あなたの家にスマホ以外のデジタルカメラはありますか?
スマホの普及と搭載カメラの高性能化で、デジタルカメラの市場は縮小傾向にあります。
いろいろなカメラメーカーがデジタルカメラ事業から撤退する中、2019年3月にライカq2というコンパクトデジタルカメラ(以後、コンデジ)が発売されました。
初心者におすすめの1台と聞いて、はたして本当に初心者にも使えるカメラなのか、気になって調べてみました。
ライカq2は、初心者にもうれしい機能がたくさんついていて、買った人が高く評価するコンデジでした。
これなら写真の上達も早く、写真を撮るのが楽しくなると感じました。
ライカq2のどのあたりが初心者に向いているのか、わかりやすくご紹介していきますね。
ライカq2は初心者に写真を撮る楽しさを教えてくれる
スマホさえあれば、誰でも簡単にきれいな写真が撮れるようになりましたね。
私はデジタル一眼レフとミラーレス一眼を所持していますが、時々「スマホのほうがきれいに撮れるんじゃない?」と思うほどです。
それでもカメラにはカメラの良さがあるので、写真を撮りたい日にはデジタル一眼レフとミラーレス一眼を持って出かけます。
重そうだね…。もしかして旅行にも全部持っていくの?
どちらか一方だけにしているよ。旅行は身軽に行くのが一番だから。
デジタル一眼レフはカメラ本体と交換レンズを持ち歩くので正直重いです。重いと持ち出すのが少し億劫になります。
その点、ライカq2はバッテリーをつけても重量は718gです。市販の600mlペットボトルより少し重いくらいですね。
ライカq2は重さを気にする必要がなく、いつでも写真を撮ることができます。
写真を撮る機会が増えるから上達が早く、上達するといい写真が撮れるようになり楽しくなってくるんです。
かばんの中に入れて、毎日持ち出したくなりますね。
その他にもライカq2の魅力はたくさんありますので、写真が上達する理由と合わせてまとめてみました。
軽いって大事だよね。他の理由も知りたいし、僕も欲しくなってきたな。
シンプルが一番!余計なボタンがなく操作しやすい
ライカq2は最低限の装飾とボタンしかなく、シンプルさが際立つコンデジです。
持ち歩くものは見た目が好みじゃないと、と思うのは私だけでしょうか?
長く使うなら見た目は大事。あなたがシンプルで機能的なものが好きなら最高の1台です。
デジタルカメラは機能が多いので、いろんなボタンが配置されている機種が多いです。
私はデジタル一眼を所持して数年経った今でも「このボタンは何の機能だったかな?」と迷うことがあります。
最低限の装飾とボタンは、写真を撮るときに「どのボタンを押すと設定が変わるんだっけ…」と迷う必要がありません。
写真を撮ることに集中できるので、初心者だからこそ扱いやすいカメラと言えます。
4つの単焦点とマクロ撮影がたった1台でできる
旅行や運動会など、撮りたい被写体が近くにいたり、遠くで動いていたりするときは、近くも遠くも撮影できるズームレンズ付きのデジタルカメラが大活躍です。
一方、単焦点レンズは自分がいる場所から決まった画角(レンズが捉える縦横の範囲)しか撮ることができないため、自分が場所を移動して画角を決める必要があります。
ライカq2は28mm、35mm、50mm、75mmの単焦点レンズ相当の画角と、マクロに切り替えれば最短17㎝のマクロ撮影ができます。
1台で風景写真、スナップ写真やポートレート写真、マクロ写真など様々なシチュエーションを撮ることが出来るのは便利ですよね。
私もまだまだ初心者なので、常に50㎜の単焦点レンズをつけたデジタルカメラで練習しています。
単焦点レンズは慣れないうちは扱いづらいレンズです。
使い続けて思い通りの画角で写真が撮れるようになってくると、だんだん楽しくなってくるんです。
この楽しさを、あなたに是非知ってほしいです。
ズーム機能があると「もっといい画角がないかな」と探す癖がつかなくなるそうですよ。
f1.7の明るい高性能レンズで夜や室内でも使える
ライカq2は明るいレンズを搭載しているので手ぶれなど失敗が少なく、どんなシーンでも使うことができるんです。
f値は数字が小さいほど光を取り込む量が多く、少ない光量でも写真が撮れます。取り込む光の量が多いと、シャッタースピードが速く手振れを防ぐことができます。
また、f1.7という被写界深度(被写体の位置からピントが合う前後の距離)は、ピントが合っている場所以外は美しいボケを作ってくれます。
私は最初この関係を見ても、さっぱり理解できませんでした。
学んで実践しての繰り返しで、感覚がつかめてくると少しずつ理解できるようになりました。
理解できるとマニュアル設定でカメラ操作できるようになり、さらに写真を撮るのが楽しくなります。
雨の日や室内、夜景など光の量が少ないシーンでも、思ったとおりの写真を撮ることができると嬉しいです。
防塵防滴仕様がついていてアウトドアでも大活躍!
以前ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに遊びに行ったとき、大阪に着いた途端に雨が降り出したんです。
写真をたくさん撮りたかったのに、カメラが故障しないか気になりすぎて、最後には写真を撮ることを諦めてしまいました。
ライカq2は防塵防滴仕様で、水滴や砂埃や普段気づかない小さなゴミがカメラ内部に入り込むのを防いでくれます。
ユーザーに欲しい機能をアンケートした際、防滴機能の希望が一番多かったとのこと。やっぱり雨でもカメラを持って出かけたいですよね。
ライカq2は、雨の日やキャンプや登山などのアウトドアでも、気兼ねなく使うことができておすすめです。
しかし完全防水とは違いますから、濡れたらきちんとお手入れすることが必須です。
紹介していないけど、35mmフルサイズセンサーだったり4K動画が撮れたりするというのもいいよね。
デジタル一眼レフやミラーレス一眼を買うとき、最初は安い機材を買って練習しようと思うんです。
慣れてくると交換レンズが色々欲しくなったり、上位機種が欲しくなったりして気づくと何十万円と使うことになります。
いつかは上位機種のフルサイズセンサーの一眼レフを…と考えるなら、初心者でも最初から上位機種を買いましょう。
初期投資として70万円は確かに高いですが、1台でこれだけの機能がそろっていて、5年、6年と長く使うことを考えると…高くはないかもと思ってしまいそうです。
いやいや、高いよね。機能は魅力的だけど値段がね~。
ライカq2は中古なら安く買うことができるのか?
ライカq2の中古価格は60万円(税込)前後です。
カメラは買い替えるときに下取りをしてくれる店舗が多いため、中古品も多く出回っています。タイミングがよければ新品同様の美品があったりするんですよ。
状態がいいものや外箱があるものは65万円(税込)くらいが相場のようです。
中古かぁ…。僕は新品派だなぁ。
私は少しでも安く買いたいから、中古でもいいわ。
ライカq2の新品が70万円前後なので、10万円はあまり差がないように思えますね。
しかし10万円あれば、液晶保護シール、レンズ保護フィルター、ストラップなどのアクセサリーも買えます。
中古のライカq2を買う際に気を付けるべき点として、以下の点があります。
・保証書がない
・見えないところに異常がある可能性がある
・外箱がないときはマニュアルが付属していない可能性がある
保証書がないと、当然修理が発生したときは有償修理です。故障箇所によって修理金額は異なりますが、10万円以上はかかるようです。
中古品は買取店で外観や操作性を細かくチェックして、傷や気になる点を開示して販売しています。
カメラのキタムラなど実店舗がある販売店では、現物を見ながら中古品の購入を決めることができます。インターネットで購入する際はよく見極めて買いましょう。
サブスクでレンタルすることができる
ライカq2は、goopassというサブスクでレンタルすることが出来ます。
新品の機種も中古の機種も、実際に触ったことがないのに60万円、70万円支払うのは抵抗がありますよね。
goopassはランクごとにレンタルできる機材と月額料金が決まっています。
ライカq2をレンタルするには月額54,780円(税込)のランク8の契約が必要です。
ランク6を契約して最大1週間だけレンタルする「1weekレンタル」というレンタル方法も選べます。
期間内であれば同じ機種をずっと使っても、いろいろなカメラを試してもOKです。サブスクならではの嬉しいポイントですね。
ライカq2は人気のようで、すぐに借りられるわけではなかったです。
「借りたいボタン」を押しておくとレンタルが可能になったときに通知してくれます。
登録だけなら料金はかかりませんので、見ているだけでも楽しいですよ。
ライカq2のレビューは買ってよかったという評価が多い
ライカq2の使用レビューは、カメラマンやカメラ雑誌などプロが詳しく解説しています。
読んでいて「すごいんだなぁ」と思いつつも、プロが褒めるくらいだからすごいんだろうな、という感じです。
どこかに悪い評価があるのかなと思って、購入者の「使ってみました」というブログや、比較サイトのレビューを見てもやっぱり高評価なんです。
絶賛する評価よりも不満やマイナス評価を知って、その点を自分が納得できるかを知りたいと思いませんか?
確かに。買って「これは知らなかった」「こんなはずじゃ…」というのは避けたいよね。
少しだけ見つけた残念ポイントは些細な点が多く、初心者が気にするものではなかったです。
電池の持ちがイマイチ
デジタルカメラではよくあることですが、何度も液晶操作をすれば、充電の減りは早くなります。
口コミの中には2~3日は持つといった意見もありますので、使い方次第ですね。予備バッテリーを持っていけば解決するので、深刻な問題ではなさそうです。
ライカq2ではフル充電した状態で最大約350枚の写真が撮れるそうです。
ファイルサイズが重く読み込みに時間がかかる
パソコンやスマホに取り込むときには少し気になるところですね。
ファイルサイズが重いというのは、Lightroomなど編集ソフトで使うときの現像データのようです。
現像データが重いのはどのフルサイズ機でも同じなので、ライカq2に限ったことではありません。
故障や盗難が心配で持ち歩くのは気が引ける
ぶつけたり、うっかり落として故障したらどうしよう、手元から離れた際に盗難にあったらどうしようと心配になりますよね。
観賞用にするのはもったいないコンデジです。せっかく買ったなら使わなければ、ですね。
ライカq2専用アクセサリー(ケースやストラップ)の値段が高い
アクセサリーの値段は、私も少し残念に感じたポイントです。
必ず必要となる純正レンズ保護フィルターが15,400円(税込)。あると便利な交換バッテリーが20,900円(税込)です。
ストラップやケースなど、すべて純正で揃えたらカメラも合わせてトータル80万円はするんじゃないでしょうか。
バッテリーやプロテクターは純正を推奨しますが、それ以外は純正にこだわらなければ、もっと安く買えます。
カメラ本体や写真の写りに関する残念ポイントじゃないんだね。
ネガティブな口コミを探しても本当に見つからず、総じて「買って満足」という評価ばかりでした。
満足しているから些細な点は気にしないといったレビューもありましたよ。
買ったカメラに愛着を持てるのは素敵だなと感じます。私も使ってみたいなという気持ちが強くなりました。
まとめ
- ライカq2は2019年3月に発売された高性能コンパクトデジタルカメラ
- 初心者にも使いやすい、写真を撮るのが楽しくなるおすすめの1台
- 1台で4つの単焦点の画角とマクロ撮影が楽しめる
- どんなシチュエーションでも使える明るいレンズを搭載
- 防塵防滴仕様でアウトドアにも最適
- 中古品は60万円前後で買える
- サブスクでライカq2をレンタルすることができる
- 口コミやレビューは「買ってよかった」という高評価が多い
- ライカq2のマイナス評価は電池の持ちがイマイチ、アクセサリーの値段が高いなどがある
日本だけでなく海外の口コミを見ても評価は高く、世界中で愛されている1台だなと実感しました。
初心者でも持っているだけでステータスになりそうですね。
あなたには、写真を撮ることを楽しめるカメラを選んでほしいです。初心者だからと遠慮せず、ずっと側に置いておきたいカメラを手にしてくださいね。
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