どのピアノ教本を選ぶといいのかな?
大人になってピアノを学ぼうと思った時に、沢山ならんでいる教本の中でどれを選ぶといいのか悩みますよね。
本屋さんに行ったけど、いっぱいありすぎてどれを選んだらいいのかサッパリわからない、なんてことにもなりかねません。
そんな時は、バスティンのおとなのピアノ教本がおすすめです。
バスティンのおとなのピアノ教本では、技術だけでなく理論の両方を2冊で学ぶことができるので、大人が学ぶには最適です。
その内容をここから詳しく説明していきますね。
また、バスティン以外にも大人向けの教本のおすすめもご紹介していくので、選ぶ参考にしてください。
バスティンのおとなのピアノ教本は大人初心者に最適
大人になってピアノを学ぶ際に、どの教本を選んだらいいか、種類が沢山あって悩んでしまいますよね。
その中で、大人初心者向けの教本として、バスティンの「おとなのピアノ教本」が最適なのではないでしょうか。
バスティンの「おとなのピアノ教本」では、ピアノを弾く上での基礎的な概念と音楽理論との両方が簡潔に収められています。
本来、子ども用に出されているバスティンメソッドの教本は合計24冊ほどにもなりますが、この内容を大人向けにギュッと2冊に凝縮されています。
子ども用教本を使えば初心者でも分かりやすく学ぶことができるのでいいのですが、小学校低学年の子どもにも分かるように作られている教本です。
なので、大人が学ぶには少し簡単すぎる部分があって、まどろっこしく感じてしまうこともあるかもしれません。
大人であれば理解できるところをはぶいて、必要なところが収められているので、重要な部分を効率的に学ぶことができます。
また、著者の曲が6割程度で、その他には世界の民謡や有名クラシックの曲が入っていて、大人が練習する上で好きな曲を弾けるのはいいですよね。
バスティンのおとなのピアノ教本には「ベーシックス・シリーズ」のピアノ、セオリー、パフォーマンス等の全てがこの教本に凝縮されています。
頭で理解した上で弾くことを楽しめるように、しっかりと学習内容が構成されています。
1999年に出版、日本語版は2001年に出版されており、BOOK1・2の全2冊です。
教本のみとCD付きの2種類あり、CDで耳から聴いて学ぶこともできるので、分かりやすくスムーズに練習することができますね。
BOOK1にはレッスン、セオリー、テクニック、初見がこの一冊にまとまっていて、130曲が収録されています。
BOOK2にはテクニックや理論まで学ぶことができ、96曲が収録されています。
この2冊でブルグミュラー程度のレベルまで学ぶことができます。
バスティンのピアノベーシックスシリーズのご紹介
バスティンおとなのピアノ教本で一通り基礎的なことが学べますが、子ども用に比べると音程読みなど基礎的な所が少ないことがデメリットです。
なので、子ども用ベーシックスシリーズを合わせて学習すると理解度が高まる為、しっかりと基礎力をつけたいなら併用するといいかもしれません。
ここからバスティンピアノベーシックスシリーズの内容について、ご紹介していきますね。
〈バスティンピアノベーシックスプリマーの内容〉
ベーシックスシリーズの最初であるプリマーは、横長の教本になっています。
この教本では「Cのポジション」「Gのポジション」「CDの和音」を学ぶことができます。
〈バスティンピアノベーシックスレベル1の内容〉
レベル1から調性についての勉強になっていきます。
レベル1では、C長調(ハ長調)、F長調(ト長調)、G長調(へ長調)を学ぶことができます。
この3つのは「グループ1の調」としてまとめられています。
〈バスティンピアノベーシックスレベル2の内容〉
レベル2ではCメジャー(ハ長調)を使ったメジャースケールの説明から始まり、ここで1オクターブの音階が出てきます。
8分の6拍子、D長調(ニ長調)、A長調(イ長調)、E長調(ホ長調)を学び、基礎力をつけていきます。
〈バスティンピアノベーシックスレベル3の内容〉
レベル3から短調に入り、Aマイナー(イ短調)とDマイナー(ニ短調)のみを扱います。
長調はフラット系のD♭(変ニ長調)、A♭(変イ長調)、E♭(変ホ長調)を学びます。
〈バスティンピアノベーシックスレベル4の内容〉
レベル4ではEマイナー(ホ短調)と、長調の残りのフラット系G♭(変ト長調)、B♭(変ロ長調)とシャープ系のB(ロ長調)がでてきます。
曲のレッスンと同時に調性について学ぶことが理想的で、そうすることでより曲を理解して演奏することができます。
ベーシックスで調性のことをしっかり学ぶことで、より曲についての理解度が増しますね。
バスティン以外のピアノ教本おすすめ6選
では、バスティン以外の大人向けのピアノ教本は何がいいのでしょうか?
初心者向けの入門編や、初級編などバスティン以外でおすすめの教本を6つご紹介していきます。
譜面が大きくて見やすいもっとやさしいオトナピアノ
もっとやさしいオトナピアノBest Selection40は、これからピアノを始める初心者向けの教本になります。
譜面が大きくて見やすく、ドレミのふりがながついていて、解説も充実しています。
誰もが知っているクラシックの名曲エリーゼのためにや、日本の歌おぼろ月夜など様々なジャンルの曲が収録されています。
全くの初心者で高齢ですが聞き慣れた曲ばかりなので一小節弾けただけでも楽しくなります。
全くの素人の私にとってとても親切な本で、耳に馴染んでいる曲が多く、間違えてもすぐにわかるので練習しやすいです。
この一冊で、楽しく充実したピアノライフがすごせそうですね。
オールカラーで分かりやすいピアノの教科書
ピアノの教科書は、オールカラーで入門者にとても分かりやすい大人向けのピアノ教本です。
オールカラーなので見ているだけで楽しく、写真や図が沢山あって、初心者にとってはとても分かりやすくなっています。
しかも、こちらはチャプターごとにQRコードがあり、スマホから動画を視聴することができるのでとても便利です。
童謡やクラシック、またCMに使われている曲などなじみのある曲が収録されています。
簡単なメロディからスタートしているので意外とすんなり練習できています。スマホ動画が充実していてとても練習しやすいです。
40歳をこえて初めてピアノを触りますが、楽譜に指番号がふってあって分かりやすく、動画でお手本が見られるのもいいです。
本自体が小さいので、ピアノの前に置きづらい点が少し使いにくいですが、初心者向けに丁寧に作られた良い教本です。
はじめから一人で学べる大人のためのピアノレッスン
正しい指の動きをしっかり覚えるなら、はじめから1人で学べる大人のためのピアノレッスンがおすすめです。
この教本は、大人向けの入門書でDVD付きなので、動画を見ながらピアノを弾く動きを自分のペースで確実に学ぶことができます。
ピアノで素晴らしい演奏をするなら、指の正しい動かし方や鍵盤のおき方などの基礎をしっかりと練習する必要があります。
そんな基礎をしっかり学びたいなら、この教本がいいかもしれません。
41歳で全くの初心者ですが、ゼロから始めて1ヶ月と3日でクリアできました。本で習った通りに弾いたら弾けて感動しました。
全くピアノ経験のない私でも理解して弾けました。なので、ピアノを全く触ったことがない初心者でも独学で弾くことができます。
全くの初心者でも弾けたというレビューがかなりあるので、初めての教本に選ぶのに適していますね。
テクニックを学ぶならバーナムピアノテクニック
バーナムはピアノ教室でもよく使われている定番で、子どもから大人まで使える万能なテクニックが学べます。
一曲がとても短いので集中力が続き、指の練習をするならおすすめの教本です。
ピアノが簡単にわかりやすく感じます。何年かかっても弾けなかった初級のクラシック本が急に弾きやすくなりました。
表現するテクニックを学ぶことができて、他の教本と併用することもできます。
はじめよう!ピアノでコード弾きCD付
こちらの教本は、初心者でもメロディとコード(和音)だけが書いてある楽譜を見て、ピアノを弾くことができます。
初心者でとにかく楽しくピアノを練習したいならポップスの曲を弾きたいですよね。
そんな時はこちらの教本なら、コードで色んな曲が自分のアレンジで弾くことができるようになります。
ピアノは音符を読んで弾くものと思われがちですが、コードを使えばもっと簡単に弾くことができますよ。
コードについての説明が細かく載っているのでとても楽しく読むことができます。CDも付いているのでおすすめです。
CDもついていて、逆カラオケのような感じで楽しく演奏できて、気づいたら上達している、という感覚が味わえます。
ポップスの名曲が「コード」で弾けるようになっちゃう、とてもお得な教本です。
美しく響くピアノソロ初級スタジオジブリ
多少ピアノ経験があるなら、美しく響くピアノソロ(初級)スタジオジブリもおすすめです。
ピアノを楽しく練習するなら知っている曲、馴染みのある曲が多く入っているものがいいですよね。
子どもにも大人にも大人気のスタジオジブリの曲なら、どれも弾いてみたくなりますね。
「やさしく、弾きやすく、美しい」をコンセプトに、弾きやすさにこだわっているのがこの教本です。
ただ、全くの初心者用ではなく、ピアノの基礎が身についてからでないと難しいかもしれません。
ピアノ経験者には弾きやすい楽譜になっていて、アレンジも良く易しいです。
子どもの頃ソナチネを習っていて長く弾いていませんでしたが、とても楽しく弾けます。メロディがとても美しいです。
ペダルを使ったアレンジが施してあり、バイエル下巻レベルの難易度くらいになっています。
バスティン以外のピアノ教本で、大人向けのものは沢山あります。
全くの初心者でも弾けるように動画が見れるものがいいのか、指の動きに重点をおくのがいいのか、自分に合ったものを選んでみてください。
まとめ
- 大人向けのピアノ教本として、バスティンのおとなのピアノ教本が最適
- 子ども向けに出されているバスティンメソッド24冊の内容が大人向けに2冊に凝縮されている
- もっと基礎力をつけたいならバスティンピアノベーシックスシリーズを併用するといい
- バスティンピアノベーシックスシリーズはプリマー、レベル1〜4まである
- バスティン以外の大人向けピアノ教本おすすめは、もっとやさしいオトナピアノ、ピアノの教科書などがある
バスティンのおとなのピアノ教本は、理論と技術両方バランス良く学べることもあって、初心者でもブランクがあって学び直したい人にも最適ですね。
よく知っている曲が沢山収録されているものも、練習曲として楽しく学べるので一冊あると練習がはかどりそうです。
ピアノを練習したいあなたの、教本選びのお役に立てたら幸いです。
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