小学生の夏休みには、自由研究や工作の宿題がよく出されますよね。
どんなものを作ったら良いのか、とても悩むと思います。
そこで今回は、廃材を使った簡単な工作を紹介します。
日常生活の中で、ダンボールやトイレットペーパーの芯、ペットボトル、牛乳パックなど、さまざまな廃材が出てきます。
それを使えば材料にも困らず、小学生の宿題にもぴったりです。
私の弟が小学生だったころに、夏休みの宿題として工作がありました。
初めは何を作ろうか、何を使おうかとても悩んでいたのですが、身の回りにたくさんあるものを使えば、材料に困らずリサイクルにもなる!と言うことに気づきました。
身の回りにあるさまざまな廃材を使った工作のアイディアをたくさん紹介します!
ぜひ小学生の自由研究や工作の参考にしてみてくださいね。
制作時間は2~3時間ほどなので、休み最終日に取り掛かっても完成できます。
自由研究の工作作りをすっかり忘れていたというあなたにおすすめです。
こだわりたい場合は色塗りやデコレーションに力を入れてオリジナリティを出すのもいいですね♪
廃材を使った工作を小学生におすすめしたい理由
廃材を使って工作を作ると様々な素材に興味を持つようになります。
また、自分で工夫したり試したりすることで作る楽しさを学べます。それに自分で作ったモノなので愛着が湧きより楽しむことができますよ。
他にも廃材の性質について素材のよさを活かしながらイメージを膨らませ、表現する楽しさを味わうことができるのも廃材工作の良い点です。
廃材を使う工作は、小学生にもとても簡単にできます。
家にたくさんあるものを使うので、材料に困らないだけでなく、いくら失敗しても大丈夫です。
牛乳パックとダンボールを使って小学生が楽しく簡単に作れるものを紹介します。
牛乳パックで工作しよう
<再生紙を作ってみよう!>
〈作り方〉
牛乳パックをバットなどに入れて、水に浸して2日間ほど置いておきましょう。
すると、牛乳パックが柔らかくなるので、外側の面を内側の面をそれぞれ剥がします。
残った中心の紙を細かくちぎり、牛乳パックがしっかり浸るくらいの水を足し、ミキサーで混ぜます。
よく混ざったら、洗濯のりを小さじ1杯加えてさらに混ぜます。
次は、トレーの準備をします。千枚通しを使い、トレーに満遍なく穴を開けます。
洗濯用ネットをトレーの大きさに合わせて切り、トレーの上に乗せ、トレーをボールに入れます。
どろどろになった牛乳パックをトレーに注ぎ、指で軽く押しながら水気を取っていきます。
好きな柄のキッチンペーパーや折り紙を使ってデコレーションしたい場合は、この上に並べます。
厚めの板を用意し、その上に洗濯ネットごと牛乳パックを置きます。
上からネットをもう1枚重ね、厚めの板をもう1枚乗せて、手でぎゅーっと押します。
このとき、形が崩れないように注意しましょう。
板と板で挟んだまま縦に持ち上げ水を切ったら板を外し、タオルの上に移動させます。
タオルに挟み、さらに上からぎゅっと押して水を切り、3日間ほど置いたら完成です!
牛乳パックがどろどろの状態のときに、水彩絵の具で色をつけることもできるので、自分だけの紙を作ることができます♪
〈万華鏡を作ってみよう!〉
身近な廃材の牛乳パックで万華鏡が作れたら嬉しいですよね。
〈作り方〉
プラ板を牛乳パックの1面と同じサイズにカットしたものを3つ作ります。
縦長のものを3枚横に並べ、セロテープで止めたら、端と端もテープで貼り合わせ、三角柱を作ります。
先ほど切ったプラ板と横が同じ長さで、縦が1 cm弱のプラ板を3つ作ります。
横長のものを3枚横に並べ、先ほどと同じようにセロテープで止めたら、三角柱を作ります。
三角柱の底面と同じ大きさの三角形のプラ板を2つ作ります。
1つを大きな三角柱にセロテープで貼り付け、フタをします。
その上から小さな三角柱を乗せ、セロテープで貼ります。
狭い方に上からビーズを入れて、また三角形のプラ板でフタをするように貼ります。
ここで、牛乳パックを切り開き、上と下の余分な部分を切り取ります。
牛乳パックの内側の面を上にして置き、3面分にのりを塗って黒い紙を貼ります。
その上に、繋げておいた三角柱のプラ板をのせ、牛乳パックで包み、セロテープで止めます。
三角柱にちょうどはまる三角形の黒い紙を作り、真ん中に穴を開け、牛乳パックにフタをするように貼り付けます。
牛乳パックの柄を隠すように、折り紙を貼ったら完成です!
ダンボールで工作しよう
〈テーブルを作ってみよう!〉
〈作り方〉
まず、小さい方のダンボールを開き、テーブルの足を4本作ります。
カッターでダンボールを4等分にし、縦筋に沿って折り曲げ、四角柱を4本作ってテープで止めます。
4本とも同じ長さになるように作りましょう。次にテーブルの面の部分を作ります。
先ほど小さい方のダンボールを切ったときに出た端材で、大きいダンボールの中心軸を作り、補強します。
補強ができたら大きいダンボールをテープで止めて、箱を閉じます。
大きいダンボールを裏返し、テーブルの足を取り付けていきます。
作った4本の足をそれぞれ大きいダンボールの足の部分に当て、マジックで線を書きます。
書いた線のやや内側をカッターで切り取り穴を開けます。
そこに、足をそれぞれ差し込みます。足をテープで補強したら完成です!
〈写真入れを作ってみよう!〉
〈作り方〉
まず、写真入れの大体の大きさを決め、ダンボールをカットします。
L版の写真入れにする場合は、15 cm×18 cmがちょうど良いです。
これを同じサイズで3枚作ります。それぞれ、背面と中央の写真を入れる部分、前面のフレームになります。
3枚のうち1枚に、実際に写真を当て、写真が入る位置にマジックで印をつけます。
印に沿ってカットすると前面のフレームが完成です。
2枚目の上にフレームをのせ、中の枠に沿って印をつけます。
2枚目のダンボールは、つけた印の少し外側でカットし、一辺を切り取ります。
切り取る辺は写真を差し込むところになるため、縦でも横でも好みに合わせて切り取ります。
ここまでできたら、プラ板をフレームの上に乗せ、印をつけてフレームより少し小さめに切ります。
3枚目→2枚目(フレームより穴が大きいもの)→プラ板→1枚目(フレーム)の順に重ね、ボンドで接着させて完成です!
制作時間は2~3時間ほどなので、休み最終日に取り掛かっても完成できます。
自由研究の工作作りをすっかり忘れていたというあなたにおすすめです。
こだわりたい場合は色塗りやデコレーションに力を入れてオリジナリティを出すのもいいですね♪
廃材工作は簡単に身の回りにある材料でできる!
簡単に廃材工作とは言っても、具体的にはどんな材料がいいんだろう?
牛乳パック、ダンボール、ペットボトル、新聞紙、トイレットペーパーの芯…など、工作の材料となる廃材は、家の中にたくさんあり、簡単に手に入るはずです。
これを使わなくてはいけない、ということは全くなく、あるものの中からこれを使って工作してみたいと思えるような廃材を材料にしてみてください!
それでは具体的なペットボトル工作のアイディアを紹介します♪
ペットボトルやヤクルトの空き容器で工作しよう
剣を作ってみよう!
〈作り方〉
新聞紙を丸めて棒を作ります。アルミホイルやビニールテープを使ってデコレーションします。
このとき、新聞で作った棒がペットボトルの口に入る大きさにしてください。
ペットボトルの上部を切って、切り口を覆うようにビニールテープを巻きます。
これが剣のつばになります。つばを棒に差し込み、テープで固定したら完成です。
ペットボトルではなく、ヤクルトなどの空き容器を使うと簡単にステッキが作れるので、こちらも挑戦してみてくださいね。
〈ビー玉落としを作ってみよう!〉
ペットボトルの穴にビー玉を落とす手作りおもちゃで、小学生にも人気です。
〈作り方〉
ペットボトルの長さを3等分できるところにマスキングテープをそれぞれ巻きます。
マスキングテープに沿ってペットボトルをカットします。
ペットボトルの切り口に合わせて厚紙を2つ切り、それぞれにビー玉サイズの穴を1つずつあけます。
そうしたら、ペットボトルの中に厚紙を入れ、セロテープで貼ります。
切り取られたペットボトルを、元の形になるようにテープで貼り戻します。
ビー玉を入れ、キャップを閉めたら完成です!
自分だけのデコレーションをするとおしゃれになりますよ。
〈ファスナー付き小物入れを作ってみよう!〉
廃材からファスナー付き小物入れが作れるなんて驚きですよね。
〈作り方〉
ペットボトルの下の方で、マスキングテープを巻きます。2本とも同じ位置になるようにします。
テープに沿ってペットボトルをカットします。このとき、コロコロ回しながら切ると切りやすいです。カットできたらテープを剥がします。
色をつけたい場合はこのタイミングでアクリル絵の具で色を塗っていきます。次にファスナーをつけていきます。
500 mlのペットボトルの場合、ファスナーは20 cmのものがちょうど良いのでおすすめです。
チャックを開けた状態でペットボトルの切り口の周りにファスナーをつけていきます。
グルーガンはすぐにくっついてしまうため、少しずつ出しながら貼り付けていくとうまくできます。
ファスナーをつけたら、チャックを閉めて完成です!
〈水鉄砲を作ってみよう!〉
〈作り方〉
ペットボトルのキャップに千枚通しを使って穴を開けます。
このとき、ストローがぴったり入るサイズの穴を開けることがポイントです。
穴を開けたら、ストローのまっすぐな方をキャップの穴に通します。
ペットボトルに水を入れて、キャップをしたら完成です。
ペットボトルを上向きにしていても水を出せる水鉄砲が出来上がります!
廃材工作でいろんなおもちゃを作ってみよう
廃材でいろんなものやおもちゃが作れるというのは、とてもワクワクしますね。
おもちゃは買ったものだけではなく、身近な廃材で十分に工作できます。
また、おもちゃ作りやさまざまな工作をする過程で、「もっとこうしてみたい」「こんな廃材も使ってみたい」という気持ちが生まれ、成長にも繋がります。
それでは材料別にアイディアを紹介しますので、まずは家にある廃材から使って工作してみてくださいね。
トイレットペーパーの芯
〈顔変わり人形を作ろう!〉
〈作り方〉
外側に使う芯に、顔の部分になる丸い穴をハサミで開けます。
トイレットペーパーの芯を少し折り曲げ、折り曲げた部分が半円になるように切るときれいに丸く切り取ることができます。
トイレットペーパーの芯を短くするために、足元の部分を切り取ります。
開けた穴の周りが顔になるように、ペンで動物やキャラクターの絵を描きます。
もう一つのトイレットペーパーの芯を縦に切り込みを入れます。
最後まで切ってしまわずに、少し残して切りましょう。
絵を描いた芯の中に、切り込みを入れた芯を切られていない方が下になるように入れます。
ペンで顔の中に絵を描いたら、中に差し込んだ方の芯を右に回してずらし、違う表情の顔を描きます。
同じように、もう一度繰り返して顔を描いたら、顔変わり人形の完成です!色を塗るとさらに可愛い人形ができますね♪
新聞紙
〈フリスビーを作ってみよう!〉
〈作り方〉
新聞紙1枚を半分に折ってから、巻いていき棒を作ります。
棒ができたら、ねじりながらながら輪っかを作り、テープで止めます。
もう1枚新聞紙を用意し、できた輪っかより少し大きめにちぎります。
ちぎった新聞紙の上に輪っかを置き、新聞紙の端から輪っかに巻き付けていきます。
新聞紙の端を内側に押し込むように中に入れ、手で握って形を整えます。
巻いた新聞紙がズレないように、セロテープで固定し、形を整えたら完成です!
新聞紙でできているため、当たっても痛くない、安全なフリスビーとして使うことができます。
まとめ
- 廃材を使った工作は、材料が豊富なので簡単に取り掛かれて小学生に最適
- 牛乳パックを使って「再生紙」「万華鏡」を作れる
- ダンボールを使って「テーブル」「写真入れ」を作れる
- ペットボトルを使って「剣」「ビー玉落とし」「ファスナー付き小物入れ」「水鉄砲」を作れる
- トイレットペーパーの芯を使って「顔変わり人形」を作れる
- 新聞紙を使って「フリスビー」を作れる
廃材工作はとても簡単で、小学生の成長にもつながるものです。
家にある廃材をまとめて捨ててしまう前に、ぜひ一度小学生と工作してみてください♪
制作時間は2~3時間ほどなので、休み最終日に取り掛かっても完成できます。
自由研究の工作作りをすっかり忘れていたというあなたにおすすめです。
こだわりたい場合は色塗りやデコレーションに力を入れてオリジナリティを出すのもいいですね♪
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