一人暮らし歴5年、最近敷布団がへたってきました。
布団を捨てる時って紐で結ぶんですか?結び方はどうしたらいいんですか?
あなたも布団をごみに出す際に同じような疑問が出てきませんか?
答えは、「結び方はあなたの自由」です。あなたが、ごみ置き場まで持っていきやすい大きさに畳んで紐で結びましょう。
では、布団はいったい可燃ごみか粗大ごみ、どっちに出すんですか?
答えは、布団は可燃ごみ、粗大ごみのどちらにも出すことができます。
布団をごみに捨てるときのルールは自治体によってさまざまです。あなたのお住まいの地域のルールを調べてからごみに出しましょう。
布団をごみに捨てる方法についてお困りのあなたに、布団の結び方や捨てるタイミングも併せてお教えしましょう。
布団を捨てる時の結び方はあなたが決めていい!
先程もお伝えしましたが、布団をごみに捨てる際の結び方は、特にこれといった決まりはありません。
小さくまとめていれば、結び方は個々におまかせのようです。極端な話、あなたがごみ置き場まで持っていきやすい結び方で大丈夫なのです。
ただ、気を付けていただきたいのがごみに捨てるときの布団の大きさです。
あなたの家には、お住まいの地域のごみの出し方について、詳しく書かれた冊子が置いていませんか?
我が家は今の家に引っ越しをしてきたときに「ごみ収集カレンダー」という冊子を市役所から渡されました。
もし、お手元にない場合でも、「〇〇市 ごみの出し方」と検索すると出てきます。
そこからダウンロードすることもできますので、ぜひ調べて見てくださいね。
我が家のごみ収集カレンダーの中に、「家庭ごみの出し方」というページがあり、そこに家庭ごみの出し方の注意事項が書かれていました。
私が住む地域では、布団を可燃ごみに捨てる場合、上記にあるように、「布団は小さく縛ってください」と書いてあり、結び方の指定は特にありませんでした。
布団の結び方が自由だったら、簡単にごみに出すことができるな!
布団をごみに捨てる際は、小さいサイズに結びましょう。
敷布団は硬さがあるので、畳むのは難しいかもしれません。その場合は、まずは2つ折りまたは3つ折りにして端からくるくる丸めていきましょう。
自分が布団の上にのるような感じで、ぎゅぎゅっと布団を抑えつける感じですね。
その後、できた巻物が緩まないように、左右と真ん中の2、3か所くらい、ビニール紐でぎゅっと結びます。我が家で、普段使っている敷布団を試しに結んでみました。
これだと、多少重さはあるものの結んだ紐を手で持ち、簡単にごみ捨て場に運ぶことができます。
掛け布団や羽毛布団は、素材が柔らかいのでもっと畳みやすいです。
まず布団の長い辺の長さはそのままにして、短い辺の長さが1/3になるように、三つ折りにします。
すると細長い長方形になるので、長い辺も1/3になるように、三つ折りにしましょう。
そして、緩まないように、新聞紙をまとめる時と同様の結び方でぎゅっと縛ってください。
我が家の羽毛布団を縛ってみましたが、片手でも持てるぐらいの軽さでした。
布団をごみに出す時のルールは自治体によってちがう
私が以前住んでいたところでは「布団を50㎝未満にしてから、まとめて出しましょう」というルールでした。
厚めの敷布団であれば、いくら頑張っても50㎝未満に畳んで結ぶのは至難の業です。
そういった時ははさみを使って、布団を切ってから自治体指定の袋にいれて燃えるゴミに出しましょう。
布団を捨てるタイミングはいくつかのサインがある
そもそも布団はどのタイミングで捨てるんですか?
布団を捨てるタイミングは、使用方法や使用中の手入れ、素材などによって異なります。一般的に多く使われている布団の寿命は以下の通りです。
綿やポリエステル、羊毛を詰めた布団の場合・・・敷き布団で3年、掛け布団で5年
羽毛布団・・・5年~10年
では、布団を捨てるタイミングは布団がどのような状態になった時なのでしょうか?
ふくらみがなくなってきている
寝ている間の汗汚れや皮脂などが蓄積すると、布団の素材はどんどん劣化していきます。劣化が続くと羽毛や綿特有の柔らかいふくらみや高さが失われていきます。
新品の時と比べて、布団の膨らみが2/3ほどになった場合は、布団が劣化しているサインです。
布団をそのまま洗うことができるコインランドリーやクリーニング屋に出すことで、膨らみが復活することがあるので、すぐに捨てる必要はありません。
捨てるか、そのまま使うかはまずは一度洗ってみてから判断するとよいでしょう。
重さや臭いを感じる
汗汚れや皮脂が蓄積すると、重さや臭いを感じるようになります。これはクリーニングに出すことや打ち直しをすることによって改善することができます。
しかし、布団の打ち直しには最低でも1万~2万円くらいはかかります。打ち直しの料金で新しい布団を購入することができるくらいのお値段ですよね。
布団に重さや臭いを感じた時は、布団を捨てることを検討しましょう。
保温力を感じない
羽毛布団に保温力を感じない場合は、ダウンボールが消耗しているサインになります。
ダウンボールとは、ダック(アヒル)と、グース(ガチョウ)の胸の部分の「ダウンボール」と呼ばれる繊維で羽軸(うじく)を持たない羽毛のことです。
ダウンには互いに絡み合わない性質があり、多量のデットエアー(動かない空気)を含んでくれます。このおかげで羽毛布団はふんわりと、かさ高くなっているのです。
冬は布団が湿気を含み、保温力がなくなってしまいます。
布団を干したり、乾燥機で湿気を飛ばしても、保温力を感じない場合は、布団を捨てるタイミングです。
羽毛が中から飛び出す
布団を長く使っていると、布団にできた穴や傷から羽毛が飛び出してしまうことがあります。
また、羽毛は使用していると足下の方向に集まりやすくなり、均等に温かさを感じなくなってしまいます。
羽毛が中から飛び出してくることや偏りを感じる場合は、布団の捨て時です。
布団を捨てる方法は可燃か粗大か回収業者がおすすめ
布団を捨てる方法は多くありますが、今回はあなたが最も処分しやすい方法を3つに絞ってご紹介いたします。
- 粗大ごみに出す
- 可燃ごみに出す
- 回収業者に依頼する
粗大ごみに出す
一般的に布団は、粗大ごみに捨てることが多く、粗大ごみの出し方は自治体によって異なります。粗大ごみを出す手順は以下のようになります。
1.布団を畳んで結び、回収予約をする
粗大ごみを出す場合、布団は持ち運びやすいように紐で結んでおきましょう。この際も、結び方に指定はありません。
事前に電話かインターネットにて回収予約が必要な自治体が多くあります。各自治体の粗大ごみ受付センターに電話で申し込みをする場合、氏名、住所、布団の枚数を伝えます。
そこで、受付番号、回収日、回収場所、料金を伝えられるのでメモをしておきましょう。
ごみ処理場の場所がわかっていて、自分でごみを持ち込む場合、自治体によっては回収予約をする必要のないところもありますので事前に確認しましょう。
2.収集場所にごみを捨てに行く、もしくは回収場所に持っていく
ごみ処理場に到着したら、まずは受付を済ませます。電話で伝えておいた住所や名前などの予約内容を確認し、係員の指示に従い、布団を指定の場所に捨てます。
自治体によって、車ごとごみの量を計測するところもあります。ごみの量に関しては多くの場合が受付の目の前が計測器になっており、受付時に自動的に計測されます。
所定のルートを進んで行くと、ごみを降ろす場所に到着します。ここで持ち込んだを布団を降ろしましょう。
自宅前や近くの回収場所に回収に来てくれる場合は、決められた日にちと時間までに指定場所に布団を運んでおきましょう。
3.料金を支払う
事前にごみ処理券を購入せずに後払いする自治体は、処理場で布団を捨て終わったら、再度所定のルートを進み、出口で料金を支払います。
この時、出口にも計測器が設置されており、受付時の重さとの差でごみの重さが判断されます。
ごみ処理の料金は「10kgごとに200円」のように重さで決められており、計測された重さによって料金が変わります。
私の地域での粗大ごみの出し方の手順は以下のようになっていました。
私が住んでいる地域では、処理場にごみを持ち込む場合は、予約が必要ありませんでした。
また料金は後払いシステムになっていました。値段も10㎏100円以下とお安めでした。
しかし、以前住んでいた場所だと、布団は2枚で200円、布団以外のタンスや机などは、1個につき300円、400円と料金がかかっていました。
ごみ処理券をまとめて購入すると1,000円以上になることもありました。
このように粗大ごみは自治体によって、出し方や料金が異なるので下調べをきちんとしてから行いましょう。
車を持っていたら、粗大ごみが手軽だしいいな!
- 布団を紐で縛るだけで簡単に出すことができる
- 綿、羽毛、羊毛など色々な種類がある布団を種類関係なく出すことができる
- 布団をごみに出すときに料金がかかる
- 自治体よっては粗大ごみシールの購入が必要で買いにいく手間がかかる
可燃ごみに出す
布団をごみに捨てる時に、あなたにとって一番身近なのが、可燃ごみに出す方法だと思います。
普段、可燃ごみに出す場所に布団を小さく切って、指定のごみ袋に入れて持っていけばいいのです。手軽ですよね。
しかし、この布団を小さく切るのが一苦労なんです。だからこそはさみは丈夫で、布団のような少々厚手のものでもしっかり切ってくれるものを選びましょう。
布団を切るのは根気と時間を要する作業ですが、費用がかけないためにここはひと踏ん張りしましょう!
<解体時の手順と注意点>
- マスクで口・鼻を保護し、埃を吸い込まないようにする(風で布団の中身や埃が飛ばないように、窓を閉める)
- 敷布団の生地が厚いので、先に敷布団のカバーの部分を切ってしまう
- 中綿をとりだす
※敷布団のカバーと中綿がミシンで縫われてしまっている場合ははさみはいったん置き、カバーと中綿を手で引き離す作業をする
- 中綿は切るのではなく、小さく手でちぎる
- 解体が終わったら、自治体指定のごみ袋がある場合は袋に入れて燃えるゴミの日に出す
自治体によっては、布団を可燃ごみに出すことができないところもあります。きちんと確認してから出しましょう。
お金がない僕は、可燃ごみに出すのが一番いいな。
- 粗大ごみにかかる費用を節約できる
- 布団をすぐにごみに出すことができる
- 解体作業に手間がかかる
不用品回収業者に依頼する
手軽に布団を捨てることができる方法として回収業者に依頼する方法もあります。
インターネットで「布団、捨てる、回収業者」と検索すると、不用品回収業者がたくさん出てきます。
民間の回収業者さんの中には、電話をすれば即日対応してくれたり、部屋まで取りに来てくれる業者も多いです。
料金はかかりますが、布団を大量に捨てる場合や布団以外にも処分したいものがある場合は利用を検討してみましょう。
回収料金は業者によって様々ですが、料金の相場は3,000~7,000円くらいかかるようです。
業者によっては家具専門や家電専門のように、処分する対象が限られていることがあるので事前に確認しておきましょう。
フリマや布団の販売業者はおすすめしない
この他にも布団を捨てる方法には「フリマサイトで売る」「布団の販売業者の下取り」がありますが、個人的にはあまりお勧めしません。その理由は以下の通りです。
- 写真を撮ったり、商品説明の文章を書いたりして手間をかけたわりに、買い手がつく保証がない
- 売れない間は自分で保管しておかなければならない
- 圧縮袋に入れて送ったとしても、送料が出品者負担の場合、思った以上に送料が高くつく
- 布団の下取りをしてくれる業者はあるが、大抵は新しい布団を買うことが前提となっている
- 布団の処分だけをしてくれる業者が少ない
まとめ
- 布団を捨てる時の結び方に決まった方法はなく、自分の運びやすいように結ぶことができる
- 布団を捨てるタイミングは、布団のふくらみ、臭い、保温力などを見て判断する
- おすすめの布団の処分の方法は、粗大ごみ、可燃ごみ、不用品回収業者であり、自分に合った方法を選ぶ
- 布団をフリマに出す、布団回収業者に引き取ってもらうのはデメリットが多いため、おすすめしない
今回の記事で布団を捨てる時の結び方は自由だということ、捨てる時の方法などがおわかりいただけたかと思います。
捨てる方法によっては、結び方が自由である手軽さのメリットと、料金や手間がかかるデメリットがあります。
使わない布団を捨てて、あなたの好きな布団で安眠を確保しましょう。
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