子どもにお小遣いを渡そうと思っているけど、使い方が心配!
お手伝いとお小遣いを表で管理すると、子どもの金銭感覚を養えますよ。
かつては「子どもの前でお金の話はタブー」という風潮があったため、お金のことは子どもに話しづらいですよね。
子どもがお金の問題について適切な判断を身につけないまま大人になると、将来お金のトラブルで困るかもしれません。
お手伝いとお小遣いを表で管理すると、家族でお金について考える機会が増えます。
お手伝いに応じてお小遣いを渡すことで、子どもはお金の大切さや家事の大変さを日常的に学べますよ。
この記事では、お手伝いとお小遣いを表で管理する効果や注意点、おすすめの表と使い方などを紹介しています。
元小学校教員の私も、子どものお小遣いはお手伝いに応じて渡そうと考えていますよ♪
お小遣いを渡し始めるときには、まず、親子でお金のことを学ぶのがおすすめです。
お小遣いの管理方法をはじめ、税金の仕組みや電子マネーのことなど、お金に関する知識をコミカルなマンガで学べる本です。
子どもに正しいお金の知識を身につけさせることで、将来充実した人生を過ごせるはずですよ。
お手伝いとお小遣いを表で管理する効果と注意点
お手伝いに応じてお小遣いを表で管理するといいって聞いたけど、具体的な効果や注意点が知りたいわ。
お手伝いとお小遣いを表で管理すると、子どもの金銭感覚を養えますよ♪
お小遣い事情は家庭によって異なり、決めるのが難しいですよね。
せっかく子どもにお金を渡すならば、効果的に活用したい気持ちはよくわかります。
お手伝いとお小遣いを表で管理することで、働く擬似体験となり金銭感覚を養えます。
お金があるだけ使ってしまう人や、家計を把握しようとしてもできない人は「金銭感覚がない人」と言われますよね。
金銭感覚は小さい頃からの経験で大きく左右され、一度形成されるとなかなか変えられませんよ。
確かに、夫に何度もお金の使い方を話しているけど、全く改善されないわ。
実は、学校ではそれぞれの年代に応じて金融教育がおこなわれています。
文部科学省が定めた「学習指導要領」の改訂に伴い、小学校では2020年度から、中学校では2021年度から、高校では2022年度から金融教育が始まっていますよ。
今こそ、家庭でも金融教育を始めるとき!まずは効果と注意点を学びましょう♪
お手伝いとお小遣いを表で管理して得られる効果5つ!
お手伝いをして頑張った分の対価としてお小遣いをもらう経験は、下記にある5つの効果が得られますよ。
- お金に対する興味を引き出して金銭感覚を養える
- 自主的にお手伝いができて自尊心を高められる
- 頑張った対価をもらい社会の仕組みを学ぶ機会になる
- 出かけた際の「欲しい」「したい」に対処できる
- 家事の練習になるうえに親の家事労働を減らせる
お金に対する興味を引き出して金銭感覚を養える
お手伝いとお小遣いを表で管理することは、お金について真剣に考える機会を与えて金銭感覚を養えます。
お手伝いをしてお小遣いをもらう経験を積むことで、子どもはお金を稼ぐ大変さや、お金は当たり前にはないことを実感しますよ。
お手伝いとお小遣いを表で管理すると、生活の中でお金について考える機会が多くなり、自然とお金への興味も引き出されます。
お金に興味があると、どうすれば欲しい物が手に入れられるのか、もっと稼ぐにはどうしたらいいかなどを自分の頭で考えるようになります。
お金に興味をもち、自分の頭で考えることで、子どもは自分でお金を管理して正しいお金の使い方を身につけていきますよ。
一方で、小さい頃から好きなものを好きなときに買ってもらい、何も我慢せずにお金や欲しいものが手に入る経験をしている子どもは、お金への興味がなくなります。
お金に困る経験がないため、お金について真剣に考える機会もなく、その結果、お金への興味も生まれなくなります。
お金に興味がない子どもが成長したとき、親が「お金は大事だ」と話しても全く響かず、金銭トラブルになる可能性もありますよ。
私自身、子どもの頃はお小遣い制ではなく、必要な時に必要な分をもらう仕組みだったので、お金をやりくりするという経験がありませんでした。
親元を離れて1人暮らしを始めた当初は、やりくりの仕方が分からず、手元にあるお金を使い切ってとても焦りました…。
自主的にお手伝いができて自尊心を高められる
お手伝いとお小遣いを表で管理することで、子どもは自主的にお手伝いをするようになります。
お手伝いをして家族に喜んでもらえる経験は、子どもの自主性を育み、自尊心を高めることにつながりますよ。
自主性や自尊心は長い年月をかけて育っていくものですよね。
小さい時から誰かのために役立つ喜びを味わう経験を積むと、自主性や自尊心が高まって多くの人と良好な関係を築けるようになりますよ。
また、家族の一員として働く経験は、やがて成長して社会に出た際に社会のために働く意識を保つ架け橋にもなります。
子どもがお手伝いをした時には、大いに褒めてあげましょう!
どこが助かったのか、どんな風に嬉しいのか、具体的に伝えることで子どもの自尊心が育ちますよ。
子どもは親が喜ぶ顔を見ると嬉しくなるのですよ。
頑張った対価をもらい社会の仕組みを学ぶ機会になる
働いてお金を稼ぐ擬似体験を家庭でおこなうことで、子どもはお金の価値や仕組み、働く意義について正しく学べます。
「お金を稼ぐ」と聞くと、私たち大人は「大変だ」とか、「何かを我慢しなければならない」とマイナスイメージを思い浮かべがちですよね。
しかし本来、「お金を稼ぐ」ことは、誰かの悩みや問題を解決して喜びを生み出した時に支払われる対価なのです。
お手伝いをして家族の喜びを生み出し、その結果として得られるお小遣いだと理解することは、社会の仕組みの理解につながりますよ。
誰かの喜びや幸せがお金を稼ぐことにつながると理解すると、働き方の多様性にも気付けますね。
また、お手伝いとお小遣いを表で管理すると、生活とも密接に関わってくるため、自然と家族の話題にもなります。
普段の会話の中でお金の話が出ることにより、「生活するためにはお金が必要なのだ」と子どもが気づくきっかけにもなります。
「お金を稼ぐ=マイナスイメージ」ではないことを小さい頃から教えるのは、子どもの将来に役立つはずですよ!
出かけた際の「欲しい」「したい」に対処できる
お手伝いとお小遣いを表で管理すると、出かけたときに突発的に出てくる「あれ欲しい」「これしたい」に対処できますよ。
子どもと一緒に出かけると、「お菓子が欲しい」「ガチャガチャを回したい」「おもちゃが欲しい」など、おねだり攻撃が始まりませんか?
子どものおねだり攻撃に負けて買ったり、最近お金の出入りが激しいからと我慢させたりすると、一貫性のある対応ができなくなります。
子どもが親の一貫性のない対応を敏感に感じ取った結果、親の顔色を伺って行動する癖がつく可能性が高まりますよ。
子どものお手伝いに応じてお小遣いを渡していれば、自然と子どものお小遣いで欲しい物を買ったり、したいことをさせられたりします。
「お小遣いでそれは買える?」「今使うと、お小遣いが全部なくなっちゃうけど、本当にいいの?」と声をかけて、子ども自身に選択させられますよね。
子どもの選択を尊重することで、子どもは物の価値やお金の使い方について少しずつ学んでいきますよ。
親に選択を尊重してもらった子どもは、自分の選択に自信がもてるため、自己肯定感も上がります。
お手伝いとお小遣いを表で管理することで、子どもの突然の「あれ欲しい」「これしたい」が出た時こそ、成長のチャンスだと捉えられますね。
一貫性のある対応は、金銭感覚の育成だけでなく、子どもの人格形成にも役立ちます。
家事の練習になるうえに親の家事労働を減らせる
お手伝いは子どもにとって家事の練習になり、ゆくゆくは親の家事労働を軽減できます。
家事は対価がもらえる労働ではないのに、誰かがおこなわないと生活が崩壊しますよね。
実際に家事を経験することで、やり方を覚えたり、大変さに気付いたりできますよ。
小さい頃から家事を経験することで、効率のよいやり方を考えたり、段取りを考えたりと、自ら工夫するようになります。
段取りを考えたり、効率を考えて工夫したりする力は、将来の勉強や仕事などにも役立ちますよ。
また、子どもがお手伝いで家事をすることで、あなたの家事負担を減らせます。
お手伝いを始めたばかりの頃は、子どもの適当なやり方にイライラしたり、危なっかしい様子にしびれを切らしたりするかもしれません。
親がイライラしたり、叱ったりすると、子どものモチベーションはなくなり、「お手伝い=嫌なこと」につながりかねません。
「いつか上手になる」と子どもを信じて、コツややり方を教えつつも基本的には見守ることで、あなたも子どもも楽になりますよ。
子どもは自分で考えて試すことが好きなので、必ず少しずつ上達してきますよ!
あなたも忙しい中、子どもに家事を教えるのは大変だと思いますが、長い目で見て、子どもを育てていきましょう。
気をつけないと逆効果!注意点4つを紹介♪
お手伝いとお小遣いを表で管理すると、嬉しい効果がたくさんあるのね!早速やってみよう~♪
実は注意点もあるのです。効果を十分に発揮させるために教えますね!
前項では、お手伝いに応じてお小遣いを渡す効果を5つ紹介しました!
お手伝いとお小遣いを表で管理するときには、4つの注意点を守ることも重要です。
注意点を知らないままで取り入れてしまうと、子どもの金銭感覚や自尊心を養えない可能性があります。
せっかく取り組むなら、効果を十分に発揮できるようにしたいですよね。
お手伝いとお小遣いを表で管理する際に、気をつけてほしい注意点は下記の4つです。
- 最初の金額は低めに設定する
- お手伝いの難易度によってお小遣いの金額を変える
- 生活必需品以外のお金は出さない
- 報酬は家族のために働いた時のみに出す
最初の金額は低めに設定する
お小遣いの金額は家庭によってさまざまですが、初めは低い金額設定でスタートしましょう。
お手伝いの内容や子どもの年齢にもよりますが、お手伝いひとつの金額は5円~100円の間で決めるのがおすすめですよ!
お手伝いひとつに対する金額設定は、子どもの金銭感覚を養うためにも慎重に考えることをおすすめします。
初めからお手伝いひとつの金額を100円以上に設定すると、毎日お手伝いをする必要がなくなったり、すぐに高額なお小遣いを手に入れたりしてしまいます。
すぐに高額なお小遣いを手に入れられる状態では、子どもは金銭感覚を養ったり、家事の大変さに気付いたりできませんよ。
また、親の都合で金額を下げることは子どもの不信感やモチベーション低下につながりかねないので、1度決めた金額を変更するのもおすすめしません。
低い金額に設定することで、子どもが毎日何かのお手伝いをしようと思うようになるうえに、お金がたまった時の喜びを経験させられますよ。
お手伝いの難易度によってお小遣いの金額を変える
お手伝いの難易度によってお小遣いの金額を変えることで、子どものモチベーションをあげられます。
最初はお手伝いに対してやる気満々でも、慣れてくると気持ちの変化が出てしまうものです。
全てのお手伝いの金額を一律にしてしまうと、そのうち子どもがお手伝いの難易度に気づき、「同じ金額だから、簡単なお手伝いだけしよう」と考えてしまいます。
せっかくお手伝いに応じてお小遣いを渡すなら、いろんな家事に挑戦させたいですよね。
お手伝いの難易度によってお小遣いの金額に変化をつけることで、子どもはお手伝い内容ともらえる金額を考えて取り組めるようになります。
「お金をたくさん貯めたいから、金額の高いお手伝いに挑戦しよう!」などと自分で選べますよね。
生活必需品以外のお金は出さない
生活必需品以外の子どもの個人的な買い物はお小遣いから払わせて、親はお金を出さないようにしましょう!
衣類や生活消耗品、学校で必要な道具などは親がお金を出しましょう。
おもちゃやお菓子など、子どもの個人的な買い物は、お小遣いから払わせましょうね。
子どものことに関して、どこまでお金を出して、どこまでをお小遣いで払わせるかの線引きは結構難しいものです。
線引きが曖昧だと、子どもがお手伝いする意義を見いだせなくなり、せっかくの取り組みが台無しになってしまいますよ。
どちらが払うべきか悩む場合には、その都度家族会議で話し合って、親子で考えましょう。
お小遣いは家族のために働いた時のみに出す
お手伝いは家族が助かるものに絞ってお小遣いを払うようにしましょう。
学校の準備や、着替えなど自分の身の回りのことは自分でやるように伝えることが大事です。
子どもの身の回りのことまでお手伝いに含めてしまうと、「今はお金がいらないからやらない」と言ってやらない可能性があります。
家族のためになる働きにのみ、お小遣いを渡すことを確認しておきましょうね。
子どもがお手伝いを頑張り、家族の役に立ったときには大いに褒めましょう。
子どもは親であるあなたが喜ぶ姿を見て、自己肯定感や仕事へのやりがいを高めるはずですよ。
お手伝いとお小遣いにおすすめの表3つと方法を紹介!
早速、お手伝いとお小遣いを表で管理するわ!でも表ってどんなものを使うといいの?
お手伝いとお小遣いを管理するおすすめの表3つとそれぞれ特徴、実際の取り組み方を紹介します。
実際に調べてみると、家庭によってさまざまな表があり、これ!という決まった表はないようです。
これから紹介するおすすめの表は下記の3つです。
- お手伝いした分を月末精算!お給料方式
- 子どものモチベーションが維持されるその都度支給方式
- スタンプラリーでお小遣いGET!金額固定方式
子どもの年齢や性格で決めるのをおすすめします!
お手伝いした分を月末精算!お給料方式
お手伝いの有無を表に記録していき、月末に精算するお給料のような方式は、子どもが大人の仕事と同じような気持ちで取り組めます。
お給料方式の表の特徴は下記にある4つです。
お給料方式の表を使った取り組み方は下記です。
お給料方式1ヶ月ごとに管理をしていく表のため、月末にも子どもの頑張りを認めたり褒めたりできますよ。
1ヶ月のお手伝いの様子を振り返り、お給料と一緒に褒めることで、「来月ももっと頑張ろう」と子どものやる気がアップすること間違いなしです!
月末精算でお小遣いをまとめて渡すため、子どもも親もお金の管理がしやすいのも嬉しいポイントです。
お小遣いをまとめて渡すことで、「自由に使うお金」と「貯めるお金」に分ける仕訳方法も一緒に教えられますよ。
また、働いた分をまとめて月末に渡す仕組みなので、子どもはアルバイトのように「働く」という感覚を味わえますよ。
子どもはなんでも大人と同じことをするのが大好きです。
「お小遣い」ではなく「お給料」に変えるだけで、きっとモチベーションも上がるはずですよ。
1日に稼いだお金の合計を計算させたり、総額まで計算させたりと、子どもの発達段階に応じて変化をつけることで、計算力も養えますよ。
子どものモチベーションが維持されるその都度支給方式
お手伝いをしたらその都度お小遣いがもらえる方式は、子どものモチベーションとお金の管理能力を育てられます。
その都度支給方式の表の特徴は下記の4つです。
その都度支給方式の表を使った取り組み方は下記です。
その都度方式は、お手伝いをするとその場でお小遣いをもらえるので、子どものモチベーション維持に繋がります。
お手伝いをすると、その場で褒めてもらうことはもちろんのこと、すぐにお小遣いをもらえるので、「明日も頑張ろう!」という小さなやる気が継続しますよ。
また、もらったお小遣いは毎日のように自分の手元で管理する必要があるため、お金の管理能力を育てられます。
お小遣い表に記入し、実際に手元にあるお金でやりくりをするので、計算のイメージが湧きやすく、計算能力もアップします。
しかし、子どもがお手伝いをするたびにお小遣いを渡すため、親は手元に小銭をたくさん用意する必要があります。
電子マネーでの支払いが主流になりつつあるため、煩わしく感じる場合があるかもしれませんね。
子どものお金がある程度貯まったら500円玉や1000円札などに交換していくと、毎月のように小銭を用意する必要もなくなりますよ。
両替制度を設けると、子どももさらに計算するようになりそうですね。
スタンプラリーでお小遣いGET!金額固定方式
スタンプを毎月一定数貯めると、決まった額のお小遣いがもらえる金額固定方式は、子どもがお手伝いを継続する力を育てられます。
金額固定方式の特徴は下記にある4つです。
金額固定方式の表を使った取り組み方は下記です。
金額固定方式は、決められた数の枠にスタンプを全て貯めることでお小遣いがもらえるため、子どもがお手伝いを継続しやすい方法です。
スタンプの枠の数を50個にするなど、1ヶ月の日数より多く設けると、お小遣いをもらうためには毎日1つ以上のお手伝いをすることになりますよね。
お手伝いを毎日継続することで、子どもは家事の大変さに気づき、家族の一員として働くことの大切さを学べますよ。
お手伝いをひとつだけに絞り、継続できるように設定すれば、就学前の子どもでも取り組めますよ。
子どもが小さいうちから始めてみたいというあなたにおすすめです。
小学生の子どもを対象にする場合は、お手伝いの種類を増やすことで、さまざまな家事を経験できますね。
ただし、お手伝いの種類を増やした場合は、慣れてくると子どもが簡単なお手伝いを選びがちになる可能性があります。
難易度の高いお手伝いはスタンプの数を増やすと、子どもは達成すべき個数を考えて自分でお手伝いを選べますよ。
毎月決まった金額のお小遣いを渡す方法です。
お小遣いの金額が固定されているので、親も子どももお金の見通しが立ち、管理がしやすいですよ。
子どもの学年×100円など、年齢によって金額を決めるとよさそうですね!
お手伝いでお小遣いの効果が倍増する4つの道具を紹介!
お手伝いとお小遣いを表で管理する効果を倍増させるには、子ども自身にお金を管理させましょう!
お手伝いに応じてもらったお小遣いを親が管理してしまっては効果が半減します。
子どもがお手伝いを頑張って手にしたお小遣いは、子ども自身に管理させて金銭感覚を高めましょう。
子どもがお手伝いをして得た大切なお小遣いは、自分で使い道を決めさせることで、生活に密接したお金のことを学ばせられますよ。
最初は上手にお金を使えなくて心配になるかもしれませんが、アドバイスする程度で見守りましょう。
小さな失敗は必ず学びになり、子どもの成長のチャンスですよ♪
「すぐに使える自由なお金(財布用)」と「貯めておくお金(貯金用)」の仕訳方法は最初に教え、あとは子どもの意見を尊重しましよう。
子どもが自分で仕訳を決めると、仕訳をした金額や自分で貯めたお金に責任を持たせられますよ。
お小遣いを管理する4つの道具を揃えることで、子どもの金銭感覚とやる気をさらに高められます。
効果を倍増させるおすすめの道具は下記の4つです。
- 収支を記録するお小遣い帳
- 子ども個人のお財布
- 貯めておきたいお金を保管する貯金箱
- 子どもと一緒にお金の勉強ができる本
収支を記録するお小遣い帳
もらったお小遣いの収支内容を記録できるお小遣い帳は、お金を管理するうえで欠かせない道具です。
お小遣い帳に収支をつけさせることで、子どもも親もお金の流れを把握できますよ。
収支を把握していないと、今どのくらいお小遣いがあるのかわからなくなり、欲しいものがあったときにお小遣いをうまく活用できません。
今の手持ち金や、今月はいくら稼いだのか、今月はいくら何に使ったのかを把握する力は、将来の家計管理にもきっと役立ちますよ。
お小遣い帳は定期的に親であるあなたが確認してアドバイスをしてあげましょう!
子ども個人のお財布
自由に使えるお金は子ども個人のお財布に入れて、好きな時に使えるように管理させましょう。
仕訳方法を教える際には、お小遣いの中から自由に使えるお金を振り分けておくと、いざという時に子どもが使えるので便利ですよ。
買い物のときに子ども自身のお財布を持っていかせることで、実際にお金を使う体験をさせられますよ。
お手伝いとお小遣いを表で管理し始めるときに、子どもが気に入ったお財布を買ってあげることをおすすめします♪
貯めておきたいお金を保管する貯金箱
お小遣いの中で貯めておくお金は、貯金箱に入れて管理させましょう!
貯めておくお金を保管する場所をきちんと決めておくことで、お金の紛失や無駄遣いを防げますよ。
貯金箱を調べてみると、タッチパネルのATM型貯金箱やキャラクターの電動貯金箱などさまざま種類がありましたよ。
子どもの性格や好みに合わせて貯金箱を選ぶことで、貯金に対する意欲も高まりますね。
子どもとお金の勉強ができる本
子どもと一緒にお金の勉強ができる本を読むと、親子でお金について理解を深められますよ。
投資や金融商品など、お金の勉強をさせるうえで伝えたいけど、説明するのが難しい内容もありますよね。
うまく説明できずに正しく教えられなければ、子どもは誤った認識をしてしまい、将来お金に困る状況になる可能性があります。
金融教育が始まった影響もあり、子ども向けに絵や図表が豊富に使われているお金の本が増えていますよ。
お金の勉強ができる本を親子で読むことで、経済の仕組みや資産形成の必要性を学び、生きていくために必要な金融リテラシーを身につけられます。
コミカルな解説マンガになっているので子どもも大人も楽しく読めるので、初めてお金のことを学ぶ子どもにぴったりの1冊です。
お小遣いの管理方法や電子マネー・クレジットカードのこと、お金の作られ方など、お金に関する知識を幅広く身につけられますよ。
大事なお金のことを正しく理解することで、子どもの将来の生活にも役立ちそうですね。
まとめ
- お手伝いとお小遣いを表で管理すると、子どもは働く擬似体験ができて金銭感覚を養える
- 自主的にお手伝いができるようになったり、頑張った対価をもらう喜びを味わったりと、お手伝いとお小遣いを表で管理することで得られる効果は5つある
- お手伝いに応じてお小遣いを渡すことで、出かけた際に起こる、子どもの「あれ欲しい」「これしたい」に一貫性をもって対処できる
- お手伝いとお小遣いを表で管理する時には、効果を十分に発揮させるために4つの注意点に気をつけるとよい
- 注意点とは、金額を低めに設定する、難易度によって金額を変える、生活必需品以外のお金は出さない、家族のために働いたときのみ報酬を渡すの4つである
- お手伝いとお小遣いを表で管理するときにおすすめの表は「お給料方式」「その都度支給方式」「金額固定方式」の3つあり、子どもの年齢や性格で決める
- お手伝いの有無を表に記録していき、月末に精算する「お給料方式」は、子どもが大人の仕事と同じような気持ちで取り組める
- お手伝いをしたらその都度お小遣いがもらえる「その都度支給方式」は、子どものモチベーションとお金の管理能力を育てられる
- スタンプを毎月一定数貯めると、決まった額のお小遣いがもらえる「金額固定方式」は、子どもがお手伝いを継続する力を育てられる
- お小遣いは子ども自身に管理させることで金銭感覚をさらに高められ、お小遣い帳、お財布、貯金箱、お金の本の4つを揃えることで、やる気も高められる
将来、子どもが正しい金銭感覚で生活を送るためには、小さい頃からのお金の教育が大事ですよ。
お手伝いとお小遣いを一緒に表で管理することで、子どもの金銭感覚を育て、家事能力も高められます。
最初の準備は少し大変かもしれませんが、家族でお金のことを考える機会を作りませんか?
あなたがお金の知識を教えてあげることで、子どもはこれからの世の中を生き抜く力と知恵を身につけられますよ。
お手伝いとお小遣いを表で管理する前に、親子でお金のことを学んでみませんか?
お小遣いの管理方法をはじめ、税金の仕組みや電子マネーのことなど、お金に関する情報がぎゅっと詰まった1冊です。
正しい知識を身につけてからお小遣いを渡すことで、自分でお金の使い方を考えるようになりますよ。
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