コンタクトを使用していて片目が曇る、なんてことよくありませんか?
以前私もソフトコンタクトレンズを使用してたことがありました。
毎日のようにどちらかの片目が必ず曇っていつも不快だったのを覚えています。
コンタクトはいつも清潔でなければいけないので、どちらかでもコンタクトが汚いと片目が曇ってしまうんですよね。
かといって視力が悪い人達にとっては、コンタクトは欠かせない日常品になります。
でも大丈夫です。片目が曇るというお悩みのあなたへ解決策があります。
コンタクトの毎日のケアや目薬を使用するなど気をつけていればいいんですよ。
毎日のケアを怠ると目の病気にかかってしまう場合もありますので気をつけてくださいね。
ここではコンタクトの使用時に片目が曇るという悩みの解消法をお伝えします。
コンタクトはなぜ曇る?片目だけ起こる原因を解説
コンタクトを使用してしていると、どうしても片目が曇るなどの症状が出てしまいます。
ではなぜ片目が曇るのか、なぜ異物感などがあるのか?いくつかの原因があげられます。
- 小さなゴミ、ほこり、花粉、涙に含まれる成分などが付着するため
- 化粧品、ハンドクリームが付着するため
- ドライアイ
化粧品も原因になるのね。どうしてなのかしら?
メイクをまつ毛ギリギリまでするのを避けた方がいいです。まつ毛の生え際のメイクがレンズに付着するためなんです。
涙に含まれてるタンパク質などがコンタクトレンズに付着するために片目が曇るということがおこります。
まつ毛の生え際にマイボーム腺という器官が詰まって涙が蒸発しやすくなり、涙の成分が付着するんです。
コンタクトを使用するとき、ハンドクリームをつけたあとは避けなければなりなせん。ハンドクリームの成分がコンタクトについてしまうからです。
ドライアイは長時間のデスクワークやストレス、過労、コンタクトの装着時間が長すぎることなどでおこります。
コンタクト使用時はまばたきをしたり、目薬の点眼など目のケアをしたりして片目が曇るのを防ぎましょう。
コンタクトの日常の手入れにも原因があるんです
コンタクトの洗浄、保存、保管がおろそかになるとコンタクトの寿命が短くなってしまいます。
そのため下記のような原因で片目が曇るという症状が出てしまいます。
- 汚れが付きやすくなる
- 細かな傷ができてしまう
- コンタクトレンズの変形
これは使い捨てタイプ以外のコンタクトレンズを使用する場合は気をつけなければいけないことですね。
使用期間中はケアが必要なので2weekタイプも使い捨てではありますが、清潔に保つ状態で使用するならできれば1dayタイプの方がいいですよ。
他にもコンタクトの使用が原因で目の酸素不足によるSOSの場合があります。
目の角膜は酸素が必要で、酸素は目を開けているときは空気から補給されていて、目を閉じているときはまぶたの裏側の血管から取り込まれています。
しかしコンタクトを使用していることで酸素の補給は妨げられてしまいます。
十分に角膜に酸素が補給できないと、これらのトラブルがおきて片目が曇る原因になります。
- 角膜の透明度が保てなくなる
- 角膜に血管が侵入して黒目が充血する
酸素透過率の高いコンタクトを選んだり、コンタクトレンズの連続装着を避け、つけたまま寝るのをやめるのも基本です。
コンタクトを装着するとき、外すときにも注意が必要です。
コンタクトを着けるときはメイク前に必ず手を洗って、外すときはメイクを落としきれいに手を洗ってメイク汚れを落としてからにしましょう。
コンタクトを洗うときはレンズの裏、表両方を指の腹を使ってしっかりと洗いましょう。
コンタクトレンズの度数にも気をつけて!
コンタクトレンズの度数が合ってないと視界がぼやけて、頭痛・肩こり・眼精疲労・ストレスなどの原因になります。
定期的に眼科へ行って目の検診とコンタクトレンズのチェックをしてもらいます。
目のぼやけがなかなか改善されない場合は、必ず眼科に行って目を診てもらいましょう。
目の病気が発見されたときは速やかに治療を受け、目の病気をきちんと治すことが先決です。
治療を怠る、眼科に行くのが遅くなってしまうと失明の恐れがあります。
少しでも不安があったら直ぐに眼科へ行って診てもらい、適正な治療を受けましょう。
あとコンタクトの使用期限を必ず守りましょう。使用期限超過、こすり過ぎなどの誤ったケアでレンズが変形してしまいます。目の痛みにつながります。
きちんとコンタクトの使用方法を守れば健康な目を保つことができますよ。
コンタクトが曇るのを防ぐのは目薬が最適
コンタクトを使用していると目が曇る、ゴロゴロするなど不快感があって毎日嫌ですよね。
その不快感から簡単に除いてくれるのがコンタクト用の目薬です。
コンタクト用の目薬は涙の代わりとなり、乾燥や目が曇ることから目を守るためです。
成分はコンタクトレンズに影響の少ないもので作られています。目の乾き、ゴロゴロとした不快感、目が曇るなどの症状を緩和するのが目的です。
バッグやポーチに入れておけばいつでも点眼できるのでお手軽ですよね。
おすすめのコンタクト用目薬をいくつかあげますね。ぜひ参考にしてみてください。
・デリケートな瞳にやさしいうるおい、しみないさし心地がおすすめです。
・負担がかかる目の疲れに、爽快感が持続します。爽快なさし心地です。
・つらい目の疲れに、超清涼感が持続します。氷点感クールなさし心地です。
・ロートアルガードコンタクト
目のかゆみ、目の疲れ、眼病予防、コンタクトレンズ装着時の不快感、目のかすみ(目やにが多い時)紫外線その他の光線による眼炎(雪目など)に効きます。
・ロート製薬vロートコンタクトプレミアム
コンタクトならではのつらい眼疲労に効きます。
ところで一般的な目薬とコンタクトレンズ用の目薬とはどう違うのでしょうか。
コンタクトレンズ用の目薬はコンタクトレンズ使用時専用の目薬なので、当然一般的な目薬とは成分の違いがあります。
一般的な目薬な目薬は眼精疲労や充血、かすみなど目の症状に合う成分で配合されているんです。
「点眼薬の品質を長く保つ」というメリットがありますが、その分「防腐剤」が配合されています。
防腐剤がコンタクトレンズ装着時では角膜障害やコンタクトレンズ変形など危険性がありますので一般的な目薬は使用できません。
なのでコンタクトレンズ装着時と裸眼時とでは成分の違いで目薬の使い分けをおすすめします。
コンタクト使用で曇るのは結膜炎が原因だった?
コンタクトを使用していて、曇る原因として一番恐ろしいのが結膜炎です。
結膜炎にかかると目やになどが出て目が曇る原因になります。
どのような結膜炎があるのかいくつか紹介していきます。
・アレルギー性結膜炎
コンタクトレンズ使用での大敵のひとつです。
実は私もコンタクトレンズ使用時にかかってしまい、コンタクトレンズ使用できなくなりました。
レンズが曇る、レンズが引き上がってずれてしまう、朝ネバネバした目やにが出る、ゴロゴロするなどの症状があります。
コンタクトレンズについたタンパク質などの汚れが原因でまぶたの裏をこすり炎症を起こして乳頭ができてしまいます。
そこから目やにや毒性物質が出てレンズについて、それがまぶたの裏をこすってしまうという悪循環になってしまいます。
それで目が曇るということにもなってしまうんです。
アレルギー性結膜炎にならないためには、1dayつまり使い捨てコンタクトレンズを使用することです。
次は2week交換タイプ、1month交換タイプ、そして酸素透過性ハードコンタクトの順になります。
一番いいのはコンタクト使用を中止することです。
どうしても無理なときは毎日1dayタイプを使用し、その上から目薬を点眼して炎症を治めるしかありません。
そうすれば目が曇るという症状は改善されます。
ただしその後も強いアレルギーの症状がでたら使い捨てタイプのコンタクトしか使用できなくなる場合があります。
・ウィルス性結膜炎
名前のようにウィルスの感染でなってしまう結膜炎です。
代表されるのは、アデノウィルスによる「流行性角結膜炎」です。
ウィルス性結膜炎になってしまうと、大量の目やにがでる、充血するなどの症状がでます。
感染力の強さも特徴なので気をつけなければならない結膜炎です。
・細菌性結膜炎
黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌感染で引きおこる結膜炎です。
黄色くネバネバしているウミのような目やにがでるのが特徴です。
・巨大乳頭結膜炎
主にコンタクトレンズの汚れへのアレルギー反応が原因です。
特にソフトコンタクトレンズ使用者に多い眼障害です。
上まぶたの裏側の結膜に突起ができて目やにがでたり、かゆみがでたり、ゴロゴロなどの異物感などが症状です。
巨大乳頭結膜炎にかかった状態でコンタクトを使用してはいけません。
コンタクトが目の上の方にずれてしまって、汚れて目が曇るということがおこってしまいます。
いずれも結膜炎にならないためには、コンタクトレンズを清潔に保つことです。
1dayのコンタクトレンズを使用することを検討するのもよいかと思います。
中でもタンパク質の汚れがつきにくい「非イオン性素材」や酸素を通しやすい「シリコーンハイドロゲル素材」のコンタクトレンズを選ぶのも結膜炎予防になります。
今更ですけど私もアレルギー性結膜炎を経験していますが、きちんと手入れをしておけば今もコンタクトを使用していたと思います。
毎日のケアも大事ですが、眼科での定期検診もコンタクトレンズ使用では必要になりますので、きちんと受診しましょう。
まとめ
- コンタクトレンズはとてもデリケートで、小さなゴミやほこり、化粧品が付着したことで目が曇る原因になる
- 装着したまま寝てしまうのは目に負担がかかる
- 毎日のケアには手洗いを丁寧にやらなければならない
- ストレス、過労や長時間のデスクワークにも気をつけた方がいい
- 手入れを怠ってしまうとコンタクトレンズの変形などの原因につながってしまう
- 一般的な目薬とコンタクトレンズ用の目薬はきちんと区別しないといけない
- 結膜炎にならないためにもコンタクトレンズを清潔にすることと、眼科の定期検診を必ず守ること
視力が悪いとどうしてもコンタクトレンズは欠かせません。なので正しい使い方を守ることがコンタクトが曇る予防になります。
きちんと眼科検診へ行き、目に合ったコンタクトレンズを使用して、清潔な目を保ちましょう。
取り扱いをしっかりとしていれば曇ることもなく、結膜炎になるようなこともありません。
きれいな視界で周りが見えるときっと気持ちも明るくなりますよ。
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