4k対応のテレビが本格的に発売され始めた2013年から、早くも約10年がたちます。
スマホやパソコンでも動画や画像を楽しめますが、せっかくなら高画質のテレビに映したくなりますよね。
ここで疑問に浮かぶのが、hdmiケーブルの見分け方です。
4kに対応していないhdmiケーブルだと、高画質の映像が見られない可能性があります。
でも、4k対応のhdmiケーブルの見分け方がわからないのよね。
そんな悩みを抱えているあなたに朗報があります!
hdmiケーブルが4kに対応しているかどうかは、2タイプどちらかの表記がパッケージに書かれているかどうかで見分けることができます。
この後は、hdmiケーブルが4kに対応しているかどうかの見分け方と、その詳細を説明します。
最後まで読めば、あなたも高画質で動画や画像を楽しめるようになりますよ!
hdmiケーブルが4kに対応しているかの見分け方は?
4kに対応しているhdmiケーブルの見分け方は、商品パッケージに以下のどちらかの記載があるかを確認すればOKです。
- PREMIUM Certified CableとHIGH SPEED(ハイスピード)
- ULTRA Certified CableとULTRA HIGH SPEED(ウルトラハイスピード)
実際の商品を確認したところ、商品パッケージに以下のように表記されていました。
また、伝送速度の記載を見分け方として使うこともできます。4kに対応している伝送速度は、18Gbps、48Gbpsの2種類です。
こちらも商品パッケージの主に裏面にきちんと書かれていました。
伝送速度ってなんですか?
<伝送速度とは>
情報が伝わる速さのことを指します。単位は「bps」を使うことが多く、1秒間に何ビットの情報を送ることができるかが示されます。
正式名称と合わせて、比較のために一世代前のハイスピードも入れて表にまとめましたので参考にしてみてください。
パッケージ 表記 | PREMIUM Certified Cable HIGH SPEED | ULTRA Certified Cable ULTRA HIGH SPEED | <参考> HIGH SPEED |
正式名称 | プレミアム ハイスピード | ウルトラ ハイスピード | ハイスピード |
伝送速度 | 18Gbps | 48Gbps | 10.2Gbps |
バージョン | HDMI 2.0 | HDMI 2.1 | HDMI 1.4 |
4k対応のhdmiケーブルの見分け方がわかったところで、次はそれぞれの特徴を見ていきましょう。
■プレミアムハイスピードの主な特徴
4kに対応するケーブルとして規格化されたhdmiケーブルです。伝送速度が18Gbpsであるのに加えて、HDRに対応しているのが特徴です。
「HDR」って何ですか?
<HDRとは>
HDRの正式名称は、High-dynamic-range(ハイ・ダイナミック・レンジ)です。
今まで一般的なテレビに使われてきたSDR(スタンダード・ダイナミック・レンジ)より色の明暗差の段階数を増やすことで、よりリアルな映像を表現する技術です。
HDRに対応しているPS4やPS4 proなどのゲーム機におすすめのhdmiケーブルといえます。
■ウルトラハイスピードの主な特徴
8kに対応可能な最新式のhdmiケーブルですが、4kに対しても使えます。伝送速度は48Gbpsとなっています。
今は8kに対応している商品自体が少ないですが、処理スピードが高いため、PS5やVR(仮想現実)ゲームなどでの使用におすすめのhdmiケーブルです。
hdmiが4k対応か確認する方法は?規格ではわからない!
4k対応のhdmiケーブルを確認するにあたり、1つ注意しておきたいことがあります。
実は、プレミアムハイスピードやウルトラハイスピードはあくまでhdmiケーブルの規格のため、4kに対応しているのは上記2種類のケーブルだけとは限らないのです。
hdmiケーブルは、「それぞれのバージョンの検証試験をクリアしたかどうか」によって規格が定められています。
先ほど表でご紹介したバージョン1.4のハイスピードの場合、1.4までの検証試験はクリアしたが、2.0のプレミアムハイスピードの検証試験は行っていないということです。
そのため、バージョン1.4のハイスピードのhdmiケーブルでは、バージョン2.0相当の信号には絶対に対応できない、というわけではないのです。
検証をしていないため、以前のバージョンだと機器によってはもしかしたら映らないかもしれない、という風にとらえた方がよいでしょう。
私が家電量販店で確認したところ、ハイスピードの規格でも、実際には4k対応とパッケージに表示されている商品がいくつかありました。
じゃあ、バージョンで見分けた方がいいってことかしら?
私もそう思いましたが、これにはhdmiケーブルの裏事情がありました。
なんと、2012年からhdmiケーブルにバージョンを表記することが禁止されてしまったため、バージョンでは見分けられなくなってしまったのです。
これが原因でhdmiケーブルが見分けられないという問題が発生してしまっているのだと思います。
ですが、先ほどご紹介した商品パッケージの記載を確認すれば大丈夫です。
せっかく選んで買うのであれば、きちんと検証試験をクリアしたプレミアムハイスピードやウルトラハイスピードのhdmiケーブルを使って、4k映像を楽しみましょう!
4k対応のhdmiケーブルのおすすめはコレ!
こちらでは4kに対応しているおすすめのhdmiケーブルをスマホ、パソコン別にご紹介します。
これからhdmiケーブルを買う場合はぜひ参考にしてみてください。
スマホ向けhdmiケーブルのおすすめはコレ!
■ELECOM Premium HDMI Microケーブル DH-HDP14SSU10BK
ELECOM(エレコム)のhdmiケーブルです。伝送速度は18Gbpsなので、4k対応の目印もクリアしています。
ケーブルが直径約3.2mmと細いため、配線しやすいのが利点です。Type-Dの端子がついているため、スマホだけではなく、デジタルカメラやタブレットにも対応しています。
今まで使ってきたどのhdmiケーブルよりもコードがやわらかくて使いやすかった、という高評価な口コミもありました。
■Anker 高耐久ナイロン USB-C & HDMIケーブル
Anker(アンカー)のhdmiケーブルです。Type-Cの端子がついているため、スマホだけではなく、MacBook Proを含むノートPCやタブレット端末にも対応しています。
コード部分は、編み込み式の高耐久ナイロンが使用されているので、断線やコードの擦り減りもしづらくなっているのがうれしいところです。
設定なしでテレビとスマホをつなぐだけですぐに見ることができるので、手軽に大画面で楽しむのにぴったりという口コミもありました。
パソコン向けhdmiケーブルのおすすめはコレ!
■Snowkids hdmiケーブル B08LH25NMZ
Snowkids(スノウキッズ)のhdmiケーブルです。4kに対応しているhdmiケーブルの中ではかなり値段が安いですが、高品質かつ使いやすさが人気の商品です。
端子部分には経年劣化しにくい24金メッキ加工がされているのに加え、コード部分は高耐久ナイロンが使用されているため、衝撃からしっかりと保護してくれます。
値段がとても安いのに、見た目に高級感があり、耐久性も問題なさそうといった口コミがありました。
■ELECOM PREMIUM HDMIケーブル(やわらかタイプ) DH-HDP14EY20BK
またしてもELECOMです。コード部分にクセが残りにくいやわらかケーブルが使われているため、配線しやすいのが特徴です。
その特徴の通り、コードがやわらかくて扱いやすいといった口コミが数多くありました。コードがやわらかいと、端子に負担がかかりにくいのでありがたいですね。
■オーム電機 HDMIケーブル VIS-C20PRE-K
オーム電機のhdmiケーブルです。端子部分には24金のメッキ加工がされているため、経年劣化を防ぐことができます。耐久性に優れているのはうれしい点ですね。
値段は安いけど、hdmiケーブルの機能はきちんと果たしてくれて助かるといった口コミがありました。
まとめ
- hdmiケーブルが4kに対応しているかどうかの見分け方は、商品パッケージ上の文字で見分けることができる
- 18Gbps、48Gbpsの2種類の伝送速度の記載で4k対応か見分けることもできる
- hdmiケーブルの規格はバージョンごとの検証試験をクリアできたかで定められているため、以前のバージョンでは絶対に4kに対応できないというわけではない
- 2012年からhdmiケーブルへのバージョン表記が禁止されたため、バージョンで見分けることはできない
- スマホ向けのおすすめケーブルは、「ELECOM Premium HDMI Microケーブル DH-HDP14SSU10BK」
- PC向けのおすすめケーブルは、「Snowkids hdmiケーブル B08LH25NMZ」
見分け方は分かったけど、どうしても不安…という場合は、家電量販店の店員さんやネットの問い合わせ機能も活用してみてください。
4kに対応したhdmiケーブルを使って、高画質の動画や画像をお楽しみくださいね。
コメント