数カ月に1度はお世話になる美容室で、美容師さんが思う嫌な客とはどんな人でしょう。
美容師さんが1番嫌な客は、遅刻やドタキャンの常習犯です。ほかにも施術がしにくい人や、態度の悪い人は嫌な客だと思われます。
嫌な客だと思われていいことは何一つないですよね。
あなたがもしも、嫌な客だと認定されてしまったら、最悪の場合美容師さんに手を抜かれる可能性があります。
本記事では、美容師さんが嫌な客ランキングTOP10を発表しています。この記事を読めばあなたは美容師さんが好きな客になれるかもしれません!
後半ではランキング外の嫌な客番外編や好きなお客さんについて紹介しています。
まずは美容師さんが語る嫌な客ランキングを、一緒に見ていきましょう!
美容室で嫌な客認定を受ける理由には、話し方に原因があるかもしれません。
社会で生きていくうえで、人に好かれて損はないですよね。2022年2月には100万部を突破したベストセラーです。
美容師が語る嫌な客ランキング!1位から10位まで公開
おしゃれのためだけでなく、身だしなみのマナーとしても欠かせない美容室ですが、美容師さんも人間なので当然嫌な客はいます。
ここでは、美容師さんの思う嫌な客ランキング10位まで発表します!
- 遅刻やドタキャン常習犯
- おまかせで注文して文句を言う
- 施術中よく動いたり下を向く
- 予約時と注文内容が違う
- 無理なオーダーをする
- セルフカラーをしている
- 新規割の1回だけしか来店しない
- 施術しにくい服装で来店する
- 態度が横柄すぎる
- 終始機嫌が悪い
あなたも1カ月に1回、少なくても3カ月に1回は美容室に行きますよね。
定期的に通うために、なるべく美容師さんに嫌な客とは思われたくないですよね。
嫌な客にならないためにランキングの内容を一緒に見ていきましょう!
私の両親は2人とも美容師です。本記事には現役で働く母にインタビューした内容も詰め込んでいるので、ぜひチェックしてみてください!
嫌な客ランキング第1位 遅刻やドタキャン常習犯
毎回必ず遅刻する人は嫌な客だと感じちゃうわ。
これは美容室に限らず、人として当たり前の部分ですよね。美容室は施術にかかる時間を想定して、予約を取っています。
毎度遅刻してくる人は信用を失いますし、美容室に迷惑がかかります。遅刻してくると次の予約の人に待っていただく必要や、急いで施術を行う必要があります。
ときどき遅刻をしてきて、何時までに終わらせて!と注文する猛者もいるそうです。美容師さんに無茶ぶりをすると、やはりいい印象は持ってもらえないですよね。
ドタキャンも同じで、あなたのために空けていた時間に急に来られないと美容室にとって損害です。
美容師の母は、予約の時間になってもお客さんが来ず、結局連絡がないまま来なかったこともあるそうです。
そのお客さんは、翌日予約なしで来店されたそうですが、すでに予約でいっぱいだったため帰っていただいたそうです。
もしもなにかの事情で、遅刻してしまいそうな場合には、なるべく早めに美容室に電話をしましょう。
嫌な客ランキング第2位 おまかせで注文して文句を言う
どんな髪型にしたいか決め切らずに美容室に行く場合「おまかせで!」と注文する人がいます。
ほとんどの美容師さんはおまかせでも、一応どんなイメージかは確認しながら施術をしてくれると思います。
仕上がったあとで「自分に似合っていない髪型だ」とか「こんなに短くしてほしくなかった」などクレームを言うお客さんもいるようです。
クレームを言われてしまうと、『だったら初めからおまかせって言わないで…。』と言いたくなります。
あなたがおまかせで注文する場合には、「長さはこのくらいで」や「前髪は作ってほしい」など多少のイメージは伝えた方が吉です。
嫌な客ランキング第3位 施術中よく動いたり下を向く
美容師は頭付近でハサミを使う仕事のため、常に緊張感を持って働いています。
そのため頭をよく動かしたり、急に振り向いたりするのはとても危険です。誤ってお客さんがけがをしたら大変です!
また髪を切るときに極端に下を向くと、オーダーの長さがわかりづらくなります。前髪を切るときは特に下を向くと切りすぎてしまう心配もあります。
髪を切ってもらうときには、なるべく頭を動かさないように注意したほうがよさそうですね。
嫌な客ランキング第4位 予約時と注文内容が違う
美容室では施術内容によって、かかる時間が大きく変わります。予約の内容にもとづいて、時間を確保しています。
そのため、カットのみの予約で来店したにもかかわらずパーマを注文されるなど、大幅な施術内容の変更はとても迷惑になります。
次の予約の人に間に合わないなどの理由で、断られるケースもあります。
予約した時点から来店までに、施術内容に変更の希望があれば、なるべく早めにお店に電話をしましょう。
予約が空いていれば変更できる可能性がありますし、難しい場合には日時変更できますよね。
あなたもせっかく時間を確保して美容室に行っているのに、注文内容の変更により施術ができなくなってしまい、後日また美容室に行く二度手間は嫌ですよね。
予約時と違うオーダーをされると焦って、ついオーナーと目を合わせるわ。
嫌な客ランキング第5位 無理なオーダーをする
美容室に行くとき、なりたいイメージの写真を持参するなどの方法でオーダーをしますよね。
そもそも髪の毛の長さや量が足りない、ダメージが酷い状態でパーマをかけたい、黒染めしたあとで明るい髪色に染めたいといったオーダーは受けることができません。
そこまでではなくとも、人それぞれ髪質に差があり、剛毛な人、髪が細い人、髪色が濃い人、髪色が薄い人、くせ毛の人などバラバラです。
そのため、あなたのイメージ通りの施術が難しい場合があります。美容師さんからの提案をもとに、可能なオーダーをしたほうが吉です。
そもそも髪の毛の長さや量が足りない、ダメージが酷い状態でパーマをかけたい、黒染めしたあとの状態で明るい髪色に染めたいといったオーダーは受けることができません。
嫌な客ランキング第6位 セルフカラーをしている
娘や親しい人には絶対にセルフカラーをしないように忠告しているのよ。
わかる!髪は傷むしカラーは入りにくいし。お客さんにとってもよくないよね。
自宅でセルフカラーをしたり、黒染めをしたりしたあとの来店は、美容師さんから好ましくない状況です。
セルフカラーをしたことによって、色ムラやダメージがあって、思い通りの施術が難しくなります。
黒染めしたあとの髪には、カラーが入りにくいため、オーダーの色味を出すことが難しいです。
美容室によっては、この施術はできません!とハッキリ断られることもあります。
なるべくセルフカラーはせず来店したほうが好ましいですが、もうすでにしてしまった場合には美容師さんに無理なオーダーはせず、相談しましょう。
嫌な客ランキング第7位 新規割の1回だけしか来店しない
ホットペッパーなど情報掲載誌に載っている美容室では、新規の割引などがありますよね。
もちろん美容室側も集客目的で載せているので、新規割引を使うこと自体はなにも問題ありません。
しかし、美容師さんもリピーターになってもらうために、新規割引で集客をしています。
あからさまに「私はいつも新規の割引重視で美容室に行っています。」というお客さんもいます。
二度と来ない雰囲気を醸し出されたりすると、モチベーションが下がってしまいます。
一度行った美容室に必ず通わなければならないというわけではありませんが、なじみの美容室を作っておくほうがおすすめです。
回数を重ねることで、担当の美容師さんにあなたの好みを知ってもらえるメリットもあります。
それぞれの美容室で使っているカラー剤も違うので、連続して同じカラーを入れることでカラーが長持ちするメリットもあります。
嫌な客ランキング第8位 施術しにくい服装で来店する
施術しにくい服装とは首がつまった服のことを指します。
- パーカーのついた服
- タートルネック
- もこもこしている服
上記のような服装は、施術がしづらく美容師さんから好まれません。
クロスがかけにくいことや、カラー剤などの液剤がついてしまう可能性や、シャンプー台でシャンプーがしにくいなどの理由があるようです。
なるべく首元のすっきりした服装を選んだほうが吉です!
私自身、服装はまったく気にせず美容室に行っていました。
フードのついた厚手のパーカーを着ていったときに、美容師の母に「その服やりづらい!」と言われ、初めて自覚しました。
私は母だったのでハッキリと言ってもらえましたが、普通美容師さんは嫌だと感じていても口にはだしませんよね。
美容室に行く前には、自分の服装をチェックしましょう!
嫌な客ランキング第9位 態度が横柄すぎる
あまりにも高圧的なお客さんはやりづらいのよね。
10位の終始機嫌が悪い人と同様です。高圧的な態度を取ったり、あまりに上から目線で注文したりすることはNGです。
美容室に限らず、態度が横柄すぎる人はどこでも嫌がられます。「お客様は神様だ!」「お金を払っているからえらい!」と勘違いしてしまわないように注意です。
嫌な客ランキング第10位 終始機嫌が悪い
美容師さんは髪型の希望などオーダーを聞いて、カットやカラーなどの施術をしてくれますよね。
施術の内容によっては、長時間美容室にいていただく必要があります。
来店時から不機嫌な態度を取られてしまうと、正直気分はよくないですし途中経過で確認などもしにくいです。
あなたが美容師さんの立場なら、早く施術を終えてお帰りいただきたいと感じますよね。
話し方ひとつで生きやすい人間関係を構築できます。
2022年2月には100万部を突破したベストセラーです。美容室に限らず、円滑に人間関係を築くヒントが得られるかもしれませんよ。
美容師が嫌な客には特徴があった!3つのポイント
前の項で美容師の思う嫌な客ランキングを紹介しました。ランキングの1位から10位にはいくつか特徴があります。
- 美容師さんに限らず、普段の行動や態度に問題があり嫌がられるケース
- 美容師さんが施術をしにくいと感じるケース
- 美容師さんのモチベーションが下がる行動をしているケース
美容師さんも仕事とはいえ人間です。友人や同僚に対して、できないような失礼な行為はNGです。
いつも不機嫌な人やえらそうな態度の人とは、関わりたくないですよね。約束の時間が守れない人は、社会で評価が悪いですよね。
友人や同僚、上司、部下にたいしてできる行為かどうかを基準にするといいと思います!
美容師さんが施術をしにくいと感じるケースは、すこし判断が難しいと思います。
ポイントはあなたの仕事に置き換えて、考えてみることです。
例えばあなたが飲食店で働いているとしましょう。メニューにない注文を頼まれたり、自分で食材を持ち込まれたり、水着で来店されたりすると迷惑ですよね。
美容師さんも施術がしにくいお客さんは嫌な客だと感じます。
クレームや文句を言われたり、明らかに次の来店が見込めなかったりすると、モチベーションが下がります。
上記の特徴に注意すれば、美容師さんから喜ばれる客になれます。あなたが美容師さんの立場だったら嫌だろうという特徴をおさえることが重要です。
しかし、美容師さんも仕事なので、少々のことで嫌な客とは思われません。あなたが失礼がないよう心掛けることができれば、問題はないでしょう。
悲報美容師は嫌な客に対応を変えることもある
どうしても耐えきれない場合には対応を変えることもあるよ。
美容師さんが嫌な客だと感じたときに、通常通りの対応をしてもらえない場合があります。以下のような対応で嫌な客をなるべく回避することがあります。
- 口数が減る
- アシスタントに任せる
- 施術スピードを急ぐ
- そこそこで終わらせる
横柄すぎる態度や不機嫌なお客さんとは、なるべく会話をせず手先に集中している風を装うことがあります。
もちろん、美容師さんが態度を悪くすることはないですが、もくもくと集中している雰囲気を醸し出す人もいるようです。
シャンプーなど担当の美容師さんがしなくてもいい作業を、アシスタントさんに対応してもらう人もいるようです。なるべく接触を短い時間におさえるためです。
美容師さんも嫌な客を長い時間対応するのはストレスなので、15分かかるカットを10分に巻くなど施術スピードを上げるケースもあります。
本来なら完璧を求めて丁寧に施術する美容師さんも、嫌な客だと最低限の施術で「このくらいでいいか」と済ます場合もあります。
せっかく資格を持った美容師さんに施術してもらうのに、あなたの人柄が問題で手を抜かれることはデメリットですよね。
美容師の母に嫌な客番外編と好きな客をインタビュー
本記事では美容師さんが思う嫌な客ランキングを発表しました。ほかにも調べた中でランキング入りはしなかったけど、嫌がられる行動がありました。
嫌だとおもう客がいる一方で、好きな客はどんな人なのか気になりますよね。
現役美容師の母と美容室を経営するオーナーに、直接インタビューをした嫌な客番外編と好きな客について紹介します!
現役美容師2人が語る嫌な客!ランキング外の番外編
美容師の母と、母の勤める美容室のオーナーに話を伺いました。ランキングからは漏れた嫌な客番外編を発表します!
中には独特なお客さんもいて、私もインタビューをしながら笑ってしまいました。楽しんで見てもらえると嬉しいです。
- 写真ではなく自作の絵を描いて持ってくる
- 毎回クレームをつけるのに、指名される
- 親しい知人の紹介
- ほかのお客さんに絡む
- 元美容師だと宣言される
- 予約時間よりかなり早めに来店
- シャンプーをしてこない
まるでドラゴンボールのようなタッチの自作の絵を持参して「これにして」と言われたことがあるそうです。
毛先がどうなっているのかなど、わかりにくく施術中に何度も確認をしなければいけなくて、少々面倒だったと話しています。
指名をしてくれるのは嬉しいことですが、毎回クレームを言われてしまうと正直ほかの美容室に行ったらいいのに…。と感じるようです。
ほかにも、親しい知人からの紹介は嫌な客というよりも、緊張してしまうそうです。もしも気に入らなかったら気まずいですよね。
遅刻も厳禁ですが、あまりに早く来店されて待たれると、予約通りの時間に来たお客さんを先に通すことになり、気まずい空気が流れるそうです。
母の勤める美容室では、予約の合間で昼食をとるのですが、かなり早く来店されて昼食をとるタイミングを逃すシーンを何度か目撃したことがあります。
数日シャンプーをしていない状態で来店するお客さんもいるそうです。前日か当日にはシャンプーをしてきていただきたいと話していました。
美容室で好かれるお客さん4選!美容師にインタビュー
- ありがとうと言って帰られるお客さん
- 時間を守ってくれるお客さん
- 会話の内容がポジティブなお客さん
- 何度もリピートしてくれるお客さん
美容師の母に好きな客について聞いた結果が上記の表です。まず1つ目は、ありがとうと言ってくれるお客さんです。
どのお客さんにも満足して帰ってもらえるよう努力はしているけど、帰り際にお礼を言われると嬉しくなると話していました。
お礼が嬉しいのは、美容室に限らず、接客業全般で言えることですよね。
2つ目は時間を守ってくれるお客さんです。嫌な客ランキング1位でも遅刻やドタキャンは嫌がられるということでした。
時間を守ってくれないお客さんは意外と多いらしく、毎回時間通りに来てくれるお客さんには好感を抱くそうです。
3つ目はポジティブな話が多いお客さんです。ネガティブな話は聞く側も疲れますよね。
常連のお客さんで、いつも楽しい話や幸せな話ばかりしてくれる人がいるそうで、そのお客さんの予約が入っている日は楽しみだと話していました。
4つ目は何度もリピートしてくれるお客さんです。嫌な客ランキング7位で、1回しか来店しない人は嫌がられるということでしたね。
逆に長年毎月通ってくれているお客さんは好きな客だね、と話していました。
まとめ
- 美容師が思う嫌な客ランキング1位は、遅刻やドタキャン常習犯
- ランキング2位以降は、おまかせで注文して文句を言う、施術中よく動く、予約時と注文内容が違う、無理なオーダーをするなどがある
- ほかにもセルフカラーをしていたり、施術しにくい服装をしていたりするなども、美容師が思う嫌な客ランキングに入っている
- 美容師が思う嫌な客には、普段の行動や態度に問題がある、施術のしにくさを感じる、モチベーションが下がる行動をしているなどの特徴がある
- 美容師から嫌な客認定を受けると、最悪の場合対応を変えられてしまうことがある
- 美容師は嫌な客認定をすると、口数を減らしたり、アシスタントに任せる、そこそこの完成度で終わらせるなどの対応をすることがある
- 嫌な客番外編では、自作の絵を持参する、毎回クレームをつけるのに指名をする、予約時間よりかなり早めに来店するなどがある
- お礼を言ってくれる、時間を守ってくれる、会話内容がポジティブ、何度もリピートしてくれるお客さんは美容師から好きな客だと思われる
数カ月に1度はお世話になる美容室。美容師さんから嫌な客だと思われることは避けたいですよね。
美容師さんから嫌な客だと思われるだけでなく、対応を変えられることはデメリットですよね。
せっかくなら、美容師さんから好かれる客になって、気持ちよくサービスを受けましょう!
2022年2月に100万部を突破したベストセラーです。
話し方を学ぶことで気持ちよく美容室に行けるようになるだけではなく、人生がより生きやすく変わるかもしれません。
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