コンタクトがゴロゴロとして痛い、そんな不快感に悩まされていませんか?
私もコンタクトを使用しているのですが、仕事中などに目がゴロゴロとしてしまうと集中することができず困ってしまったことがありました。
コンタクトがゴロゴロとする時の対処法としては、まばたきをしたり、目薬を点したりすることで解決することがあります。
上記の対処法を試してみても解決しない場合は、コンタクトを外してきれいにすることなどがあげられます。
また、コンタクトがゴロゴロとする原因が目の病気の可能性もあるので注意が必要です。
この記事では、コンタクトがゴロゴロとする原因と対処法について、目がゴロゴロとする時に考えられる病気について詳しく解説していきます。
コンタクトがゴロゴロする時の対処法って?
コンタクトがゴロゴロとして不快感がある。どうしたら不快感を取り除けるの?
コンタクトがゴロゴロとする時の対処法としては、まばたきをしたり、目薬を点したりすることなどがあげられます。
それでも解決しない場合はこれから説明する以下の方法を試してみてください。
ここから、ゴロゴロとした不快感を解消する対処法について詳しく解説していきます。
強めにまばたきをして目の乾燥を軽減する
コンタクトがゴロゴロして痛みがある時は、強めにまばたきをするだけでゴロゴロ感が解消することがあります。
まばたきをするだけで解決するとは驚きですね。
まばたきを増やすと涙が行きわたることにより目の乾燥を軽減することができます。
まばたきによって、角膜とレンズのすき間の涙が交換され、目に酸素が供給されるため、目が低酸素状態になっている場合にもまばたきは重要です。
目薬でごみを洗い流して目の表面をうるおす
乾燥が原因でコンタクトがゴロゴロする時の対処法としては、目薬を点すことが有効です。
目薬を点すだけであれば、手軽な対処法でいいですよね。
コンタクト着用中に使用できる目薬でごみを洗い流すことで不快感を解消することができます。
また、目薬を点すと目の表面がうるおい、乾燥による痛みや不快感を予防・軽減する効果があります。
このとき、防腐剤不使用の人工涙液を選びましょう。
目の乾燥が気になる時にはうるおい効果のあるもの、眼精疲労が気になる時には目の新陳代謝を促進するビタミン配合のものなどを使いわけるとよいでしょう。
コンタクトレンズにそっと触れる対処法
コンタクトレンズがズレてしまって目がゴロゴロするときは、コンタクトレンズにそっと触れてレンズを動かすことも有効です。
レンズを白目の方へずらしながら黒目を顔の中央に向け、レンズを元の位置に動かします。
目を傷つけないよう、指の腹で優しく触れるように試してみましょう。
一旦コンタクトを外してきれいに洗い入れなおす
目にゴミが入ってコンタクトがずれる、または裏表を逆に付けてしまった時もゴロゴロの原因となります。
そういった場合は、一旦コンタクトを外してきれいに洗ってからもう一度入れなおすことも効果的です。
コンタクトレンズ自体にキズがある場合もあるので、新しいレンズに交換することが望ましいです。
目が乾燥してレンズが目に張り付いているときは無理に引っ張って外すのではなく、目薬を点し、十分な潤いを与えてから外しましょう。
装着し直してもゴロゴロとした違和感がある場合は無理な装着を続けず、眼科で目の状態を確認してもらいましょう。
コンタクト装着液を使ってスムーズに着用する
コンタクト装着液を使うという対処法もあります。
コンタクト装着液はコンタクトのスムーズな装着と使用をサポートしてくれるものです。
使用するのとしないのでは使用感に違いがでます。
ゴロゴロとした感じやレンズがずれてしまうことによる不快感を軽減でき、なおかつ潤いも保てます。
眼精疲労に効果的な成分が配合された製品もあるので、疲れ目でお困りのあなたにおすすめです。
コンタクト装着液は目薬のように点すことはできませんので注意してください。
手をしっかり洗いレンズに汚れがつかないようにする
レンズの汚れが目のゴロゴロ感や違和感の原因になっている場合があります。
レンズを清潔に保つと目のトラブル減少につながります。
1dayタイプのコンタクトレンズの場合は一日で破棄し、連続しての使用は避けましょう。
2week、1monthタイプの場合も交換時期を超えて使わないようにします。
コンタクトレンズを付ける前は石けんで手を綺麗に洗いましょう。
メイク汚れが付かないよう、化粧をする前にレンズを装着し、レンズを外すときはクレンジングの前に外しましょう。
外したレンズはその都度しっかりと洗浄して、汚れを取り除くことが大切です。
コンタクトがゴロゴロしてしまう原因って?
そもそもコンタクトがゴロゴロとしてしまう原因ってなんだろう?
コンタクトがゴロゴロとする場合には、いくつか考えられる原因があります。
コンタクトがゴロゴロとする原因を知ることで、不快感が現れる前に対処することができますね。
ここからは、コンタクトがゴロゴロとしてしまう原因について詳しく説明していきます。
コンタクトを裏表逆に装着している
表裏を逆につけてしまうと、眼がゴロゴロとした不快感の原因になるので表裏を確認してから装着しましょう。
コンタクトには裏表があり、丸いカーブできれいなおわん型の面が表面です。
指の腹にコンタクトをのせて横から見たときにコンタクトのフチが外側に反ったような形にみえる面が裏面です。
目が乾燥しているためゴロゴロとする
コンタクトを着用していると、徐々に目の水分を吸収されて目が乾燥するため、ゴロゴロしてしまいます。
コンタクトの使用では瞳の潤い、涙が大切ですが、目が乾燥しているとコンタクトが目に張り付いてしまいます。
目の乾燥によってレンズの上の涙がうすい状態でまばたきすると、まぶたとレンズの間に摩擦が生じてゴロゴロの原因になります。
目にゴミが入っているためゴロゴロとする
目の中にまつげやホコリなどの異物が入っているとゴロゴロとした違和感を感じることがあります。
異物によって角膜(黒目の表面)にキズがつき、強い傷みを伴うこともあります。
また、コンタクトに汚れが付着している場合もゴロゴロとした違和感の原因になります。
自分の目の形と合わないコンタクトを使っている
レンズのカーブと眼球のカーブが合っていないとゴロゴロの原因になります。
コンタクトレンズの内面の曲がり具合を示す数値のことを「ベースカーブ」といいます。
数値が小さいほどカーブがきつく、大きいほどカーブが緩いです。
自己判断でベースカーブを決めるのは避け、眼科で目の形を調べてもらい選ぶことが大切です。
コンタクトレンズが変形してしまっている
変形したコンタクトを着用しているとゴロゴロとした傷みを感じる原因となります。
レンズが変形する原因は、交換期限を過ぎたレンズを使っていることや、ケアする際に強くこすり洗いをしたなどがあげられます。
水分を多く含んでいるソフトレンズは乾燥によっても変形するためレンズケースに保存する際は保存液にしっかりと浸すことが大切です。
手の油分などがついて汚れているため
結膜炎など分泌物が増える目の状態や不適切なケア、不適切なレンズの使い方によるレンズの汚れがゴロゴロする原因にもなります。
化粧品の油分が指先に残っている場合も多く、その手で触れることでレンズに油分が付き汚れてしまうこともあります。
レンズの汚れもゴロゴロとした違和感の原因となりますのでしっかりと手を洗ってからレンズに触れるようにしましょう。
コンタクトレンズにキズがついている
レンズをきれいに洗ってもゴロゴロとした不快感があればレンズ自体にキズがついている可能性があります。
欠けているレンズや亀裂が入っているレンズなどを着用してもゴロゴロの原因となります。
キズや破損の原因としては、乾燥した状態でのレンズの取り扱いや、不適切なこすり洗いなどが考えられます。
目が低酸素の状態になっている場合も注意しましょう
目が低酸素の状態になると、角膜の表面にキズが付きやすく、痛みを感じることもあります。
原因としては、酸素透過率の低いレンズを使用している、レンズを長時間着用している、レンズをつけたまま寝てしまうことなどがあげられます。
低酸素の状態が続くと角膜表面のキズだけではなく、角膜の内側に障害(角膜内皮障害)がでることもあります。
ヒトの角膜内皮細胞は一度障害されると再生しません。
細胞数がある程度以下に減少すると角膜にむくみが発生し角膜の透明性が維持できなくなります。
レンズを長時間利用したり、レンズをつけたまま寝ることは避けましょう。
コンタクトがゴロゴロする時に疑われる病気
目がゴロゴロする理由のひとつに目の病気に罹っていることがあげられます。
ここからは、目がゴロゴロする場合に考えられる病気について解説していきます。
これらの症状がある場合には放っておかずにすみやかに眼科を受診してください。
<ドライアイ>
目のゴロゴロ感や乾いた感じ、目が疲れやすいなどの症状がある場合はドライアイの可能性があります。
涙が不足することで目の表面が乾燥し、傷つきやすくなることが原因で目のかすみやかゆみ、充血などの症状がでます。
自分はドライアイなのかもしれないと思っている方は多いのではないでしょうか?
原因は人によって違い、涙の量自体が少ないせいで乾燥しやすい人もいれば、涙の質が良くないことが理由で乾燥しやすい人もいます。
目薬を定期的に点すのが効果的ですが、症状が収まらない場合には、コンタクトの使用を中止し眼科を受診しましょう。
<アレルギー性結膜炎>
結膜の腫れやむくみ、目やにや充血、涙が出てきて目がゴロゴロするようであれば結膜炎の可能性があります。
目の表面に花粉をはじめとするアレルギー物質が付着することによって結膜に炎症がおこる病気です。
人に移る可能性が高いのですぐに眼科を受診しましょう。
<結膜下出血>
結膜下の小さい血管が破れて出血し、白目全体が真っ赤に染まりますが、多くの場合放置しておいても問題のないことがほとんどです。
多少目がゴロゴロしますが傷みは感じず、結膜下の出血では眼球内部に出血が入ることはなく、視力低下の心配もありません。
しかし、何度も繰り返すようであれば他の病気が隠れている可能性がありますので、全身検査を受けましょう。
<点状表層角膜症>
角膜の表面にある一部の細胞が死滅することでおこる病気で、目のゴロゴロ感があります。
目は赤くなり、流涙(りゅうるい)がみられ、光に過敏になり視力も低下します。
原因としてはコンタクトの着用、角膜異物、逆さまつげ、感染など様々な原因があります。
<アカントアメーバ角膜炎>
汚れた淡水や土の中にいるアカントアメーバ(原生生物)がレンズについて目に入り、角膜上皮にキズがあると侵入して感染します。
非常に治りにくく、視力障害が残ることが多いです。
<巨大乳頭結膜炎>
レンズの汚れによるアレルギー反応でおこる病気です。
上まぶたの裏側にある結膜が炎症を起こして充血しブツブツした乳頭ができ、かゆみや目やにといった症状がでます。
<流行性結膜炎>
はやり目と呼ばれる病気で、アデノウイルスに感染することが原因で結膜に炎症が起こります。
1~2週間、目やにや目がゴロゴロ、結膜の腫れやむくみといった症状が出ます。
アデノウイルスは感染力がとても高いので人に移してしまう前にすぐに眼科を受診しましょう。
まとめ
- コンタクトがゴロゴロとする時の対処法としては、まばたきをしたり、目薬を点すことで解決することがある
- それでも解決しない場合は、レンズにそっとに触れる、レンズを外す、コンタクト装着液を使用する、手をしっかりとあらうという対処法がある
- コンタクトがゴロゴロとする原因は、裏表逆に装着している、目が乾燥している、目にゴミが入っていることなどがあげられる
- 目がゴロゴロとする理由は病気の可能性もあるため、もしかしたらと思ったら速やかに眼科を受診する
目がゴロゴロとしてしまう原因は様々で、もしかすると病気に罹ってしまっている可能性もあるので注意が必要です。
目がゴロゴロとして辛いときに、今回紹介した対処法を試してみてくださいね。
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