簿記2級を3ヶ月で取得するには、スケジュール管理をしっかりすれば可能です。
簿記3級の資格を持っているか、簿記2級から勉強するかによって必要な時間が違ってきます。
せっかく勉強して取るなら、社会で役に立つ資格を取りたいですよね。
効率よく簿記2級の勉強ができれば3ヶ月で資格を取得することができます。
簿記2級を取るなら、電卓の使い方も知っておいて損はありません。
必要なことは自分が簿記2級を取得し、どうしていきたいかを具体的に考えることです。
目標を定めることで、3ヶ月でもだらだらせずにしっかり勉強ができます。
3ヶ月で、簿記2級を取るために必要なことから2級取得のメリット等をお伝えしていこうと思います。
簿記2級を3ヶ月で取得できるスケジュール管理を伝授
しっかりスケジュール管理をすれば、簿記2級を3ヶ月で取得できます。
簿記3級で基礎を習得していた場合、あとは2級の勉強をするだけです。
3級を取得していない場合、3級の基礎の基礎を勉強することから始まります。
簿記は3級は比較的合格率が高いですが、2級は一気に難易度が上がります。
勉強法とスケジュール管理、対策がとても重要になってきます。
2級を取得するメリット、3級を取得している場合と取得していない場合で分けてお伝えしていきますね。
簿記2級を取得するメリットは社会で通用すること
簿記2級は最も企業から求められる資格です。取得すると、知識が社会人として役に立ちます。
2級は株式会社における商業簿記、工場で使われる工業簿記が勉強できるので会社でも工場でも通用する内容となっています。
会社によっては2級を取得していると資格手当がもらえる場合もあります。
手当がなくても、優遇されるのはもちろんです。
簿記2級所持、未経験可の求人もたくさんあるので取得して損はない資格です。
個人事業主や起業したい人にとってはなくてはならない資格になります。
簿記3級を取得している場合のスケジュール管理は?
簿記3級を独学で取得している場合、スケジュール管理がだいぶ身についていると思います。
勉強時間に必要なのは個人個人で違ってくるとは思いますが、一番効率のいい勉強時間の使い方は3ヶ月、4ヶ月で中だるみしないように時間を作っていくことです。
簿記2級に必要な勉強時間は350~500時間必要だと言われています。
平日3時間、休日に7時間、または毎日4、5時間勉強できれば達成できます。
最初に2週間で電卓の使い方を学び、1か月で電卓に慣れます。
暗記は隙間時間にコツコツやっていきます。通勤時間や、家事の合間に積み重ねていくと膨大な時間になります。
隙間時間5分を30日も積み重ねれば150分、2.5時間になります。10分なら二倍なので5時間です。
その隙間時間にアプリを使って問題を練習すると効率がいいです。
おすすめのアプリは【パブロフ2級lite】と【パブロフ2級】でパブロフ2級liteは無料、パブロフ2級は税込み700円です。
アプリを開くと、入門から仕分け練習、練習の復習と腕試しの項目があるのでやりたいメニューを開くと問題を選べるので問題を解くことで練習ができます。
つまずいたとこだけを復習することも、弱点を隙間時間に克服することも出来るのでアプリもぜひ活用していきたいですね。
簿記2級から勉強を始めるにはどうスケジュール管理をする?
簿記2級から資格を取っていく場合、まず3級の基礎の基礎から始めなければいけません。
本当は3ヶ月で取れるのがこの記事のテーマではありますが、3級の勉強は基礎なので飛ばすよりしっかり勉強した方がいいことを考えると時間が欲しいところではあります。
今回は3ヶ月のスケジュールと4ヶ月のスケジュールを考えてみました。
3ヶ月で3級、2級の勉強をし資格を取ることを考えると1日6時間勉強が必要になります。
社会人の場合、平日3時間で休日9時間が取れるとスムーズに勉強ができます。
1ヶ月ごとの勉強時間は目安なので、自分なりに調節もしたほうがいいかもしれません。
4ヶ月だと少し余裕があります。4ヶ月で取得するには1日約4時間ですが、こちらも3ヶ月同様大変な場合平日3時間、休日7時間必要になります。
しかし、余裕を見すぎてしまうと試験合格は遠のいてしまいます。確実に合格するためにもコンスタントに勉強できるのが1番いいですね。
簿記2級は勉強時間のスケジュール管理が肝心!
先ほど軽く触れたのですが、簿記2級の勉強時間は350時間から500時間必要になってきます。
3級を勉強してるかしていないかで勉強時間が変わってくるので、よく考えて勉強時間を組むのがよさそうです。
初心者の場合はわかりやすいテキストを選ぶのが大事になってきます。
簿記2級の勉強時間はとにかく膨大ですが、自分に合ったテキスト選びと勉強のスケジュール管理で必ず合格できます。
おすすめのテキストの選び方は、見やすいかどうか、イラストが入っていて読みやすいかどうかです。
そして、自分に合った電卓とノートを購入するのも合格の近道になります。
勉強時間を効率よく使うには電卓とノートが大事
勉強時間を効率的にスケジュール管理も大事ですが、選ぶ電卓とノートも重要です。
特に簿記2級から始める場合は電卓とノート等勉強道具から選ぶと思います。電卓は、簿記の勉強をするにあたってとても必須なものになってきます。
ノートはミスノートを効率よく使うために重要になってきます。
電卓の選び方は、見た目と機能性を重点的に見て選びます。見た目で大事なのは、手になじむ大きさかどうかです。
大きすぎても小さすぎてもミスの原因になります。早打ちがとても大事なので、実際に手に取って選ぶのが一番ベストです。
表示は、12桁表示できると安心です。桁数が少ないと、計算ができなくなり試験に差が出てしまうので最低でも10桁必要です。
私は家にある普通の電卓で簿記2級の勉強をしていたのですが、途中で桁数が少なすぎて計算ができなくなってしまいました。
機能性で大事なのは税率表示や日数計算機能、キーロールオーバー機能は欠かせません。
税率表示や日数計算機能は税別価格や税込み価格をボタンで表示できる便利な機能です。
2種類の税率表示ができる電卓だと、軽減税率も計算できるのであるととても便利です。
キーロールオーバー機能は早打ちに欠かせない機能なので、簿記2級をとるのに機能が備わっているかどうかはとても大事になってきます。
ほかにも欲しい見た目と機能はありますが特に必要だと思う見た目と機能をピックアップしてみました。
ノートは方眼ノートがおすすめです。自分の使いやすいものが一番ですが、図面などをすっきり書くのは方眼ノートは書きやすいです。
書くものによって使い分けてみるのもありです。ルーズリーフで好きな罫線のノートを組み合わせるのもいいでしょう。
私が実際に使っているのは、A5のルーズリーフの組み合わせです。サイズがA5なのは余白を少なくして効率よくノートを使うためです。
余白少なくきれいにノートが書けると、見返したときに見やすいので勉強がはかどります。ちょっとしたモチベーションになって私としてはよかったかなと思いました。
簿記2級の試験日はいつ?期間はどれくらい空くの?
試験日程は1年に3回チャンスがあります。1回の試験の間は3ヶ月と4ヶ月なので、スケジュール管理をしっかりすれば十分に資格が取れる期間になります。
2級を取得するあなたは1級のことも頭にあるかもしれません。念のため3級から1級までの試験日と試験を受けるための料金等をまとめてみました。
【試験の日程】
1級 6月、11月
2、3級 6月、11月、2月
【試験内容】
1級 商業簿記、工業簿記、原価計算、原価計算
2級 商業簿記、工業簿記、原価計算も含む
3級 商業簿記
【受験費用】
1級…7,850円
2級…4,720円
3級…2,850円
簿記は国家資格です。受験資格は特に制限はないので社会人でも主婦でも取れます。
制限がないので、簿記3級を持っていない人でも2級を取ることができます。
3級と2級は試験日が3回あります。1度落ちても3ヶ月か4ヶ月空くので対策ができます。
対策を練るためにもしっかりミスノートを作り弱点克服、ケアレスミスも癖になってしまうので必ず克服しましょう。
せっかくの勉強が無駄になってしまわないように、ミスした問題を1つ1つ丁寧に克服するのが大事です。
得意な問題を伸ばすよりも弱点を克服していく方が確実に点数が取れます。
簿記2級合格率は平均で20%前後!難易度が上がる理由を解説
簿記の資格は国家資格の中で、合格率の変動の幅が広く14.7%から29.6%と振り幅があります。
簿記3級は平均50%なので、簿記2級になると一気に難易度が格段に上がります。
合格するには100点中70点正解で合格です。簿記3級は商業簿記が問題に出ます。
簿記2級はこの商業簿記に加えて工業簿記も出題され、出題範囲が広くなり大幅に難易度が上がるのです。
出題の範囲は商業簿記が60点、工業簿記が40点の配分になっています。
試験時間は60分なのでいかに得点が取りやすい問題をミスなく解けるかが合格への近道です。
簿記2級は簿記3級と比べて難易度が上がるって聞いたけどなんでなんだろう。
というわけで、理由を4つにわかりやすくまとめてみました。
- 商業簿記だけではなく、工業簿記の問題も増えるから
- 範囲が広いため問題数も多くなるから
- 年に3回もあるため、落ちたらまた受ければいいやという気持ちになってしまう
- 試験範囲が改定されて、簿記1級の範囲だったところもでるようになったから
試験範囲が広く、問題数が増えることで難易度が上がってしまっているようです。
試験範囲の改定は2015年に試験範囲の改定が決定し、2016年から3年にかけて試験の範囲が広がっています。
簿記3級に比べて、2級は出題範囲が広く難易度があがるのでとにかく効率よく無駄なく勉強するのが理想だと言えます。
合格率は変動があるので、何回も受ければ試験の傾向もわかり合格しやすくなります。
簿記2級の勉強でおすすめのテキストは?
勉強するうえで、テキストはとても大事なものです。
テキスト選びに失敗すると勉強そのものをやりたくなくなってしまいます。
おすすめテキストを4つ選び順位をつけてみました。
わかりやすいテキストのほうがやはり勉強しやすいので、わかりやすいものを選んでみました。
電卓の使い方のテキストはアプリと同じパブロフなので、親しみやすいかなと思います。
電卓使いこなしBOOKを実際に読んでみましたが、キャラクターが出てくる仕様になっていてすらすら読める本でした。
これを読めば、電卓の早打ちや使いこなせるようになるにはばっちりです。
まとめ
- 簿記2級を3ヶ月で取得するためにはスケジュール管理が必須
- 簿記2級を取るメリットは社会に通用すること
- 簿記3級を取得していない場合、3級の勉強も必要になってくる
- 簿記2級を取得するためには電卓選びとノート選びが肝心
- 簿記試験は年に3回、3ヶ月から4ヶ月あく
- 平均合格率は約20%だが受かれば合格率は上がる
- 問題集は最新を、電卓のテキストも併せて購入がおすすめ
今回は簿記2級を3ヶ月で取得するために必要なことをお伝えしました。
電卓の選び方などはこちらを見ていただくともっと詳しく書いてあるのでぜひ参考にしてみてください。
あなたのステップアップへの1つとして参考になるはずです。ぜひ、楽しく勉強してくださいね。
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