを修了後の認定試験に合格すると、ヨガインストラクター1級だけではなく、2級も同時に取得することができます。
費用は約57万円と高額ですが、一度にヨガインストラクター1級と2級に加え、RYT200も登録することができますよ。
●マタニティヨガインストラクター、シニアベーシックヨガインストラクターもおすすめ
こちらもスクールに通う必要がありますが、マタニティヨガやシニアヨガの資格を取得することができます。
マタニティヨガやシニアヨガは需要がどんどん高まっていますので、ヨガインストラクター2級と合わせて取得しておいて損はないでしょう。
専門的な知識を持つことで、あなたの強みとしてアピールすることができます。
NPO法人日本YOGA連 ヨガインストラクター
日本YOGA連には、社会福祉に貢献するためのヨガインストラクター養成講座があります。
講座は約10日間(60時間)と短いので、時間をかけずにインストラクターになりたいあなたにおすすめです。費用は約25万円になります。
ヨガのすべてを習得することはできませんが、社会福祉活動をするにあたり最低限の知識を習得することが可能です。
養成講座を受講し認定試験に合格すれば日本YOGA連から仕事の紹介をしてもらうことができ、派遣先で指導することができます。
主な派遣先は企業や公共団体、福祉団体、小中学校などになります。
私は資格を取得後にいきなり生徒さんを受け持つより、地域の方と触れ合いながらヨガを楽しんでもらえる派遣講師をやってみたいなと感じました。
その他にも、国内・海外にはいろいろなヨガインストラクターの資格がありますので、あなたが目指すヨガインストラクターに適する資格を取得しましょう。
ヨガインストラクターに向いている人の性格は?
ヨガインストラクターになるには、あなたがこのような性格や考え方なら向いています。
- 普段からヨガを楽しんでいて、好きなことを仕事にしたい
- 笑顔や体力にはだれよりも自信がある
- 収入よりやりがいを感じたい
- ヨガを通して人との繋がりを感じたい、社会に貢献したい
- 向上心を持って努力を惜しまない
ヨガインストラクターは接客業です。ただ生徒さんにヨガを教えるだけではなく、人間関係も大事にする必要があります。
接客経験や営業経験がなくても、オフィスワークで同僚と協調性を持って仕事をしたなどでも構いません。
円滑な人間関係を築けるように努力できる人が、ヨガインストラクターに向いていると言えます。
わかりやすく教えることも大事ですが、慣れもありますので最初は気にしなくても大丈夫です。
いいなと思うインストラクターの方法を取り入れてみたり、他のレッスンを受けてみたりして、教え方や声のかけ方を学んでみてください。
ヨガインストラクターが活躍できる場所は?
活躍する場所はスタジオやフィットネスクラブだけのようなイメージがありませんか?
ヨガインストラクターは、以下のような場所でも活躍することができるのです。
- 老人ホームなど高齢者施設
- リハビリセンターなど医療施設
- カルチャーセンター
- 公共施設や企業などへの派遣講師
- YouTube
- 自分のヨガ教室を開業
あなたが目指すインストラクターはどのような働き方ですか?
働き方によって、求人の探し方や必要とする資格は違ってきます。
あなたがヨガインストラクターになるには、まずはどんなシチュエーションで活躍したいかをイメージしてみてくださいね。
ヨガインストラクターは副業でもできる!3つの働き方
40代からヨガインストラクターを目指すなら、フリーランスや副業としてヨガインストラクターになることをおすすめします!
あなたがヨガ業界に転職したいと思っているのであれば、求人に応募したり、認定校でインストラクターになったりすることで希望が叶います。
ヨガスタジオやフィットネスクラブは基本的に、シフト制勤務になります。
勤務先の営業時間によっては帰宅が遅くなるため、家族の理解が得られなければ転職は難しいかもしれません。
フリーランスや副業は、インストラクターとしての収入は多く見込めませんが、あなたの都合に合わせて自由に活動することができます。
ヨガインストラクターとして活躍するには3通りの方法がありますのでご紹介しますね。
- ヨガインストラクターの求人を探して応募する
- 資格発行団体の認定校でインストラクターになる
- フリーランスや副業でインストラクターになる
ヨガインストラクターの求人を探して応募する
あなたの通っているヨガスクールや、インターネットでヨガインストラクターの求人募集を見かけたら応募してみましょう。
インストラクターの募集は年齢・経験不問となっていることが多いです。
未経験でもOKとしている大手ヨガスタジオでは、養成講座があったり、研修制度が整っていたりするところがあるのは嬉しいですね。
正社員やアルバイト・パートいった契約形態で募集していますので、あなたの希望する働き方にあわせて応募してください。
求人によっては、資格取得を条件にしていたり、実務経験を必要としていたりするところがあります。
資格発行団体の認定校でインストラクターになる
2つめは認定資格を発行している団体の認定校や指定校で、ヨガインストラクターになる方法です。
この場合は、取得したい資格の認定校に通ってインストラクターになるためのコースを修了し、認定試験を受ける必要があります。
カリキュラムによって1級~3級まであることが多く、2級や3級の資格取得によって、認定校でインストラクターとして働くことができる団体が多いです。
資格団体の中には、ヨガの実技や知識だけではなく、就職サポートや開業支援をしてくれるところもあります。
あなたが資格を取得した後の働き方を不安に思うなら、資格団体のサポートを受けてヨガインストラクターとして活躍するのもありですね。
資格を取るための認定校を選ぶ際は「通いやすさ」「費用」「働きながら通えるか」「オンライン講座があるか」を考慮してください。
オンラインの養成講座は認定校の立地を選ばず学べるのと同時に、費用を抑えることもできますよ。
私ならオンライン養成講座を選んで資格取得を目指すと思います。
オンラインなら費用や時間の面で家族の理解も得やすいですし、何より家でリラックスしながら講義を受けられるのがとても嬉しいです。
フリーランスや副業でインストラクターになる
3つめは、フリーランスで働いたり、副業で週末だけヨガインストラクターになったりする方法です。
フリーランスにはヨガスタジオでの業務委託契約だけではなく、YouTube配信、派遣講師といったように幅広い活躍場所があります。
ヨガスタジオでの業務委託契約は、例えば毎週土曜日の10:00からはAスタジオといった形でレッスン単位で講師として契約できるのです。
YouTubeは自宅やレンタルスタジオで撮影したヨガ動画を公開したり、ライブ配信をしたりすることで活動します。
資格を発行している団体によっては、企業や自治体からヨガ教室の依頼を受け、認定講師を派遣しているところもありますよ。
あなたに本業があり、休日だけヨガインストラクターとして働きたいと考えるなら、副業としてヨガインストラクターになってみましょう。
移動交通費やスタジオレンタル代など諸経費はあなたの負担になりますので、生徒さんが少ない最初のうちは収入が得られない可能性もあります。
フリーランスや副業でヨガインストラクターになるには、あなたの技術や知識を証明するためにも認定資格を持っているべきです。
副業で得た収入は雑所得になります。税務署で確定申告をする必要がありますので忘れないように注意しましょう。
ヨガインストラクターになるには40代でも50代でもOK♪
ヨガは老若男女問わずに人気があり、若い女性からはダイエット目的でも非常に人気です。
ヨガスタジオやフィットネスクラブでは若い方が講師をしていることが多いため「若い子じゃないとダメなのかしら?」と思ってしまいますよね。
ヨガインストラクターになるには年齢は関係なく、40代、50代、60代でヨガインストラクターを目指す方はたくさんいらっしゃいます。
日本は世界有数の長寿国として、健康的に長生きする高齢者が増えています。
シニア向けのヨガ教室は年々増えており、ヨガインストラクターの需要も増えてきているのです。
若いインストラクターよりも、40代や50代のインストラクターから習うことで、共感や安心感を得ることができると考える高齢の生徒さんは多くいます。
年齢を重ねると体の可動域は若い方とは異なりますし、動き一つで怪我に繋がることもありますよね。
これまで様々な経験をしてきた40代だからこそ、生徒さんが安全にヨガを楽しめる環境作りができるはずです。
シニアヨガだけではなく、マタニティヨガも出産・子育ての経験者である40代以降のインストラクターが教えることで、妊娠出産の不安に共感してあげることができます。
私の母は70代なのですが、体がついていかなくてもスポーツクラブで若い方と一緒に体を動かすのが好きなんだそうです。
一方で私は年齢による不調や体の硬さを理解してくれる同年代か、年上のインストラクターから教わるほうが気楽にヨガを楽しめます。
まとめ
- ヨガインストラクターになるには、認定資格は取得しておくべき
- 米国ヨガアライアンスの認定スクールは全国各地にあり、RYT200は高額だが取得しやすい
- IHTA認定資格はヨガインストラクターだけではなく、マタニティヨガ、シニアヨガなど専門的な資格もある
- NPO法人ヨガ連では、認定インストラクターになれば派遣講師として社会福祉活動に参加できる
- ヨガインストラクターに向いているのは、円滑な人間関係を築く努力が出来る人
- ヨガインストラクターは、高齢者施設やカルチャーセンターなどでも需要がある
- ヨガインストラクターの働き方には正社員・アルバイト、認定校で講師になる、フリーランスで働くなどがある
- フリーランスや副業を選択すると、本業があっても休日のみ活動するなど自由な働き方ができる
- ヨガインストラクターになるには年齢は関係なく、40代でも遅くない
40代でヨガインストラクターになっても、20年、30年と活躍できますよ。
ヨガインストラクターになるには資格を持っているほうが有利ですので、気になるヨガインストラクターの資格や学べるスクールを調べてみましょう。
あなたが素敵なヨガインストラクターになれるように応援しています!
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