お料理やお菓子作りで毎日のように使う砂糖、でも適切な保存方法については知られてないことが多いです。
可愛らしい容器で常温保存、ジップロックにいれて冷蔵庫に、袋のまま輪ゴムで封をして冷暗所に… 。
いざ使おうとしたら、砂糖がカチコチに固まっていた…という経験あるかと思います。
砂糖は、ジップロックなどの密閉された袋や保存容器に保管して乾燥させないことが大切です!
開封済みの砂糖袋はジップロックや100均の砂糖専用の保存容器で十分に乾燥を防げますよ。
ここでは、砂糖の適切な保管方法と保存容器を選ぶ際のコツ、おすすめ調味料ポットをご紹介します。
固まってしまった砂糖をもとに戻す方法も紹介しますので参考にしてみてください。
砂糖の保存はジップロックで密閉し常温保管がGood!
「開封した砂糖の袋をジップロックに入れて冷蔵庫で保存しています。」
私がしていたコレ、残念なことに、間違った砂糖の保存方法なのです。
ジップロックは密閉性が高いので、砂糖や調味料の保存に適していますが、冷蔵庫保存はNG!
冷蔵庫は扉の開閉や使用するたびに砂糖を出し入れするなど、温度と湿度の変化が多い場所なので、砂糖の保管場所としては適していません。
砂糖は乾燥が大敵です。ジップロックなどの密閉された袋や容器に入れて温湿度変化が少ない場所で常温保管することをおすすめします。
それでは、砂糖を正しく保存するためのポイントを2つご紹介します。
①密閉された袋や容器を使う
一度開封した砂糖の袋をそのまま保存すると湿気やにおいの影響を受けるため、ジップロックのような密閉できる袋や容器に保存するのがおすすめです。
密閉された袋や容器に保存しないと、砂糖が固まったり、変色したりといった劣化を起こす可能性があるため、正しく保存することが大切です。
「開封後は密封して保管する」というのはなんとなくご存知でしょうが、未開封の砂糖であっても密閉容器や袋で保存するほうがいいんです。
砂糖の袋には袋の中の通気性を良くするため、小さな穴が開けてある場合があります。
購入した袋のまま保存すると、その通気穴から湿気やにおいの影響を受ける恐れがあるため、密閉容器や袋に保存しましょう。
②温湿度の変化が激しい場所を避け、常温で保存する
砂糖は乾燥が原因で固まってしまうので、冷蔵庫やシンク下などの温湿度の変化が激しい場所には置かないようにしましょう。
砂糖は湿度の変化に弱く、湿度の高いところで保管するとドロドロに溶けてしまいます。
逆に、乾燥した場所では砂糖の水分が放出され、砂糖の結晶同士がくっついて固まってしまいます。
砂糖はこれらの湿って、乾燥してを繰り返すことでカチコチの塊に固まってしまうのです。
砂糖が固まるのを防ぐためにも、砂糖は温湿度の変化が少ない場所で常温で保管するようにしましょう。
固まった砂糖は品質に問題はないですが、カチコチの塊だと使いづらくて困りますよね。
砂糖の保存容器は100均で十分!袋ごと保管がおすすめ♪
私は、適切な保管方法を知ってからしばらくは、砂糖の袋をジップロックに入れて冷暗所に保管していました。
でも、100均の砂糖専用の保存容器で袋ごと保管しても十分に密閉が保たれることを知りました。
先日、食材の保存容器を安く購入したいなと思い、いつものように100均をパトロールしていると、「砂糖保存パック」という保存容器を見つけたのです。
100均は品揃えが豊富なのは分かってましたが、砂糖専用の保存容器まであるとは!
砂糖専用の保存容器を見つけたときには、「さすが、100均!」と思わず手を叩いて喜んでしまいました(笑)
砂糖1kgの袋がそのまま入る透明プラスチック容器で1.7Lの大容量。しかも容器には便利な目盛り付き。
透明容器のため中身がひと目でわかり、プラスチックなのでお手入れも簡単なのが嬉しいですよね。
「砂糖保存パック」という商品名ですが、砂糖だけでなく粉ものや乾物の保存容器としても使えます。
我が家では、この「砂糖保存パック」に開封済みの塩やパン粉を袋ごと入れて使っていますよ。
今の所、塩が固まったり、パン粉に虫が湧いたりしていないので、十分密閉は保たれているようです。
今回はダイソーの商品を紹介しましたが、セリアにも同じような商品が売っていますので、お近くの店舗に足を運んでみてください。
砂糖の保存容器を選ぶコツとおすすめ商品を紹介
先に、「砂糖は密閉された保存容器や袋で温湿度の変化が少ない常温で保存するのがおすすめ」とお伝えしました。
料理やお菓子作りで砂糖を使うたびに、袋ごと出して使うことは少ないと思います。
うちの92歳のばあちゃんは、毎度袋ごと出して使うタイプなので、袋の中の砂糖は石なみにカチコチ
少しずつ保存容器に移し替えて、コンロ周りやキッチンの手が届きやすい場所に砂糖を置いていることでしょう。
使うたびに固まった砂糖を箸でつついたり、スプーンで削ったりするのは手間ですよね。
ここでは砂糖に適した保存容器を選ぶコツとおすすめの調味料ポットをご紹介します。
砂糖に適した保存容器を選ぶコツを紹介
毎日のお料理やお菓子作りで、砂糖は使用頻度が高い調味料。
砂糖に適した保存容器を選ぶコツは密閉性と使いやすさ、容器のサイズです。
【コツ① 密閉性】
砂糖が固まったり、変色したりするのを避けるには、密閉性の高い保存容器を活用することが大切です。
しっかりと空気を遮断できるフタが付いた保存容器を使うことで、湿気やにおい移りを避けることもできます。
フタに加えてパッキンが付いた保存容器がさらにおすすめです。
【コツ② 使いやすさ】
砂糖に適した保存容器は使いやすさも重視して選ぶといいでしょう。
使いやすい保存容器を選ぶ際のポイントは以下です。
- 容器が透明で中身の残量を確認しやすい
- 容器が洗いやすく、いつでも清潔に使える
- 容器の蓋が開けやすい
機能性に加えてデザイン性も優れている容器ならキッチンのおしゃれインテリアにもなっていいですね。
【コツ③ 容器のサイズ】
キッチン周りには砂糖以外の調味料や調理道具などの多くのアイテムが置いてあります。
砂糖をどこに置くか、収納スペースに合わせて保存容器のサイズや形状を選ぶのもポイントです。
また、保存容器のサイズが大きすぎると、重くなり片手で持てないことがあるので注意が必要です。
密閉性と機能性に優れたおすすめ調味料ポットを紹介
ここからは、密閉性、そして機能性に優れた、おすすめ調味料ポットを紹介しますね。
【アスベル フォルマ ガラス調味料ポット ミニ】
完全密封できるパッキン付きのガラス製調味料ポットです。
透明ガラスなので中身も確認しやすく、スッキリしたデザインが高見えしておすすめです。
取り出しやすく、丁度いい長さの小さじスプーン付きなのもありがたいですよね。
シリーズ全3色展開でラベル付き、塩や他の調味料用にいくつか用意しても簡単に区別できるので便利です。
フタは取り外しが可能で、洗いやすく清潔に保つことができるのも魅力ですね。
【マーナ(MARNA) 調味料ポット グッドロックコンテナ】
シンプルなデザインが人気のパッキン付き調味料ポット。フタが片手で簡単に開閉できるワンタッチオープンなのでとても使いやすいです。
こちらは小さじスプーンに加え、すりきれる板付きで、更に使いやすいこと間違いなしです。
グレー、ブラック、ホワイトの3色からキッチンのインテリアに合わせて好みの色を選べるのもいいですよね。
砂糖の保存方法を間違えて容器内で固まった時の対処法
しばらく放置してたシュガーポットを開けてみると、砂糖がカチコチに固まっていることありますよね。
あちゃ~、砂糖がカチコチに固まってしまった
間違った保存方法で。いや、適切な保存方法を知らずに、砂糖が容器の中でカチコチに固まってしまったあなた。
大丈夫、これから紹介する方法で固まった砂糖をもとのサラサラな状態に戻すことができますよ。
容器や調味料ポットの中でカチンコチンに固まってしまった砂糖をサラサラに戻す方法を5つご紹介しますね。
【霧吹きを使って湿らせる】
固まった砂糖に霧吹きを使って表面に水をかけることで、砂糖が水分を吸収して、元に戻すことができます。
水をかけすぎると砂糖がベタベタして溶けてしまい劣化の原因となるため、少量ずつ様子を見ながらシュッシュとまんべんなく吹きかけるのがコツです。
水を吹きかけた砂糖は、密閉できる容器でしばらく放置するとサラサラな状態に戻ります。
【軽く湿らせたキッチンペーパーを使う】
砂糖の適切な保存方法を知らなかった頃、「固まった砂糖を戻す方法」とリサーチして、たくさんの記事で紹介されてたのが、この方法でした。
我が家では小分けの砂糖入れの砂糖が固まってしまったら、この方法で砂糖をサラサラな状態に戻しています。
手順は、とても簡単なので、すぐに試すことができますよ。
- キッチンペーパー1枚を水で軽く湿らせる
- 湿らせたキッチンペーパーを砂糖が入っている容器とフタの間に挟む
- 1時間ほどそのままの状態にしておき、砂糖がサラサラになったらキッチンペーパーを取り出す
きび砂糖でも上白糖でも簡単にもとのサラサラ砂糖に戻りましたよ。ぜひ試してみてください。
【食パンを入れる】
キッチンペーパー以外にも、保存容器の中に食パンをちぎって入れても効果があるようです。
食パンに含まれる水分が砂糖に移ることで、砂糖の乾燥が解消され、ほぐれてきます。
食パンはそのまま入れたままにせず、5~6時間経って、砂糖がもとに戻ったら取り出しましょう。
食パンをちぎる際は、パンかすが砂糖に混ざらないように気をつけましょう。
また、食パンがない場合は、プレーンのロールパンでも代用できますよ。
【フロストシュガー(顆粒状の砂糖)を混ぜる】
フロストシュガーは、顆粒状の砂糖で、冷たい液体にもさらっと溶け、ソフトな甘さが特徴です。
フロストシュガーはヨーグルト用の砂糖としてよく知られています。
固まった砂糖と一緒に混ぜることで、粒の大きいフロストシュガーが湿気を吸収し、砂糖の粒同士がくっつくのを防いでくれるのです。
また、フロストシュガーはグラニュー糖を原料とした高純度な砂糖なので、グラニュー糖や白ザラ糖と同じように使えます。
固まった砂糖に混ぜても、料理やお菓子の風味が変わることはありませんので安心して使えるのもいいですよね。
目安としては砂糖5:フロストシュガー1の割合で混ぜるといいでしょう。
【電子レンジで温める】
これは上級者向けの方法でもありますが、湿気を含んで固まった砂糖を電子レンジで温める方法も有効です。
量や硬さにもよりますが、砂糖を耐熱容器に広げ、ラップをせずに電子レンジで500Wで30秒温めます。
もし、まだ固いようなら30秒ずつ追加で温めてみてください。温めすぎると、砂糖が溶けたり、焦げたりしてしまうので注意が必要です。
塊がほぐれた上の部分から保存容器に取り出し、適切な方法で保管すると、長期間サラサラの状態を保つ事ができます。
電子レンジで温めるだけで、待つ必要がないので、急いでいる時などはこの方法で砂糖をほぐすのをおすすめします。
まとめ
- 砂糖はジップロックに入れ、温湿度の一定な冷暗所で常温がおすすめ
- ジップロックは密閉性が高く、砂糖の保存に適しているが、冷蔵庫保管はダメ
- 砂糖は100均の保存容器「砂糖保存パック」やジップロックに袋ごと保管するのもよし
- 保存容器を選ぶコツは密閉性と使いやすさ、容器のサイズ
- 密閉性と機能性に優れたおすすめ調味料ポットは「アスベル フォルマ」と「マーナ グッドロックコンテナ」
- 固まった砂糖は霧吹き、湿ったキッチンペーパー、食パン、フロストシュガー、電子レンジを使ってサラサラに戻せる
砂糖の固まる原因が「乾燥」というのが意外だったかと思います。
砂糖の適切な保存方法で、砂糖をガリガリするストレスから開放されたらいいですね。
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