防水スプレーのやり方はとても簡単で、たった10秒もあれば作業が完了です。
ただしそのあとスプレー剤を乾かす時間を十分に取らないと、効果が出ないだけでなく靴が白っぽく曇ってしまうことがあります。
そのような失敗例もあるので、防水スプレーのやり方をマスターして靴を大切にしてほしいと思ってこの記事を書いています。
ところで、靴を見るとその人がおしゃれな人かどうかわかると言われているのを知っていますか?
防水スプレーを使って靴を大切にしているとおしゃれだと思われるなんてうれしいな。やる気が出てきたぞ!
靴に防水スプレーを使うと、防水だけでなく汚れ防止にもなるので一石二鳥です。
ぜひこの記事で防水スプレーのやり方をマスターして、格好いいおしゃれな人になって颯爽と街を歩いてくださいね。
靴用防水スプレーのやり方は4ステップ!とても簡単♪
防水スプレーをあなたは雨や雪から靴を守るために使おうと思っていますよね。
もちろんそれが正解ですが、防水スプレーは汚れ防止にもとても効果があります。
スプレーをかけるタイミングややり方をマスターして、防水スプレーの力を最大限に活用しましょう。
防水スプレーのやり方は、革靴もスニーカーも基本的には同じですよ。
スエードの靴は、少し違う点があるので最後にそれもお伝えしますね。
革靴もスニーカーも4ステップであっという間!
防水スプレーをかけるやり方はたったの4ステップなので、作業はとても簡単ですよ。
ただし、注意してほしいこともありますから最後までよく読んでくださいね。
防水スプレーは汚れを落としてきれいな靴に
新品の靴であればそのまま防水スプレーできますし、それが最も効果が得られるやり方です。
何度か履いた革靴ならば最初にブラシをかけてホコリを落とし、汚れがついていたら布でこすってきれいにしましょう。
靴用クリームを塗って革に保湿したい場合も、このタイミングで行ってください。
新品ではない布製のスニーカーは、きれいに洗って乾かしてから防水スプレーを使うことをおすすめします。
防水スプレーで撥水の膜を作ります。そのため汚れがあると膜の下に閉じ込められてしまい取れにくくなりますよ。
それから、靴がぬれている場合にはしっかりと乾かしてから始めてくださいね。
シミにならないか確かめてから全体にスプレー
靴全体に防水スプレーを吹きかける前に、目立たないところにかけてみてシミや変色が起こらないか確認しましょう。
特に薄い色の革靴や白のスニーカーは、気をつけないとシミになって取れなくなるトラブルが発生する場合があります。
狭い範囲に軽くスプレーして、シミにならないか様子を見ることをおすすめします。
スプレー溶剤を吸いこまないように細心の注意を
防水スプレーは、大量に吸いこむと咳が出たり重傷の場合は呼吸困難になったりすることもあります。
必ず屋外で使い、できればスプレー剤の吸いこみを防ぐためにマスクをするなどして予防しましょう。
スプレー剤を吸いこまないように気をつけなくてはいけませんが、靴を片方ずつ手に持ってスプレーすると靴全体にスプレーしやすいです。
スプレー時間は短いので、私は息を止めて行っていますよ。
適量のスプレー剤をかけることが大切です。したがって靴から20~25㎝ほど離して全体にまんべんなく2秒から3秒スプレーしましょう。
紐靴の場合は、紐の下にスプレーがかからないことがありますので紐をはずした方がむらなくできますよ。
はずした紐にもスプレーすることをおすすめします。
15分以上の乾かす時間が防水スプレーの効果を引き出す
十分に乾かすことで防水や汚れ防止の効果が得られますから最低でも15分は乾かしましょう。
8時間乾かすとしている商品もありますから、防水スプレーの説明書もよく読んでくださいね。
きれいな靴に防水スプレーをすること、それからよく乾かすことがポイントだね!
革靴の場合には、よく乾いた後に柔らかい布でから拭きしましょう。
防水スプレーを使っていても、最後のから拭きをしない人が多いようです。
しかし、から拭きすると靴全体に防水スプレーの成分が均一に広がって密着して、防水効果がより一層高まりますよ。
また自然乾燥でムラになったところも、から拭きできれいになるのでぜひ行ってくださいね。
スエード素材の革靴は保湿とブラッシングも♪
スエード素材の場合も、基本は普通の革靴と変わりません。
ただし、最初と最後にブラシを使うので確認してくださいね。
ブラシは柔らかくて細い馬毛製品がおすすめです。スエードの中までしっかりと毛が入るのでほこりを取るのにとても役立ちますよ。
スエードは、特に汚れがシミになってしまうことがあります。ていねいにほこりを取りましょう。
ほこりや汚れが取れたら、スエード用の保湿スプレーで保湿するのが理想的です。
防水スプレーをかけたら普通の革靴以上にしっかりと乾かしてくださいね。
最後にもう一度馬毛ブラシでブラッシングをして防水スプレーをなじませます。
スエード素材の靴に防水スプレーをかけても見かけは全く変わりませが、防水効果はしっかりとついていますよ。
靴を買ってすぐ防水スプレーが効果抜群!後の頻度は?
靴に防水スプレーを使うのは、靴を長持ちさせ汚れにくくするために大変よいことです。
では、どのくらいの頻度で防水スプレーを使えばよいのか解説しますね。
まず、防水スプレーを使うタイミングを確認しましょう。
スプレーを使用してはいけないタイミングもあるので気をつけてくださいね。
雨や雪の日の出かける直前に防水スプレーをするのは絶対にやめましょう!
えっ、出がけに雨が降っていたら、履いていく靴に防水スプレーするのではダメなの!?
防水スプレーの溶剤は、空気中の水分を取りこみながらだんだん乾いていく性質があります。
そのため、吹きかけた後にしっかりと乾かすことで効果が発揮されます。
防水スプレーの種類にもよりますが、短くても15分できれば30分以上乾かす時間が必要です。
したがって雨の日のお出かけ前、これから履いていく靴に防水スプレーをシュッ!はNG行為なのでやめましょう。
防水スプレーを使った後すぐに雨に濡れてしまうと効果が発揮されないだけでなく、スプレー溶剤が水分を過剰に含んでしまって白っぽく固まってしまうことがあります。
十分に乾かす時間を確保して、靴のお手入れをしてくださいね。
新品の靴に防水スプレーが最も効果的!
靴を買ったときにスプレーすると最も防水スプレーの効果が発揮されます。
汚れがついていないので汚れを閉じ込めることもありません。
白いスニーカーの黄ばみも防いでくれるというのもとてもうれしい効果の1つですね。
あなたは新しい靴を買ったときに、店員さんに防水スプレーをすすめられた経験がありませんか?
もちろん商品を売りたい気持ちもあると思いますが、買った靴を大切にして欲しいという靴屋さんの気遣いですよ。
すすめられるままに買った後そのままにしてしまった防水スプレーが、あなたの家の靴箱に入っているかもしれませんよ。
新しく買ってきた靴をきれいに保って長持ちさせられますから、ぜひ買ったらすぐに防水スプレーを使いましょう。
外出から帰ってきたら履いていた靴に防水スプレー
新品のときに防水スプレーを使ったら、その後、革靴は履いたらその都度防水スプレーを使ってください。
こまめに防水スプレーを使うことで靴は驚くほど長持ちします。「帰ってきたら防水スプレー」をあなたの習慣にできるといいですね。
布製のスニーカーならば1か月から2か月に1度くらいの防水スプレーで十分です。
スニーカーはあまり頻繁に防水スプレーを使うと、かえって生地が傷んだり履き心地が悪くなったりすることがありますから気をつけてくださいね。
革靴もスニーカーも、雨に濡れた場合はその都度よく乾かして防水スプレーをかけておくと次に履くときに快適ですよ。
防水スプレーした靴を雨や雪で濡らすと効果半減!
防水スプレーしたら、雨でも雪でも足は濡れないから安心ということではないの?靴を濡らさないようにってどういうこと?
防水スプレーは、あなたの足が濡れないために使用するのではなく、あなたの靴を水や汚れから守るためのグッズだということを忘れないでくださいね。
防水スプレーをしたからと安心して、水たまりも平気でジャブジャブ歩く人がいますがこれは間違いです。
濡れると防水スプレーの効果は下がってしまい、汚れも水も全てあなたの靴にしみ込んでしまうことになります。
そのため防水スプレーした靴をできるだけ雨や雪に濡らさないようにしてください、ということになるのです。
防水スプレーを使ってあなたの靴を水や汚れからしっかりと守って、長く大切に履いてくださいね。
防水スプレーは靴を保護したり汚れないようにしたりするために使うということだね!
靴用防水スプレーはフッ素系がおすすめ!製品を3つ紹介
靴だけでなくカバンやバッグ、いろいろなものに使える防水スプレーを買いたいな。
兼用できる防水スプレーがあれば便利ですね。そのためには防水スプレーのタイプと特徴をよく知っておかなくてはいけません。
防水スプレーとして販売されている商品には2タイプがあります。
通気性を保ちながら防水するフッ素系と、通気性はなくなるけれども防水に強いシリコン系です。
靴には靴専用の防水スプレーの購入をおすすめしますが、その特徴を知っていると他のものに使うこともできますよ。
靴にはフッ素系の防水スプレーを選ぼう!
靴用におすすめなのはフッ素系の防水スプレーです。
フッ素系は、水より細かいフッ素樹脂が繊維に浸透して通気性は保ちながら水分をはじき、油もはじくので汚れを寄せ付けない効果もあります。
通気性を保てるという特徴があるので、靴にはフッ素系が向いていますよ。
布やナイロンにも使える製品が多く、オールマイティなのは魅力ですね。
ただし即効性が低く、時間をかけて乾かして浸透させることで効果が出るという性質をもっています。
もう1つのシリコン系は、シリコンが表面に皮膜を作るので水が通りにくくなり、しっかりと防水できます。
傘の防水加工などに使われ、吹きかけたらすぐに防水効果を発揮できるのも長所です。
シリコン系の方が防水効果が高く値段もリーズナブルなのですが、通気性がなくなるので靴用としてはふさわしくありません。
靴のように通気性も大切で汚れも防ぎたい場合はフッ素系、通気性を気にせずに強い防水力を期待するならシリコン系ですね。
カバンならば通気性はあまり必要ないので、どちらのタイプでも大丈夫だと判断できますよ。
あえて選んだ靴用のおすすめ防水スプレー3つ紹介!
防水スプレーは多くのメーカーからたくさんの製品が販売されています。
スプレータイプではなく塗布タイプも出てきていて気になるところではありますし、どれも甲乙つけがたい性能をもっています。
しかしあえて選ぶなら、この3つの防水スプレーをおすすめします。
コロンブスのアメダスは老舗ブランドの定番品
コロンブスのアメダス防水スプレーは靴だけでなく、皮革製品や布地、人工皮革などに幅広く使用できます。
成分が空気中に舞わないように安全面にも気を配られている製品です。
しかも、スプレーの墳射口が細いので付着力にもすぐれています。
- 靴用品メーカーが革靴やレザーグッズの撥水加工用に開発して、長年人気の定番商品
- スエードなど起毛革にも使え、服の耐水性もアップにも使用できる
- 乾燥時間15分と短いので、手軽にスプレーできる
強力な耐水性M.モゥブレィのプロテクターアルファ
M.モゥブレィのプロテクターアルファは、雨が激しいときには靴だけでなくズボンの裾などにも使用ができて効果も長くもつので便利です。
- 革靴を強力に撥水加工できて、効果も長持ち
- GORE-TEXや撥水レザーにも安心して使用できる
- シューケア用品のトップブランドM.モウプレイの製品で、機能性・耐久性が高い
撥水力最高レベルのナノプロはドイツ製
ドイツのコロニル社の製品で、フッ化炭素樹脂にシリコンオイルも加えている強力な防水スプレーです。
シリコンオイルを使っていますが通気性は損なわないすぐれものです。
価格は少々お高め、かつ乾燥時間はスプレー後30分以上ですが、その分強力な撥水力を長時間持続できるので魅力があります。
- ナノテクノロジーの効果で水をはじき、水は泥などをからめ取りながら転がり落ちていくので汚れがつきにくい
- 撥水力がすばらしい
- 布、皮革製品全般に使用できるが、特に皮革製品に対する効果が大きい
どの製品も撥水の効果はとてもすぐれているので安心して使えますよ!
まとめ
- 防水スプレーは乾かす時間を15分以上確保しないと効果を発揮しない
- 新品の靴に防水スプレーを使うと大変効果的
- 防水スプレーのやり方は、汚れを落とす、シミにならないか確かめる、スプレーをする、乾かすの4ステップ
- スプレー剤の吸いこみを防ぐために防水スプレーは必ず屋外で使い、マスクなどでも予防する
- スエード素材の靴はていねいにブラッシングを
- 雨の日のお出かけ前、これから履いていく靴に防水スプレーをシュッ!はNG
- 革靴は履いたらその都度、スニーカーは1か月から2か月に1度くらい防水スプレーを使うとよい
- 防水スプレーは、足を濡れないようにするのが目的ではなく、靴を水や汚れから守るためのもの
- 靴用におすすめなのはフッ素系の防水スプレー
防水スプレーのやり方や注意点をしっかり理解して、効果的に使えるようになったと思います。
これであなたの靴は、きれいに長持ちするはずです。
あなたの足元を見た人が、「あっ、この人はとてもおしゃれな人だわ。」と思いますよ。
防水スプレーの効果を活かして、あなたもあなたの靴も幸せに過ごせますね!
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