大人になって趣味で始めたピアノ。せっかくならコンクールに参加してみたい。
コンクールに参加したいと思っているけど、どのコンクールがいいのかな?
いざコンクールに参加したいと思っても、様々な種類のコンクールがあってどれに参加したらいいのか迷ってしまいます。
それに、大人の趣味でピアノをやってるだけなのに参加しても大丈夫なのか不安になりますよね。
そんなあなたにおすすめのコンクールは、エリーゼ音楽祭、ブルグミュラーコンクール、ブルーメンシュタインピアノコンクールです。
大人の趣味でやっていても、コンクールに参加するという目標を持つことで、レベルアップにも繋がるのでモチベーションが上がりますね。
これから3つのコンクールの詳しい説明とコンクールに参加するメリット・デメリットなども合わせてご紹介していきます。
ピアノコンクールに大人が趣味で参加できるもの3選
日本では200以上のピアノのコンクールが開催されています。
ピアノの練習をする上で、コンクールは目標ともなり、レベルアップする上でも貴重な経験をすることができます。
大人になってから趣味でやっているピアノでも、コンクールに参加することで練習にも力が入りますね。
今回沢山のコンクールの中でも、大人になって趣味でピアノをしているあなたが参加しやすいコンクールを3つご紹介していきます。
ピアノコンクールおすすめはエリーゼ音楽祭
1つ目のおすすめコンクールはエリーゼ音楽祭です。
出場している方のほとんどが社会人で、下は高校生から上はシニアまで幅広い年齢の方々が参加しているコンクールです。
参加資格は、中学を卒業した15歳以上の方なら誰でも出ることができます。
コースもレベル別の他に、レベルに関係なくバラエティーにとんだ部門もあり、音楽を楽しむ心があれば参加可能なコンクールになっています。
演奏する曲は、エリーゼ部門やその他一部の部門をのぞいて自由です。
各予選終了後には懇親会が催され、審査員の先生方や参加者の方も参加でき、同じ趣味を楽しむ音楽仲間との交流ができる貴重な機会もあります。
大人のためのコンクールで、実力を試して、レベルアップしたいあなたの目標のためにはピッタリですね。
ピアノコンクールおすすめはブルグミュラーコンクール
2つ目のおすすめコンクールはブルグミュラーコンクールです。
「何歳からでも挑戦できるコンクール」という目的で全国で開催されているコンクールです。
参加資格は、大人の部では高校〜一般となっていて、毎年50%以上が初めての参加者だそうです。
ブルグミュラーが初心者の教則本として人気が高く、色々な曲調の音楽が楽しめることが初参加者が多くなる理由かもしれません。
初参加者が多く、何歳からでも挑戦できるという目的のコンクールであれば、参加しやすく感じますね。
おすすめはブルーメンシュタインピアノコンクール
3つ目のおすすめピアノコンクールはブルーメンシュタインピアノコンクールです。
コンクールの趣旨は大人のピアノ愛好家の活躍の場として、「学べる」「目標となる」コンクールを目指しています。
部門は全部で4部門、大人部門、ブルーメン部門、ショパン部門、チャレンジ部門があります。
ブルーメン部門は16歳以上、それ以外は18歳以上のピアノ愛好家なら誰でも参加することができます。
チャレンジ部門では点数のつかないアドバイスのみで、コンクール参加に自信がないけど人前で演奏してみたい方のための部門になっています。
コンクール参加に不安のある人にとっては、とても参加しやすい部門ですね。
ピアノコンクールに大人が参加すると良い点と悪い点
では、ピアノコンクールを大人になって参加するにあたって良い点と悪い点は何でしょうか?
一番の良い点は目標ができてモチベーションが上がることで、悪い点は他の参加者と比べたり評価されたりすることで自信をなくす可能性があることです。
趣味でやってるんだから、わざわざコンクールなんて受けなくていいんじゃない?と言われることもあります。
なので、大人になってからピアノコンクールに参加する良い点と悪い点を一度しっかり考えてみましょう。
ピアノコンクールに大人が参加すると良い点
〈練習する目標ができてモチベーションが上がる〉
一番の良い点は、練習する目標ができることで練習するモチベーションが上がって、ピアノの腕が上達することではないでしょうか。
ピアノを練習していく上で、目標がないと練習にも力が入りにくかったりもします。
コンクールに参加する、という明確な目標ができることでピアノの技術も格段に上がります。
また、一つの曲を掘り下げて弾くので、音楽の深いところに触れる機会にもなります。
〈ピアノを学習する人達と交流できて刺激になる〉
ピアノは一人でできることが魅力ではありますが、一人でやっている孤独感も感じることがあります。
なので、コンクールでは同じピアノ愛好家の人達と交流できる貴重な機会になります。
他の参加者の方の演奏を聞いて刺激をもらったり、ピアノを楽しむ同じ仲間とコミュニケーションが取れたりと貴重な場です。
仲間と交流することで、よりピアノを弾くことに楽しさを感じられますね。
〈人前で演奏する貴重な経験ができる〉
人前でピアノを演奏することは、一人で弾いている時には味わえない経験になります。
人に見られるということで、かなり緊張してしまいますが、そんな中で日頃の練習の成果を発揮できることは貴重な機会です。
コンクールに向けて一生懸命に練習して、本番で演奏し終わった時に感じる達成感や喜びは自信にも繋がりますね。
〈客観的な評価をしてもらうことで自分の演奏がより良くなる〉
審査員の方に自分の演奏について客観的な評価をしてもらうのは、ピアノの上達にも繋がります。
ピアノを習っている先生以外の方からアドバイスをもらえる機会は、コンクール以外ではないのでとても貴重です。
自分がさらにレベルアップしていくきっかけになりますね。
〈高品質のグランドピアノを音響設備の整った場所で弾ける〉
普段では弾くことのできない高品質のグランドピアノを弾くことができるのも、コンクールに参加する魅力の一つです。
音響設備も整った場で弾くピアノは、普段耳にしているものとは違う音色で、その素晴らしい音に触れられるのも参加する特権ですね。
ピアノコンクールに大人が参加すると悪い点
〈他の参加者と比べてしまい自信をなくす〉
コンクールでは自分よりも上手な参加者が沢山いるので、その演奏を聞いて自分の演奏に自信をなくすこともあります。
沢山の人の前で演奏するというだけで緊張してしまって、練習どおりにできず、コンクールがトラウマになってしまうこともあります。
実力の差をまざまざと感じて落ち込んでしまって、ピアノを弾くモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。
〈結果にとらわれすぎる〉
コンクールは点数で評価されるため、その結果にとらわれすぎると精神的ダメージを受けてしまいます。
音楽には正解というものがないので、本来点数をつけられるものではないのですが、コンクールとなるとその中で優劣がつけられることになります。
点数や順位にとらわれすぎると、点数・順位を取るための演奏になってしまいます。
結果にこだわりすぎず、演奏することを楽しむ気持ちを大事にしたいですね。
〈お金がかかる〉
コンクールの参加費や、予選本選、全国大会などがあるため、遠征費もかかります。
さらに、レッスン費や衣装代など、何かとお金が結構かかってしまうんですよね。
このような悪い点はありますが、コンクールに参加してみたいと思っているあなたには、一度参加してみることをおすすめします。
大人になって人前でピアノを演奏する機会は、普段の生活ではなかなかない貴重な経験となります。
きっとやってよかったという達成感と喜びを感じられる体験になりますね。
ピアノコンクールのドレスの大人用を選ぶコツ
では、ピアノコンクールに大人が参加するにあたってどんなドレスを選んだらいいでしょうか?
ドレスを着る機会は大人になってもなかなかないので、どんなものを選んだらいいのか悩みますよね。
なので、選ぶ時のコツを5つご紹介していきます。
曲や場所に合ったドレスを選ぶ
着ているドレスによって印象が変わるので、コンクールでの演奏曲や場所の雰囲気に合ったドレスを選びましょう。
演奏する曲の雰囲気に合ったドレスを着ることで、見た目と曲がマッチして、よりよい印象を与えます。
また、右側を客席に向けて演奏するので装飾が右側にあるものを選ぶのもポイントですね。
演奏会用のドレスの場合は右側に装飾のついたものが多いけど、普通のドレスだと左側についたものもあります。
意識していないと、意外と見落としてしまうポイントなので、装飾が右側についているものを選びましょう。
袖周りや首周りにゆとりのあるドレスを選ぶ
ピアノを演奏する時に、袖が長くピッタリしたものだと手が動かしにくくなります。
伸縮性のあるものにするか、ノースリーブや半袖などはピアノを弾きやすいのでおすすめです。
首周りもゆとりのあるもので、お辞儀をした時に胸元が見えないような形状のものがいいですね。
胸元があきすぎていると、見えないかどうか気になったり集中できなかったりするので、胸元もチェックして選びましょう。
ペダルを踏むのに邪魔にならない程度のスカート丈
スカートの丈が長すぎると、ペダルを踏む時に邪魔になったり、歩きにくかったりします。
また、短すぎてもイスに座った時やお辞儀をする時に気になってしまうので注意が必要です。
演奏しやすい長さかどうか、演奏する時のことを考えて、ちょうどよい丈を選びましょう。
ミモレ丈のドレスなら、大人が着るドレスとして長すぎず見た目もキレイに見えるのでおすすめです。
ミモレ丈とはスカートの裾がふくらはぎにかかる、もしくは半分くらい隠れる丈のことで、ペダルにもかからず、演奏するのにちょうどよい長さです。
ステージ映えする色のドレスを選ぶ
コンクールでは人前で演奏する貴重な機会なので、華やかなドレスを着る絶好のチャンスですね。
赤やオレンジ、ピンクなどのはっきりした色だとステージ映えします。
逆に、うすい色だとライトで色がとんで白っぽく見えてしまうので、はっきりした色を選ぶのがポイントですね。
ドレスを試着する時に座ってみて確認する
ドレスを試着する時に、立った状態だけではなく、座った時の状態も確認することをおすすめします。
着てみてよかったから買ったけど、実際座ってみたら、思った以上にゴワゴワしたり、座ったら苦しかったりすることもあります。
なので、ドレスを着たら座ってみてどんな感じなのかも確認すると安心です。
ちょっとしたことでも演奏に集中できなかったり、演奏しづらかったりするので、座って確認することも大事ですね。
上に羽織るものや演奏しやすいシューズを選ぶ
ドレス以外に気を付けるポイントは、羽織るものやシューズです。
夏でも冷房がかかっていて冷えるので、寒さ対策にボレロなど上に羽織るものが必要です。
待ち時間に肩などを冷やさないように注意しましょう。
また、シューズはペダルを踏みやすいようにヒールがあまり高くないもので、底が滑りにくいものを選ぶようにしてくださいね。
普段練習している時とは違う服装とシューズで演奏することになるので、本番までに同じ服装で演奏の練習をしておくといいですよ。
まとめ
- 大人が趣味でピアノコンクールに参加するおすすめはエリーゼ音楽祭など3つある
- 大人が趣味でピアノコンクールに参加する一番の良い点は、目標ができてモチベーションが上がること
- 大人が趣味でピアノコンクールに参加すると悪い点は他の参加者と比べたり評価されたりすることで自信をなくす可能性があること
- コンクールで着るドレスを選ぶポイントは、曲にあったものや袖・首周りがすっきりしたもの、長すぎないスカート丈など
趣味で弾いているピアノで、コンクールにわざわざ参加しなくてもいいのでは、と言われることもあるかもしれません。
でも、大人になってから人前でピアノを弾く機会はコンクールに参加することでしか経験できません。
なので、自分にあったコンクールで普段の練習の成果を披露して、達成感や喜びを感じるいい機会ですね。
この記事が、コンクール選びの参考になれば嬉しいです。
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