androidの位置情報は、一瞬で「共有しない」設定へ変更できます。
位置情報を共有する設定は便利ですが、外部にあなたの行動が漏れてしまう可能性があり、プライバシー保護の観点で気になってしまいますよね。
この記事を読んでいるandroidユーザーのあなたも、プライバシーがきちんと守られているのか気になっているのではないでしょうか。
なんだか行動を監視されているみたいで不安かも…。
そんな不安をもっているあなたも、この記事を読めば位置情報を共有しない場合のメリット・デメリットを知って使い分けができるようになりますよ。
この記事では、androidの位置情報を共有しない方法やその影響、および位置情報の履歴確認などについてご紹介します。
位置情報の共有設定を上手に使いこなしながら安心・安全な生活を送りましょう!
androidの位置情報を共有しない方法
androidの位置情報を共有しない方法には、以下の2種類があります。
どちらの設定方法も、とても簡単にできます!
まずは、位置情報の共有を完全にオフにする方法をご紹介しますね。
位置情報の共有を完全にオフにする方法
- 画面の上部から下にスワイプする
- 位置情報アイコンをタップする
上記手順で、最終的に位置情報のアイコンがグレーになっていれば、位置情報の共有が完全にオフになっている状態です。
たった2つの手順で位置情報を完全に共有しないように設定できますよ!
私もandroidユーザーなので自分のスマホで実際にやってみましたが、秒で設定が終わったのでびっくりしました。
画面の上部から下にスワイプしたときに位置情報のアイコンが見あたらない場合は、設定アプリから設定してみてくださいね。
- 設定アプリをタップする
- 位置情報をタップする、もしくはロック画面とセキュリティをタップし、位置情報を選択する
- 右上の青色になっているボタンをタップしてオフにする
設定アプリから位置情報の共有を完全にオフにする方法も簡単でしたね。
2.の項目名称は、あなたが使っているandroidのバージョンによって名称が違うことがあるので注意してくださいね。
それでは次に、アプリごとに位置情報の共有をオフにする方法をご紹介します。
アプリごとに位置情報の共有をオフにする方法
- 設定アプリをタップする
- 位置情報をタップ、もしくはロック画面とセキュリティをタップし、位置情報をタップする
- アプリの権限をタップする
- 位置情報の共有をオフにしたいアプリのバーをタップする
- 「常に許可」「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」のうち、「アプリの使用中のみ許可」か「許可しない」をタップする
アプリごとに位置情報を共有しないように設定する場合、「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」から選べるのがうれしいポイントですね。
ただ、私の場合はアプリを入れすぎていて、位置情報の共有をオフにしたいアプリがどこにあるのか探しづらく、検索機能を頼ってしまうほどでした。
アプリごとに位置情報の共有を設定したい場合は、日頃からアプリを整理して適切に管理できるようにしておくことをおすすめします!
androidの位置情報の共有オフで知っておきたい影響5つ
位置情報の共有をオフにすれば、プライバシーが保護できるね!
androidの位置情報の共有をオフにすると、プライバシーの保護も含めたメリットが3つ、反対にデメリットが2つあります。
あなたの生活にも影響があるかもしれませんので、それぞれの詳細について、一緒に詳しくみていきましょう。
位置情報を共有オフにするメリットは3つ
androidの位置情報の共有をオフにすると、3つのメリットがあります。
- プライバシーを保護できる
- データ通信量を抑えられる
- 電池のもちが良くなる
プライバシーを保護できる
androidの位置情報の共有をオフにすると、プライバシーの保護につながります。
プライバシーの保護で特に気を付けたいのがSNSを利用する場合です。
TwitterやInstagramなどのSNSには、投稿時に現在地の情報を追加できる機能があります。
SNSを利用する機会が多い場合、位置情報の共有をオンにしたままだと共有したくなかったプライバシーまで公開してしまう恐れがあるのです。
位置情報とSNSへの投稿内容から個人を特定されてしまうこともあり得ますね。
また、スマホのカメラや写真機能の設定によっては、撮影した写真や動画に位置情報が含まれてしまう場合があります。
写真や動画から住所やあなたの行動範囲といった個人情報が特定され、悪質なつきまとい被害にあう可能性もあるのです。
位置情報の共有をオフにしておくと、上記のようなリスクがないのであなたのプライバシーが外部に漏れてしまう心配がなくなりますよ。
データ通信量を抑えられる
androidの位置情報の共有をオフにしていると、データ通信量を抑えられますよ。
位置情報の共有をオンにしていると現在地を特定するたびにデータ通信を行うため、必然的にデータ通信量が増えてしまいます。
無制限でデータ通信できるスマホのプランに加入している場合はあまり気にならないかもしれませんが、不必要なデータ通信には情報漏えいのリスクもあります。
位置情報の共有が不要な時はオフにしておいた方がデータ通信量も抑えられて安全ですね。
電池のもちが良くなる
先ほどのメリットにも関連しますが、位置情報の共有をオフにしてデータ通信量を抑えることにより、電池のもちが良くなるというメリットもあります。
位置情報の共有をオンにしていると繰り返しデータ通信が行われるため、そのぶん電池を消費していってしまうのです。
私も前に位置情報の共有をオンにして外出したとき、特にスマホをいじっていないのに電池がいつもより減ってしまっていることがありました。
電池の消費スピードが速いと感じる場合は、位置情報の共有設定が影響している可能性があるため、見直しても良いかもしれません。
位置情報を共有オフにするデメリットは2つ
androidの位置情報の共有をオフにすると、2つのデメリットがあります。
- スマホ紛失時にスマホの場所を特定できない
- 利用できないアプリが出てくる可能性がある
スマホ紛失時にスマホの場所を特定できない
androidの位置情報の共有がオフになっていると、スマホの紛失時にスマホがどこにあるのか場所を特定できません。
スマホ紛失時にスマホの場所を特定するためには、以下の6つの条件を満たしている必要があります。
位置情報の共有がオンになっていることが条件に入っているね。
上記を満たしている場合は、PCや他の端末から以下にアクセスし、Googleアカウントにログインすればスマホの場所が特定できますよ:Google デバイスを探す
私も昔スマホを紛失したことがありますが、当時はこのやり方すら知らなかったので見つけるのにとても苦労しました。
知っていたとしても、位置情報の共有をオンにしていなければスマホの場所が特定できないので、ちょっと不便ですね。
スマホを肌身離さず持っているから紛失の心配がない!という場合は、あまり気にしなくてもよいデメリットかもしれません。
利用できないアプリが出てくる可能性がある
位置情報の共有をオフにすると、利用できないアプリが出てくることがあります。
これは、アプリによっては位置情報の共有が必須になっているものがあるためです。
例えば、Uber Eatsや出前館といった現在地周辺に食事を届けてくれるフードデリバリー系のアプリや、タクシーを配車してくれるUber Taxiなどが当てはまりますね。
フードデリバリー系のアプリの場合、配達先の指定と注文先の飲食店の情報などを共有するために位置情報が必須になっています。
タクシーの自動配車アプリの場合は、電話で配車場所や時刻を伝える手間を省くために共有した位置情報が活用されているそうです。
私も前にUber Taxiを利用したことがありますが、アプリを開いて行き先を入れ、氏名や支払方法などの情報を登録するだけでタクシーが来てくれたのでとても便利でした。
ご紹介したようなアプリについては、位置情報の共有をオンにしておいた方が快適に過ごせそうですね。
androidの位置情報の履歴記録オフや削除方法をご紹介
位置情報の共有をオフにした時の影響もわかったし、これでひと安心ね!
ちょっと待ってください!最後にもう1つだけ知っておいてほしいことがあります。
それは、androidの設定によっては位置情報の履歴が記録されている可能性があるということです。
あなたがこれまで行った場所やお店の履歴が、android内に履歴として残っている場合があります。
位置情報の共有をオフにしたい場合は、これまでの位置情報の履歴についても確認しておきましょう!
位置情報の履歴はタイムラインから確認できる
- Googleのマップアプリを開く
- 右上のイニシャルまたは写真のアイコンをタップする
- タイムラインをタップする
上記手順で操作すると、その日のあなたの行動履歴がタイムラインとして表示されます。
画面を左右にスワイプすると前後の日の履歴が確認できますよ。右上のカレンダーアイコンをタップしてカレンダーから日付を選ぶと、その日に訪れた場所も確認できます。
位置情報の履歴が残っている場合はどうしたらいいのかな?
位置情報の履歴は外部から閲覧できないようにはなっていますが、見えないからといって記録が残っているのはちょっと違和感がありますよね。
そんなあなたへ記録された位置情報の履歴を削除する方法もご紹介しますね。
履歴の削除は1日分か指定した期間の2種類から選べる
記録された位置情報の履歴を削除する方法は、以下の2種類があります。
それぞれの具体的な操作方法についてご紹介しますね。
1日分のみ削除する方法
- Googleのマップアプリを開く
- 右上のイニシャルまたは写真のアイコンをタップする
- タイムラインをタップする
- タイムラインが表示されたら画面右上の︙ボタンをタップする
- 1日分をすべて削除をタップする
1日分の位置情報の履歴であれば、たった5つの手順で削除できます!
すべてまたは指定期間のみ削除する方法は、こちらよりも少しだけステップが多いですが、簡単に削除できますよ。
すべてまたは指定期間のみ削除する方法
- Googleのマップアプリを開く
- 右上のイニシャルまたは写真のアイコンをタップする
- 設定をタップする
- 個人的なコンテンツをタップする
- 指定期間のみ削除する場合:指定期間のロケーション履歴の削除を選択し、開始日と終了日を入力する
- すべて削除する場合:ロケーション履歴をすべて削除を選択する
一定期間の位置情報の履歴だけ削除することも、すべて削除することもできるのは便利ですね。
位置情報の履歴は、最初にご紹介したandroidの位置情報共有がオフになっていれば記録されませんが、念のため記録をオフにしたい場合の方法もご紹介しますね。
位置情報の履歴記録をオフにする方法
- Googleのマップアプリを開く
- 右上のイニシャルまたは写真のアイコンをタップする
- 設定をタップする
- 個人的なコンテンツをタップする
- ロケーション履歴がオンをタップし、オフにするをタップする
上記の設定をしておけば位置情報の履歴が記録されなくなるため、あなたのプライバシーがさらに守られますよ。
私のスマホではもともとロケーション履歴がオフになっていたので逆に有効にしてみましたが、あっという間に操作できました!
位置情報の履歴まで抜かりなく管理しておきたい場合は、ロケーション履歴の設定も確認しておくことをおすすめします。
まとめ
- androidの位置情報を共有しない方法は、完全にオフにする方法とアプリごとにオフにする方法の2種類がある
- 位置情報を共有しない2種類の方法は、どちらも少ない手順で簡単に設定できる
- アプリごとに位置情報の共有をオフにするときは、「使用中のみ許可」または「許可しない」の選択肢から選べる
- 位置情報の共有をオフにするとプライバシーが保護される、データ通信量を抑えられる、電池のもちが良くなるといったメリットがある
- 位置情報の共有をオフにすると利用不可のアプリが出てくる、スマホを紛失したときにスマホの場所を確認できないといったデメリットがある
- androidの設定によっては位置情報の履歴が記録されている可能性がある
- androidの位置情報の履歴には1日分だけ削除する方法、すべてまたは指定期間のみ削除する方法の2種類がある
位置情報を共有しない設定にはメリットもデメリットもあることがわかりましたね。
位置情報の共有設定の上手な使い方は、やはりアプリごとに設定を変える方法かと思います。
設定する手間はかかりますが、あなたのプライバシーを守りながらより快適にスマホを使えるようになりますよ。
位置情報の共有設定を上手に使って、あなたが安心・安全な生活を送れることを願っています!
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