お気に入りの服を大切にしたい。
型崩れや伸びない干し方ってあるのかな?
お気に入りのTシャツやニットをできるだけ長く着たいと思っているけど、洗濯して干したときに型崩れや服の伸びが心配になったことはありませんか?
Tシャツやニットには伸縮性のある生地が使われているので、そのままハンガーに干してしまうと型崩れや伸びる原因になるのです!
お気に入りの服が伸びるのは、見た目もカッコ悪いしおしゃれが楽しめませんよね。
ですが干し方をちょっと工夫すれば服が伸びるのを防げますよ!
ここではTシャツやニットがなぜ伸びてしまうのかを解説します。
その対策としてTシャツとニットの型崩れしない干し方や、干すときに便利なおすすめアイテムをご紹介します。
干し方をマスターしてお気に入りの服を長く着られるようにしましょう!
服の干し方で伸びる原因に!?生地と編み方に注目!
春、夏、秋まで、長い季節で着られるTシャツと、冬の定番アイテムのニットを、あなたも1枚は持っていると思います。
私も夏はTシャツ、冬はニットばかり買ってしまうくらい、Tシャツもニットも大好きです♪
そんなTシャツとニットには伸縮性のある生地が多く使われていて、その伸縮性が型崩れする原因になるのです。
伸縮性が型崩れの原因?と思いますよね。それぞれの原因を解説しますね。
まずTシャツが伸びるというのは、生地が横に引っ張られ生地の編み目の部分に、隙間ができてしまうことを言います。
Tシャツは着心地を良くするために伸縮性のある生地が使われているのです。
多くのTシャツは「天竺」という、縦糸と横糸が1本ずつ交互に組み合わさったシンプルな編み方で作られています。
この「天竺」という編み方は凹凸がなく、裏と表が全く違う編み目で、横方向に伸びやすいのが特徴です。
なので洗濯や服の干し方で生地が横に引っ張られて、伸びる原因になってしまうのですね。
ではニットはどのように作られているのでしょうか。
ニットは、1本の糸をループ状にして、そのループに次のループを重ねていくことで生地になります。
ループ状になることで糸に余裕ができ、ループになっている分が伸びしろになるため伸縮するのです。
ニットには一般的に「ウール」「アクリル」「コットン」などの繊維が使われています。
水や摩擦、熱が原因で繊維が絡まって縮みます。また重力で繊維が引っ張られて繊維の形が崩れ、ニットが伸び縮みしてしまいます。
Tシャツとニットは、着る季節も肌触りなども違いますが、伸縮性があることが共通しています。
伸縮性があることで、洗濯して水を含んだ状態でそのままハンガーにかける干し方では、重みで伸びてきて型崩れの原因になってしまうのです。
ですが干し方をちょっと工夫するだけで、服が伸びることも防げるので安心してくださいね!
お手入れが面倒だよーというあなたは、ポリエステルでできた服を選ぶことも手ですよ!
ポリエステルは綿に比べて強度が強く、服が伸びることもありません。
まずはTシャツの干し方からご紹介しますね。
服の干し方Tシャツ編!二つ折りと逆さ干しを解説!
Tシャツの干し方のポイントはこちらです!それぞれ解説していきますね!
- Tシャツに適したハンガーを選ぶ
- 襟からではなく裾からハンガーを通す
- 二つ折りにして干す
- 逆さ干し
〈Tシャツに適したハンガーを選ぶ〉
Tシャツが伸びてしまうのには、ハンガーのサイズと服が合っていない可能性もありますよ。
ハンガーの種類は豊富で、プラスチックのものから木製や針金のものまでさまざまです。
Tシャツを干すハンガーは、肩幅がとがったものだと跡が残ってしまいます。
特に針金タイプや100円ショップに売ってあるようなプラスチックのハンガーは肩幅が合わず、型崩れしやすいので注意が必要です。
肩の部分がアーチ状になっているハンガーは、Tシャツのゆるやかな肩口に合わせて設計されているので自然な形のまま干せるので、おすすめです。
アーチ状のものだと滑り止めがついているものが多く、服のずれ落ちも防げます。
また肩の部分をスライドして、幅を調整できるハンガーもありますよ。
ハンガーを襟元から通すときは幅を小さくして、かけるときに肩幅に合わせて調整すれば型崩れを防げるので襟が伸びる心配もありません。
〈襟からではなく裾からハンガーを通す〉
服を干すときに、ハンガーを襟から通していませんか?
襟元からハンガーを通していると、襟が伸びる原因になります。
襟がヨレヨレだと、だらしない印象になるので、注意したいですね。
少し面倒に感じるかもしれませんが、必ず裾からハンガーを通して、形を整えましょう。
〈二つ折りにして干す〉
物干し竿やハンガーにTシャツを二つ折りにする干し方です。Tシャツの真ん中あたりで折って干すことで型崩れや伸びるのを防げますよ!
画像は物干し竿で干した様子です。風に飛ばされないように洗濯ばさみで留めておきましょうね。
ただ二つ折りにする干し方は乾かす部分が重なるため乾くのが遅くなるというデメリットもあります。
風通しが良い場所で干すようにして、室内で干す場合は、扇風機、エアコン、サーキュレーターなどの風を利用して干しましょう。
〈逆さ干し〉
逆さ干しとは、裾を上にする干し方です。裾を洗濯ばさみで数カ所留めて、襟が下にくるように干せばいいので簡単ですよ!
洗濯ばさみをしようする場合はバランスよく留めましょう。
裾の端だけを留めるとその部分は伸び、型崩れの原因になります。
洗濯ばさみなどで留める場合は跡がつく可能性もあるので、薄手のTシャツを干す際は注意が必要です。
画像はスカート用のハンガーで干した様子です。スカート用のハンガーだと簡単に干せました!
簡単で取り入れやすいと思うので、ぜひTシャツの干し方を参考にしてみてくださいね♪
服の干し方ニット編!平干し専用ネットが便利!
冬を暖かく過ごすために欠かせないニット。色んなカラーや編み方のニットがあり、おしゃれも楽しいですよね。
ですがニットも、Tシャツと同じで伸縮性があり、洗濯後に水を含んだ状態でハンガーに干すと、服の重みで伸びてしまいます。
特に細めのワイヤーハンガーや、肩が尖っているハンガーを使った干し方は肩に跡がつきやすいので注意が必要です。
私はニットをハンガーにかけて干してしまい、肩のところにハンガーの跡がつき、更には伸びて型崩れしてしまったことがあります。
あなたにはそんな悲しい思いをしてほしくないので、ニットのおすすめの干し方についてもご説明しますね!
- 平干し
- 竿干し
〈平干し〉
ニットを干す際の一番のおすすめはやはり「平干し」です。平干しは平面上にニットを置いて乾かす方法です。
専用の平干しネットも販売されているので、1つ持っておくと便利ですよ。
平干し専用ネットは、ニットなどの服だけではなく、枕やぬいぐるみを干すときにも使えます!
また竿などに吊り下げて使う「吊り下げタイプ」、浴室などで使える「据え置き式」などさまざまなタイプがあるのであなたに合った平干し専用ネットを見つけてくださいね♪
「据え置き式」は浴室のふちを利用して設置できるタイプや、スタンドがついているものもあり、スタンドが付いていれば浴室以外でも使えますよ。
100均にもあるので気軽にゲットできます。このあと、おすすめの平干しネットを紹介するのでチェックしてくださいね♪
平干しネットはないけど、ピンチハンガーはあるよというあなたは、ピンチハンガーの天面を利用した干し方もありますよ。
ピンチハンガーの大きさによっては、服を軽くたたんで干した方が良い場合もありますね。
今すぐ試せる干し方なのでぜひ参考にしてみてくださいね!
〈竿干し〉
平干しできるスペースがない、また専用ネットも持っていないなら、物干し竿にそのままかける「竿干し」という方法もありますよ!
洗濯後ニットの形を整えたら、物干し竿にタオルのようにかけるだけです!
ただ、袖が垂れ下がっていると重みで袖が伸びてしまいます。
なので袖も身頃と一緒に物干し竿にかけると安心です♪
このあと、ハンガーでできる簡単な干し方も説明しているのでぜひ見てくださいね!
服の干し方はハンガー次第!ニットが伸びない方法とは?
ニットは物干し竿や平干し専用ネットを使う干し方がいいのは分かったけど、やっぱりハンガーで干したい、というあなた!
ニットはハンガーを複数使えば、伸びずに干せますよ!ハンガーでのおすすめの干し方を2つご紹介しますね。
①1本のハンガーにニットを通します。
②腕をクロスさせて、肩の部分にかけます。
③もう1本のハンガーに裾を通します。服の長さによってハンガーの本数を増やして調節し、なるべくたゆませないようにするのがポイントです。
この干し方だと、ニットが伸びることもなく安心です。袖の部分が重なるので、風通しの良い日陰や室内に干すのがおすすめです。
もう1つはハンガーを3本使い、袖、身頃、裾の部分をそれぞれ通し、重さを分散させる干し方です。
「おばけ干し」と言われている干し方です。うらめしや~と言っているおばけみたいですね。
笑っちゃうような干し方ですが、服の重みを分散して伸びるのを防いでくれるのでとっても優秀な干し方なんですよ!ぜひ試してみてくださいね。
この2つの注意点は、身頃に通すハンガーは、肩が丸いものを使うことです!肩の部分が尖っていると跡がつく可能性があるので気をつけましょう。
お次はニットをハンガーで保管したいあなたに、ちょっとした豆知識をお教えします♪
クローゼットの中をすっきりしたい場合や服を管理しやすいように、かける収納が人気ですよね!
「でもニットはかけて保管できないから引き出しに畳んで収納してる…。1枚のニットに3本もハンガーを使えないし…」と悩んでいるあなたに朗報です!
1本のハンガーにニットをかけて保管できる方法があります!床でやったほうが簡単にできますよ。
分かりにくい場合は画像を参考にしてみてくださいね。
薄めのニットやセーターであれば、ハンガーに袖と身頃を入れ込めば落ちることもありません。
私もかける収納にしているので、このやり方でニットを保管しています!型崩れもしないし便利ですよ!試してみてくださいね。
Tシャツもニットも工夫すればハンガーで干せるということが分かりましたね。あなたもぜひこの干し方を参考にしてみてくださいね!
服の干し方は便利アイテムを使えば完璧!
さて、干し方も分かったところで、お次は便利な洗濯アイテムをご紹介しますね!
首が伸びないハンガー
まずはTシャツに合うおすすめのハンガーです。Tシャツの干し方のところでもご紹介した肩幅が調整できるハンガーです。
首が伸びないハンガーだったら、わざわざ服の裾からハンガーを通さなくていいので便利です。
【mitas公式】洗濯平干しネット2段式
続いては、ニットの干し方でご紹介した平干しネットです。吊り下げタイプ、据え置きタイプをそれぞれピックアップしてみました。
吊り下げ式タイプでは、2段式がおすすめです。側面にはガードもついていて風が吹いても安心です♪
底も側面もすべてメッシュになっているので通気性も抜群ですね!
またフックはロックができ、物干し竿にかけると固定され落ちにくくなっています。
さらにフック部分は360度回転するので、どこからでもかけられるのです!
コンパクトに折りたたむこともできるので、使わないときも収納に困りません。
お次は据え置きタイプです。据え置きタイプは浴槽のふちを利用できるものや、スタンドがついているものがありましたね。
ダイヤ お風呂で平干しネット
浴槽で使用できるものは、「ダイヤお風呂で平干しネット」がおすすめです!
お値段は2,755円(税込み)と平干しネットにしてはお高めな印象ですよね。
ですが、浴槽の上で使用できるので物干し竿のスペースを取ることもないので、他の服をどこに干そう?という心配もありません。
浴室乾燥があればすばやく乾かせます。
使う時はパッと開いて、使い終わればくるっと丸めて付属のゴムで固定すれば狭い隙間にも収納できますよ!
洗濯物は部屋干し派というあなたにはとっても魅力的なアイテムになるはずです!
セキスイ セーター干しネット
スタンド付きが良いあなたには「セキスイセーター干しネット」がおすすめです。
スタンドがついていれば、浴室や室内に置くだけでニットを平干しできます。使う時は組み立てる必要がありますが、収納するときはコンパクトになりますよ。
72㎝角の大きめサイズなので、オーバーサイズのニットや男性用のニットやダウンなども楽々干せちゃいます。
スタッキングして2段に重ねて使うこともできます。省スペースでありながら干すスペースを広げられるのがとても便利ですね。
浴室に置けば浴室乾燥で速乾も期待できます!
今は役立つ商品がたくさんあるので、チェックしてみてください。
あなたも大切な服たちを便利アイテムの力を借りながら楽しくお手入れしてくださいね♪
まとめ
- Tシャツもニットも伸縮性のある生地が使われている
- 服の伸縮性が、水を含んだ状態でそのままハンガーにかける干し方をすると、重みで服が伸びる原因になる
- Tシャツは一般的に天竺という編み方で作られており、横方向に伸びやすいのが特徴。洗濯や乾燥などで生地が横に引っ張られて伸びる原因になる
- ニットは繊維が重力に引っ張られて繊維の形が崩れることで型崩れしてしまう
- Tシャツに適したハンガーを使い、裾からハンガーを通すようにすれば首元の伸びは防げる
- Tシャツが伸びるのを防ぐためには、物干し竿やハンガーに二つ折りにして干す方法や、逆さ干しが効果的
- ニットの型崩れを防ぐおすすめの干し方は平干しネットを使って干すこと
- 平干しネットには、吊り下げタイプと据え置きタイプがある
- ニットを竿に干す場合は、袖も身頃と一緒に竿にかけると、伸びるのを防げる
- 伸びやすい服を干すときの便利アイテムは、首の伸びないハンガーやセキスイセーター干しネットなどがある
あなたの大切なTシャツやニットが、伸びたり型崩れしたりしないための干し方は意外にもたくさんありましたね。
長く着たいと思う心と、干し方をちょっと工夫するだけで服が伸びるのを防げるので、あなたがやりやすい方法を見つけてみてくださいね。
お気に入りの服を大切に着て、おしゃれを楽しみましょう♪
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