片付けが好きなあなた。いつも片付けをしながら、このやり方で合っているのかなと不安に感じていませんか?
片付けが嫌いなあなた。いったいどうしたら、この部屋を片付けることができるんだ!?とイライラした経験もあると思います。
こんまり流の片付けのやり方はコツさえつかめば、誰でも簡単に取り組むことができます。
片付けの順番は、①衣類②本書類③小物類④思い出の品の順にすると最適です。
ここではこんまりの片付けのやり方、順番、そしてやったことによってどのような効果がもたらされるのかを、私が実践した感想とともにお伝えしたいと思います。
片付けが好きなあなたはもっと好きに、嫌いなあなたは「ちょっとこんまり流の片付けをやってみようかな」という気になるはずです!
こんまりさんの片付けメゾットについて詳しく知りたいなら本がおすすめです♪
片付けたいのに片付かない。毎日モヤモヤする。そんな自分とおさらばしたいなら、まずは片付けるためのメンタルを整えましょう。
スッキリとした部屋で毎日過ごすと穏やかでイライラが減りますよ♪
こんまりの片付けのやり方はときめきがキーワード
片付けコンサルタントである近藤麻理恵さん、通称こんまりさんは、世界で最も影響力のある100人に選ばれた女性です。
彼女が世界中の人たちに影響を与えたもの。それは片付けです。
これだけ多くの人から指示されるこんまりの片付けのやり方を、あなたも知りたいと思いませんか?
こんまりの片付けのやり方のキーワードは「ときめくか、ときめかないか」です。このあなたの心のものさしを軸に、今手元にあるものを選んでいきます。
・理想の暮らしを考えながらものを片付ける
まずは片付け前に、今のあなたの理想の暮らしを想像してみましょう。
あなたにとって理想の暮らしとはどんなものですか?
必要なものがすぐにわかる、すっきりした空間です!!
たとえば家の中にいて、紙をホチキスでとめたい時。「あれ、ホチキスってどこにおいてたっけ?」なんていうこと、よくありませんか?
それからウロウロ家中を探す。このウロウロの時間ってすごく無駄な時間です。
ホチキス以外でも、家の中でどこにあるのか、ついつい忘れちゃいがちなものって結構あるはずです。
私の場合でいうと、修正テープやガムテープなどの毎日使うわけではないけれど、無いと困るものがこの対象でした。
ガムテープは前に使った場所にそのまま置きっぱなしにして、次に使うときに「あれ!?ガムテープがない!」と慌てることが度々ありました。
ほかにも子供がいる私の家だと、子供が遊びで使ったのりが、家のどこかで置きっぱなしになり、いざ使いたい時になくて探し回ったこともありました。
こんまりの片付けのやり方で、このものたちを探す時間を一気に減らすことができるんです。
・もの別に片付ける
今まであなたは片付けをする時、こんな風に考えていませんでしたか?
今日はリビングを片付けよう!明日はキッチン、明後日は…。
こんまりの片付けのやり方はちがいます。「場所別」ではなく「もの別」です。
例えばペン。ペンってリビングだけでなく、キッチンにもあったりしませんか?
私がそうです。冷蔵庫に貼ってあるカレンダーに予定をすぐ書き込めるようにキッチンにもペンを置いているんです。しかも同じ場所に2~3本。
あとははさみ。はさみもリビングで手紙の封を開けるときに使うはさみがありますし、ダイニングでお菓子の袋を開けるときにつかうはさみがあります。
このようにあちこちにおいてある家中のものを手元に集めて、カテゴリー別に分けてみると、同じのものがいくつもあったということはよくある話です。
・手にとった時ときめくか
家中のものを集めてカテゴリーごとに分けたら、それらを順番に手に取ってみましょう。
私は目の前にペンでも、はさみでも同じものがいくつも集まった時、「これってこんなに必要かな?」と自分に問いました。
すると「こっちは残したいけど、これは手放しでもいいな」と自然と思えるようになったんです。
これがときめくものと、ときめかないものとが分かれ道です。
こんまり流片付けのときめく基準は3つありますのでご紹介いたします。
- 私はこれが好き?(そのものが自分は好きか嫌いか)
- これは壊れてる?もしくは傷んでない?古くない?(壊れて使えなくなっていたり、古くてボロボロの状態だったりしていないか)
- これを前回着たのはいつ?(いつ着たのか覚えていない、結局一度も着なかった)
そしてときめかなかったものは自分のもとから手放していきましょう。
手放す際は、そのものに「今までありがとう」と感謝をしましょう。ものだって今まであなたのために一生懸命、働いてくれたのですから。
そうするとだんだんとものが減り、目の前がすっきりとしてくるはずです。
・大事なものは人それぞれ
ここで一つ気を付けてほしいことがあります。手放すときの基準です。
古くてボロボロのぬいぐるみ。でも小さい頃からの思い出がいっぱい詰まってる。これって手放さないといけないの?
自分にとって大切なものは、ぜひ残しておいてください!
ときめきという感情は人によって異なります。新しくてキラキラしたものにときめく人もいれば、たくさんの思い出が詰まっている古いものに心惹かれる人もいます。
自分にとっての宝物の基準はひとそれぞれです。ご自身にとって大切なものは、ぜひ手元に残してあげてください。
こんまり流片付けの順番は衣類が先!思い出の品が最後
こんまりの片付けを行う際は以下の順番で行ってください。
- 衣類
- 本類
- 書類
- 小物類
- 思い出の品
これには理由があります。ときめきの感度を上げる練習になるからです。
こんまり流の片付けにはもうひとつ順番があります。最初は捨てる、全て捨て終わったら次に収納です。
ものを捨てる前に下の三つのことを思いましょう。
- 理想の暮らしを想像する
- 片付けようと思ったきっかけを思い出す
- なぜそんな暮らしがしたいか考える
衣類
家にある全ての衣類を床に一か所に山のように積み上げましょう。
なぜ山のように積み上げるのかというと「これだけあったのか」と自覚するためです。
あなたも片付け実行して山のような衣類に「こんなにあったの?!」ってびっくりしていませんか?
もし全部だすのは無理という場合はカテゴリー別でも大丈夫です。その場合でもこんまり流の片付けの順番がありますので紹介します。
①トップス |
②ボトムス |
③ハンガーにかける服(コート、ワンピースなど) |
④くつ下類 |
⑤下着類 |
⑥パジャマ類 |
⑦バッグ |
⑧服小物(マフラー、手袋など) |
⑨イベント服(水着など) |
⑩くつ |
こんまりの片付けの順番で、なぜ衣類が一番最初かというと、衣類はその年で色だったり、デザインだったり流行が変わっていきますよね。
自分の体形や好みも数年ごとに変わっていくことが多いと思います。そうすると、自分が好きで選んだ服なのにときめかなくなるんです。
だからこそ今ある服を手に取り、「この服、今の私は好きかな?」、「これって前に着たのいつだった?」と自分に問いかけてみてほしいんです。
この作業を続けることで、あなたのときめきの感度は確実に上げっていくはずです。
ときめきってどんな気持ちなのかしら?わからないわ。
そういうときは「大好き」と思えるものから選びましょう。「好き」という感覚がときめきなのです。
捨てるときは必ず感謝の気持ちを込めて言葉にして伝えてください。今まで本当にありがとうと優しくいいましょう。
残すものが決まったら「もの別」にきちんと収納しましょう。
また、こんまりの片付けの順番で、なぜ思い出の品が最後なのかはだいたい想像できますよね。
思い出の品を見ていると、過去の色々な思い出が頭をかけめぐり、片付けどころではなくなってしまうからです。これらは時間に余裕があるときにやるのがおすすめです。
本
たまってしまった本も、こんまり流片付けでいるものといらないものとに分けてしまいましょう。
こんまり流片付けでは本棚から全て出すことで寝ている状態を起こしてあげるんだそうです。
本が寝ているなんて正直「えっ?!」て思いました。でも考えてみると本棚にしまいっぱなしだとそう感じますね。
本棚から出した本は衣類のときのように一か所に集めます。そのとき本はカテゴリー別に分けましょう。
①一般書籍 | (小説、ビジネス書など) |
②実用書 | (レシピ本、参考書など) |
③観賞用 | (写真集など) |
④雑誌 | |
⑤まんが(あれば) |
準備が整ったら選別です。こんまり流片付けでは絶対に中身を見ないことです。
何故かというと判断が鈍るので、中身は見ないでときめきを感じる本だけを残していきます。
ときめきがわからないときは少しだけ(10秒ほど)めくってみましょう。
まだ読んでいない本は「読み時」を逃している本です。これからも読むことはないので残しても意味はありません。
いつか読もうって思って残してもその「いつか」は永遠にやってきませんよ。
本棚からの選別ではダメなの?
こんまり流片付けでは本棚に収まったままの状態だと、ときめくかどうかで本を選別するのが難しくなります。
本に限らず衣類でも小物でも収納されたままのものたちは「寝ている状態」に近いのです。
本を手放すことにより、新たな情報も入ってくるようになりますよ。
本を整理するメリットに、本棚がスッキリすると同時に、頭の中の思考も整理されます。それにより新しい情報も入ってくることができます。
どうしても手放せない場合は、特に印象に残ったところをスマホやパソコンに書き留めて、心置きなく手放すのも方法のひとつです。
それと雑誌類を残さないコツはザっと読んですぐ処分することです。
購入した本はその日のうちに読んでしまいましょう。読むのを途中でやめるということは自分に合わなかった本ということになります。
私もよく書店で「この本どうしようかなぁ」と迷うことありますけど、購入しないでよかったと思っています。
迷ったということは言い換えれば私に必要ない本てことですよね。迷ったら購入しない、この気持ち大事にしていきたいですね。
書類
書類も衣類と同じように一か所に集めて必要なものだけを残します。
・今使っている書類
・しばらくは必要な書類
・ずっと取っておく書類
以上の三点に当てはまる書類だけを残しましょう。収納するときはクリアファイルがおすすめです。
小物類
小物はバラバラに収納しないでカテゴリー別に収納するのがポイントです。
つまりペンならペンで、ハサミならハサミで一か所にまとめて収納するのです。
残すときのときめきと捨てるときの感謝の気持ちが大事ですね。
こんまりの片付けの収納のコツはカテゴリーごとに!
ときめくものだけが手元に残ったら次は収納です。
こんまりの片付けの収納のコツは、カテゴリーごとにしまう場所を決めるということです。
人間と同じように、ものに住所を決めてあげるんです。そして自分の役目を終えたら元の場所に戻る、人間でいうと家に帰るということです。
これをすることで、ものがなくならないし、ないと思って買い足してしまったということも少なくなくなります。
洋服は立てて収納して見た目もすっきり
洋服を例にとってみましょう。こんまりの片付けでは、基本的に洋服を衣装ケースにしまう場合、衣類やタオル類はすべてが長方形になるように畳み、立てて収納します。
このように立ててしまうことでピッと立った状態でしまうことになります。人間だと、まるできれいに整列した状態です。
見ていて、とってもきもちがいいわ♪
さらにこんまりの片付けでは、しまう際は手前に色が薄いものを置き、だんだんと色が濃くなるように収納します。色がグラデーションになるようにしまいます。
そうすることで自分の手持ちの色がどのくらい多いのかもわかってきます。
服はたたむのが基本ですが、コートやワンピース、素材がひらひらしているものはハンガーに掛け、クローゼットにしまいましょう。
その際はコートや洋服の裾が、右肩上がりに並べるというのがきれいに見えるコツだそうです。
ぜひこのこんまりの片付けの収納を実践して、引き出しやクローゼットの中を大変身させちゃいましょう!
ちなみに、使用するハンガーをすべて同じ種類にそろえるというのも、クローゼット内がきれいに見える技です。私も実践していて、こちらのハンガーがおすすめですよ。
これをひとつやるだけで、クローゼット内が統一され、とてもきれいに見えます。
こんまり流片付けでのキッチンはひと拭きだけ!
こんまり流キッチンの片付け方法は、お料理するのが楽しくなるキッチンを想像して片付けるのです。
下の順番通りにキッチンの片付けをしていきましょう。
- 理想のキッチンを考える
- カテゴリーごとに片付ける
- 収納する
まず①の「理想のキッチンを考える」ですが、自分が理想のキッチンでどのように過ごしたいかを想像していきます。
例えばお菓子作りをたくさんしたいとか、いろいろな料理にも挑戦したいなどありますよね。
理想のキッチンがイメージできたら片付けスタートです。
②のカテゴリーとは「作る道具」「食べる道具」「食べ物」「その他」のことです。
作る道具 | お鍋、フライパン、おたまなどの調理器具 |
食べる道具 | お皿、コップ、カトラリーなど |
食べ物 | 食材、調味料 |
その他 | 水筒やお弁当箱、お菓子作りの道具、イベントグッズ |
やり方は衣類のときと同じで、それぞれのカテゴリーのものを収納しているところから全部出して一か所に集めます。
ひとつひとつ手にとって触れて、自分が使いたいと思うもの(ときめくもの)を残します。
また最初にイメージした理想のキッチンにあってほしいと思うものも残していきます。
片付けが終わりましたら次は収納です。いくつか収納のポイントがあるので紹介します。
- シンク下、コンロ下は空間が広いのでここから収納を考える
- シンク下は水を扱うところでもあり、他のところより湿気があるので、湿気に弱いもの(粉ものなど)は置かない
ボックスやトレーなどを利用して、すべてのものに定位置を作るのです。
大切なのは掃除しやすさ、できるだけ表にものを置かないことを心がけることで掃除しやすく、いつもきれいなキッチンを保つことができます。
水周り、コンロ周りにものを置かないことはもちろん、かける収納、おく収納もNGです!
こんまり流のキッチンの片付けは下の収納箇所を三ヶ所にしますので、どのように収納するか考えておきましょう。
- シンク下(調理器具を収納・鍋、フライパン、まな板、包丁など)
- コンロ下(調味料や食品を収納・調味料、乾物、食材など)
- その他の場所(食器、タッパー、ラップ類、ビニール袋など)
こんまり流の片付けは、キッチンの使いやすさは収納法ではなく、掃除のしやすさを優先しています。
なのでキッチンの掃除のしやすさを考えると、シンクの中には何もものがないことです。
それとワークスペース(作業台)にも何も置かない、これが理想のキッチンです。
何もものがないキッチンなんてまるでモデルハウスのキッチンのようですね。
こんまりの片付けの効果は実証済み!
こんまりの片付けを実践してみて、効果はどのくらいみられるのでしょうか?家中がすっきりして、テレワークもはかどるようになったとの口コミもあります。
服の量が減り、クローゼットが大変身しておしゃれに目覚めました!
身の回りがすっきりすると頭と心まですっきりして、気持ちが前向きになれました!
このようにこんまりの片付けをする前と、した後では見た目だけでなく、内面にも変化が起きているようです。
自分で効果が実感できるだけでなく、ご家族と一緒にお住まいならご家族にも良い影響を与えることが期待できます。
自分の人生には、何が本当に必要なのか。こんまりの片付けは考える力がついてきて、思考も整理され、人生の方向も見えてくる。
私はこんまり流の片付けの効果にはそんな魔法の力があると感じました。
まとめ
- こんまりの片付けのやり方は「ときめき」がキーワード
- こんまりの片付けは衣類、本、書類、小物、思い出の品の順番で行う
- こんまりの片付けのコツはカテゴリーごとにしまう場所を決めるということ
- こんまりの片付けを行うことで得られる効果は、自分だけでなく家族にも良い影響を与える
- こんまりの片付けは考える力がつき、思考も整理され、人生の方向も見えてくる
たかが片付け、されど片付け。こんまりの片付けはやり方を間違わずに行うことで、自分にとって大切なものが残るようなります。
自分の心に素直になることで、身の回りに確実にいい効果があらわれるはずです。この機会にぜひ、こんまりの片付けをトライしてみてください。
こんまりの片付けのやり方を実践することで、あなたにいいことがたくさん起きることを願っています。
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