料金プランが安く、無制限でデータ通信できるサービスも充実している楽天モバイル。
他の通信サービスからの乗り換え先としても人気なので、あなたも気になっているのではないでしょうか。
しかし、楽天モバイルはつながらないという噂もあるため、きちんと電波が入るか心配になりますよね。
契約した後に、電波が入らない!という状況に悩まされる可能性もあります。
そのため、事前に電波が入るエリアを確認することはとても大事です。
楽天モバイルの電波エリアは公式サイトにて地図で確認できますよ。
地図を見るのが苦手な場合でも、住所や建物名を地図検索画面に入力して確認できるので安心してくださいね。
他にも回線の確認方法や楽天モバイルの電波が入らないときの原因・対策も紹介していますので、ぜひ一緒にチェックしていきましょう!
楽天モバイルの電波エリアの地図は公式サイトで確認!
楽天モバイルの電波エリアは公式サイトで地図検索できます。
まずは具体的な確認方法を紹介します。簡単ですぐに確認できるので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
楽天モバイルの電波エリアの確認方法
- 楽天モバイル公式サイトの通信・エリアページを開く
- サービスエリアの5Gのタブを選択する
- 「市区町村名や住所を入力」と書かれた欄に、確認したい場所の住所や建物名、郵便番号などの情報を入力する
- 虫眼鏡マークをクリック
検索した場所が、ピンクや青などに色分けされた楽天モバイルの電波エリアに入っていれば楽天モバイルを使える場所だと判断できます。
検索するときに「5G」のタブを選択しておくことによって「4G LTE」のエリアも含めて検索できるのでおすすめです!
ちなみに、「数字+G」という用語がよく見ますが、これはモバイル通信方式の世代を表す規格のことで、GはGeneration(世代)を意味しています。
数字が大きいほど世代が進んでいて、通信速度が速い電波になっていると考えておけばOKです。
楽天モバイルに置き換えると、4G LTEのエリアよりも5Gのエリアの方が通信速度が速いということですね。
実際に私が住んでいる地域を地図検索してみましたが、残念ながらギリギリ5Gのエリアには入っていませんでした…。
しかし、楽天モバイル公式サイトには5G拡大予定エリアが掲載され順次更新されています。
私のように5Gのエリアに入っていなくてもあきらめないでくださいね!
5G拡大予定エリアはこちらから確認できます:楽天モバイル 5Gサービス拡大予定エリア
また、楽天モバイルの5Gには「楽天回線 5G ミリ波エリア」と「楽天回線 5G sub6エリア」があります。
同じ5Gでも周波数が違うため名称が異なっており、5G ミリ波エリアの方がsub6エリアよりも通信速度が速くなっていますよ。
楽天モバイルの電波エリアの地図検索方法や電波の詳細についてわかったところで、次は対応エリアの種類について紹介しますね。
楽天モバイルには対応エリアが2種類ある
楽天モバイルの対応エリアには次の2種類があります。
- 楽天エリア
- パートナーエリア
楽天エリアとは、楽天モバイルが保有している楽天回線につながるエリアのことです。
一方パートナーエリアとは、大手キャリアの1つであるauの回線につながるエリアのことです。
楽天モバイルと聞くと、楽天モバイルが保有している回線を使用すると思いますよね。
ですが、2022年8月現在では楽天モバイルの基地局が置かれている都道府県はまだ少ないため、楽天エリア自体が狭いのです。
楽天エリアの4G LTEの具体的な広さについて、楽天モバイル公式サイトには「2022年3月末時点で人口カバー率97%突破!」と記載されています。
この「人口カバー率」とは、人が生活している範囲で通信できるエリアのことを指しており、人が住んでいない山間部などは含まれません。
それを踏まえ、先行するNTTドコモやauといった大手キャリアの4G LTEの人口カバー率を確認すると…なんとすでに99.9%に達しているのです!
大手キャリアの通信サービスであれば、日本国内のほとんどの場所で利用できるようになっているということですね。
つまり、楽天モバイルの公式サイトに書かれている97%の人口カバー率は、大手キャリアと比較するとまだまだ足りていないのです。
楽天エリアの狭さをカバーするために、パートナーエリアとしてau回線を利用している状況ですね。
次は楽天エリアとパートナーエリアで異なる点をご紹介します。
楽天エリアとパートナーエリアの違いは2つ
楽天エリアとパートナーエリアでは2つの違いがありますよ。
- 利用している回線が違う
- 使えるデータ量が違う
利用している回線が違う
先ほどもご紹介した通り、楽天エリアとパートナーエリアでは利用されている回線が違います。
楽天エリアでは、楽天モバイルが保有している楽天回線が利用されています。
パートナーエリアでは、大手キャリアであるauの回線が利用されていますよ。
パートナーエリアというとau回線を借りているようにも聞こえますが、実際には直接auの回線につながるようになっています。
直接au回線につながることにより、通信速度が速く快適に利用できるようになっています。
使える通信データ量が違う
楽天エリアとパートナーエリアでは使える通信データ量が違います。
- 楽天エリア:無制限で使い放題
- パートナーエリア:毎月5GBまで、超過後は最大1Mbpsで使い放題
楽天エリアでは無制限でデータ通信が可能になっていますが、公平にサービスを提供するため通信速度が制御される場合があります。
パートナーエリアでは5GB超過後、最大1Mbpsで使い放題になっていますが、動画再生やアプリのダウンロード等では時間がかかる場合がありますよ。
パートナーエリアよりも楽天エリアで楽天回線を利用した方がお得なことがわかりましたね。
先ほど楽天エリアは大手キャリアと比較すると狭いとご紹介しましたが、2023年度中に人口カバー率が99%以上に達すると発表されているので、今後に期待が高まります!
楽天モバイル内で楽天回線の電波を確認する方法は2つ
楽天モバイルの中でも、楽天回線の電波が入っているかどうかを確認する方法は次の2つがあります。
- 「my 楽天モバイル」から確認する方法
- スマホのネットワーク検索画面から確認する方法
楽天回線の電波が入っているかを確認しておくと、通信速度制限を気にするべきか判断できます。
楽天エリアとパートナーエリアでは、利用している回線と通信データ量に違いがありますよ。
楽天エリア | パートナーエリア | |
利用回線 | 楽天回線 | au回線 |
通信データ量 | 無制限で使い放題 | 毎月5GBまで 超過後は最大1Mbpsで使い放題 |
データ通信量を無制限で利用するためには、楽天回線の電波が入っているのかどうかこまめにチェックするのがおすすめです!
「my 楽天モバイル」から確認する方法
「my 楽天モバイル」は楽天モバイル専用のアプリのことです。
とても簡単に確認できるので、楽天モバイルを契約したらぜひアプリをダウンロードしてみてくださいね。
my 楽天モバイルのホーム画面の左上に「楽天回線エリア」と「パートナーエリア」のどちらかが表示されますよ。
アプリを起動し、画面左上を見るだけでどちらの回線に接続しているのか確認できるのは便利ですね。
スマホのネットワーク検索画面から確認する
my 楽天モバイルからだけではなく、スマホからでも楽天回線の電波が入っているかどうかを確認できますよ。
iPhoneとAndroidによって確認方法が異なるため、それぞれご紹介しますね。
iPhoneの場合
- 設定アプリを起動する
- モバイル通信をタップする
- ネットワーク選択をタップする
- 自動を一時的にオフにし、ネットワークの一覧に「44011」もしくは「Rakuten」があるか確認する
「44011」という数字は楽天モバイルの楽天回線を示すPLMN番号です。
PLMN番号とは、総務省から各キャリアに与えられている5桁の識別番号のことを指します。
iPhoneユーザーの友人に試してもらったところ、私の自宅付近では「44011」が表示されましたよ。
Androidの場合
- 設定をタップする
- 接続をタップする
- モバイルネットワークをタップする
- ローミング設定をタップする
- 通信事業者をタップする
- 手動選択をタップし、一覧に「44011」もしくは「Rakuten」があるか確認する
Androidは手順が多くて複雑ですが、操作してみると意外に簡単に確認できますよ。
私はAndroidユーザーなので自宅にいるときにチェックしてみたところ、「44011」が表示されました。
ちなみに「44100」という似たようなPLMN番号をもつ事業者も表示されたため、ちょっと混乱しました。
楽天モバイルのPLMN番号は「44011」なので、見間違えないように注意してくださいね。
楽天回線の電波を確認できない場合もある
楽天回線の電波の確認方法をご紹介しましたが、楽天回線の電波を確認できない場合もあります。
例えばデュアルSIMで楽天モバイルを利用していて、データ通信の設定を楽天モバイル以外にしている場合は「回線に接続されていません」と表示されますよ。
デュアルSIMとは1台のスマホに2種類のSIMカードを挿入できる機能のことです。1台のスマホ上で別の電話番号・携帯会社のプランを利用できるようになっています。
また、Rakuten WiFi Pocketシリーズを利用している場合は、接続されている回線エリアを確認する機能がありません。
回線を確認するためには、PCなどその他の製品から確認する必要があるので注意してくださいね。
楽天モバイルの電波が入らない原因5つと対策をご紹介!
こちらでは楽天モバイルの電波がどうしても入らない場合に考えられる原因5つと、その対策をご紹介します。
楽天モバイルの電波が入らなくて困った場合は、ぜひ一度試してみてくださいね。
原因① 回線の接続がうまくできていない
楽天モバイルの電波が入らない場合、回線の接続がうまくできていない可能性があります。
電波が入らないときは、まず回線のリセット操作をお試しください。
一度回線をリセットすることにより、楽天モバイルの回線への接続状況が改善されることがありますよ。
すぐにできる対策なので、ぜひ試してみてくださいね。
原因② SIMカードの読み込みがうまくできていない
スマホに入っているSIMカードの読み込みがうまくできていないことによって、楽天モバイルの電波が入らなくなっている可能性もありますよ。
そのような場合は、一度SIMカードをスマホから抜き出し、金属部分を柔らかい布などで拭いてから入れ直してみてください。
私はいつも通りにスマホを利用しているときに、突然電波がつながらなくなったことがありました。
そのときはスマホ上でどんな操作をしても解決しなかったのですが、一旦SIMカードを取り出し、再度入れ直したところ電波が入るようになりました!
スマホによっては、SIMカードを取り出すときに専用器具が必要な場合があります。
私のスマホの場合は専用器具が必要でしたが、普段は持ち歩いていなかったため、自宅に帰るまでスマホが使えずちょっと困りました。
SIMカードを入れ直すだけで電波状況が良くなるケースは多いので、楽天モバイルの電波が入らなくてお困りの場合はぜひ一度試してみてださいね。
原因③ 回線の対応周波数帯の問題(バンド3問題)
次のような場所で楽天モバイルの電波が入らなくなった場合は、回線の対応周波数帯の問題かもしれません。
特に地下は電波が入りにくい場所になります。
また、一般的に回線の周波数帯は低いほど遠くまで電波が届きやすいという特徴がありますよ。
NTTドコモ、au、楽天モバイルなどのキャリアに対し国から割り当てられるもの。それぞれのキャリアは割り当てられた周波数帯でのみ通信と通話ができる。
周波数帯によって、バンド1、バンド2といった呼称がある。
あなたも「プラチナバンド」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
プラチナバンドとは、大手キャリアが利用している800〜900MHzの低周波数帯の回線を指しています。
一方、楽天モバイルで利用している回線の対応周波数帯は1.7GHzであり、大手キャリアよりも高周波になっています。
高周波の電波は障害物に弱いため、屋内や地下、ビルの高層階では電波が届きにくくなってしまうのです。
建物の壁や床だけではなく、人混みも障害物となり電波に影響が出ますよ。
この問題は、楽天モバイルの対応周波数帯である1.7GHzの電波にバンド3という呼称があるため、「バンド3問題」とも呼ばれています。
バンド3問題に該当する場合は、残念ながらその場所から移動して楽天モバイルが使える他のエリアに行くという対策しかないためご注意ください。
原因④ 楽天回線の拡大でローミングエリアが終了した
ローミングエリアが終了したことにより、楽天モバイルの電波が入らなくなっている可能性もあります。
事業者間で提携することによって、利用者が契約している事業者のサービスエリア外であっても、同様のサービスを利用できるエリアのこと。
楽天モバイルの場合、楽天回線が使えないエリアではKDDIからauの回線を借りて通信サービスを提供しています。
ですが、順次楽天回線の拡大を進めているため、もともとはパートナーエリアだった地域も楽天エリアに切り替えが進んでいます。
そのため、auの回線を利用して接続していた楽天モバイルが、突然電波が入らなくなるというトラブルが一部の地域で発生しているのです。
ローミングエリアについてはKDDI公式サイトにて確認できますよ:楽天モバイル向けローミングサービス提供エリア
通信データ量が無制限の楽天回線に切り替えが進んでいるのはうれしいですが、何の前触れもなく突然電波が入らなくなると混乱しますよね。
ローミングエリアの終了によって楽天モバイルの電波が入らなくなった場合は、楽天モバイルへ問い合わせをすると代替機が貸し出される場合がありますよ。
代替機は格安SIMカードが挿入された端末で通話料や通信料は一切かからないそうなので、楽天エリアの拡大が完了するまで利用できる可能性があります。
ローミングエリアの終了が原因で楽天モバイルの電波が入らなくなってしまった場合は、まずは一度楽天モバイルへ問い合わせをしてみてくださいね。
原因⑤ 一時的な通信障害が発生している
楽天モバイルの電波が入らなくなった場合、一時的な通信障害が原因になっている可能性も考えられます。
その場合は、楽天モバイル公式サイトの重要なお知らせから情報を得られますよ。
私も以前、通信障害でスマホが使えなくなってしまったときは、PCから公式サイトの情報を確認していました。
また、システムメンテナンスによって一時的に電波が入らなくなっている場合もあります。
いずれにしても解消されるまでには時間がかかるケースが多いので、障害が解消されるまで根気よく待ちましょう。
まとめ
- 楽天モバイルの電波エリアは公式サイトの通信・エリアページで地図検索できる
- 楽天モバイルの対応エリアには、楽天回線につながる楽天エリアと、auの回線につながるパートナーエリアの2種類がある
- 楽天エリアのデータ通信量は無制限で使い放題だが、パートナーエリアでは毎月5GBまでになる(超過後は速度制限あり)
- 「my 楽天モバイル」アプリもしくはスマホの設定画面から楽天回線につながっているかどうか確認できる
- 楽天回線はスマホの設定画面上では「44011」のPLMN番号で示されている
- 回線の接続不良が考えられる場合は、Wi-FiのON⇔OFFを切り替えるなどのリセット操作で電波が改善することがある
- スマホのSIMカードを入れ直したりするだけで電波が改善することがある
- バンド3問題が原因で電波が入らない場合は、楽天モバイルが使える他のエリアに行くしかない
- ローミングエリアの終了によって電波が入らなくなった場合は、楽天モバイルから代替機を貸し出しされることがある
- 通信障害によって楽天モバイルの電波が入らなくなった場合は、解消するまで根気よく待つ
楽天モバイルは大手キャリアと同様の人口カバー率を目指してエリアを拡大しているため、電波エリアの地図も順次更新されています。
そのため、楽天モバイルを契約する場合は、予め公式サイトで電波エリアの地図をしっかり確認しておくようにしましょうね。
あなたが快適に楽天モバイルを利用できることを祈っています!
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