雨の日は頭痛いことが多くて困るのよね…。
雨の日の頭痛は、仕事だけではなく日常生活にも支障が出るので厄介ですよね。
私もあなたと同じく、雨の日の朝は「頭痛いな…。」と思いながら起きることがあります。
そのような悩みを少しでも解消できるように、カフェインが入った物を飲んだり、朝に熱めのシャワーを浴びたりするなど、4つの対策を調べました。
何の対策もせずに「頭痛い!」という悩みを抱えたままだと、他の症状も出てきてしまう可能性がありますよ。
我慢せず、適切な対策を知って頭痛を解消していきましょう!
その他にも雨の日に頭が痛くなる原因なども紹介します。
気持ち悪いという症状がある時の病院受診の目安も参考にすると、症状改善につながり他の悩みを増やさずに済むので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
雨の日に頭痛い時の対策4つ!実践しやすいものを選ぼう
まずは「雨の日は頭痛い!」というお悩みを抱えているあなたへ、4つの対策を紹介します。
比較的実践しやすそうなものから順に詳しく紹介しますね。
コーヒーや緑茶などカフェインが入っている物を飲む
コーヒーや緑茶など、カフェインが入っている飲み物を飲むと頭痛が軽減しやすくなります。
特に頭痛が出たばかりの時に飲むと、効果が出やすいですよ。
頭痛の症状が出る原因には、血管の収縮と拡張がかかわっているという説があります。
カフェインには血管を収縮させる作用があるため、摂取すると頭痛が軽減するというメカニズムですね。
ただし、飲みすぎると逆に痛みが強くなってしまうこともあります。
頭痛を早く軽減したいからといって飲みすぎないようにしてくださいね。
耳のまわりを温めたりマッサージしたりする
耳のまわりを温めたり、耳をマッサージしたりすることも頭痛の改善につながります。
雨の日に頭痛の症状が出るのは、耳の奥の内耳にある気圧センサーが気圧変化を感知する時に過剰反応し、自律神経が乱れてしまうことが原因だといわれています。
そのため、内耳の血行をよくすると頭痛改善につながるのです。
具体的には、耳の後ろにある「完骨」というツボのあたりにホットタオルを当てるとよいですよ。
「完骨」は耳の後ろの、出っぱった骨の下側のくぼみにあります。上記画像で、女性が指で触れている部分を目安にしてくださいね。
また、寒くなる時期には、帽子やイヤーマフなどでなるべく耳を冷やさないよう心がけることも効果的です。
私は冬場のニット帽が欠かせないのですが、被った時と被らない時では耳の寒さが全く違いますよ。
さらに耳と耳のまわりをマッサージでもみほぐすと血行がよくなり、頭痛改善効果が高まります。
両耳を手でつまんで、上下や横に引っ張ったり、つまんだまま回したりしてみましょう。
さらに、手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回しましょう。
耳のマッサージは頭痛予防効果もあるので、朝・昼・晩1回ずつ、まずは2週間から1か月程度続けてみてくださいね。
朝に熱めのシャワーを浴びて体を温める
朝に熱めのシャワーを浴びることも頭痛の改善につながります。
具体的には、42~43度くらいの温度に設定したシャワーがちょうどいいですよ。
雨の日に頭痛の症状が出るのは、自律神経の乱れが原因だといわれています。
熱めのシャワーを浴びることによって自律神経が正常に働くため、体が目覚めやすくなるのです。
私も雨の日の朝にシャワーを浴びる時は、いつもより少し熱めの温度に設定しています。
特に首の後ろや足首を温めると気分もスッキリするのでおすすめですよ。
雨の日に頭痛の症状が出る原因については、後で詳しく紹介していますのでぜひチェックしてくださいね。
規則正しい生活によって自律神経のバランスを整える
規則正しく生活すると、自律神経が正常に働きバランスが整うため、頭痛改善にも効果があります。
夜更かしと朝寝坊をして起床時間が安定していないと、自律神経のバランスが崩れてしまいますよ。
二度寝したりダラダラして過ごしたりすることは、自律神経が乱れて不調が長引く原因にもなります。
私は以前、休みの日は夜更かし、翌日は朝寝坊する生活を送っていましたが、その頃は天気がすぐれない時の体調も良くありませんでした。
「なんだか頭痛いなー…。」とぐったりしながら起きたことも多々あります。
しかし、起床時間を安定させてからは天気に左右されることが少なくなり、頭痛もだいぶ改善しました。
頭痛を改善するためにも、規則正しい生活を送ることは重要です。
まずは、毎朝なるべく同じ時間に起床することを心がけましょうね。
雨の日に頭痛の症状が出る場合の対策を4つ紹介しました。
カフェインを取るのは簡単そう!規則正しい生活も心がける必要があるのね。
頭痛のお悩みを少しでも改善するために、ぜひあなたが実践しやすいと感じた対策を選んで試してみてくださいね。
雨の日に頭痛いのはなぜ?天気痛は気圧の変化で起こる!
雨の日に頭が痛くなる原因としては、気圧の変化が関係しているといわれています。
あなたが抱えている雨の日は頭痛い!というお悩みは、「天気痛」と呼ばれる症状の1つになっていますよ。
天気痛とは一体何?なぜ起こるの?
ここでは天気痛の詳細となぜ起こってしまうのかについて解説します。
天気痛の正体を知ったうえで、しっかりと対策を立てていきましょうね。
天気痛の正体は気圧や天気の変化で起こる体の不調!
天気痛とは、気圧や天気の変化が原因で起こる体の不調のことを指します。
頭痛以外にも、関節痛や肩こり、腰痛などさまざまな症状がありますよ。
天気痛のように、天気の崩れとともに体調が悪くなってしまうのは、気圧の変動が原因です。
気圧は天気の移り変わりとともに変動していますが、その変化を感じるセンサーが耳の奥にある内耳だと考えられています。
内耳が急激な気圧の低下または上昇を感じると、交感神経と副交感神経から成り立っている自律神経のバランスが乱れてしまいます。
交感神経と副交感神経はそれぞれ次の役割を担っていますよ。
<交感神経>
心臓の働きを活発にすることによって血流をよくし、身体の活動性を生みだす神経。昼間など活発に活動する時間帯に優位になる。
<副交感神経>
心臓の働きを緩やかにして体を休ませる神経。夜間やリラックス中に優位になる。
自律神経のバランスが乱れて交感神経が活発になりすぎると、痛みの神経を刺激するため頭や古傷が痛くなります。
一方、副交感神経が活発になりすぎると、倦怠感や気分の落ち込みを感じるようになりますよ。
天気痛に悩まされているあなたは内耳が敏感になっていて、気圧の変化を感じ取りやすい状態といえるでしょう。
自律神経が過剰に働くと、気象の変化に反応してさまざまな不調を引き起こしやすいことがわかりましたね。
天気痛に関してロート製薬株式会社と株式会社ウェザーニューズが行った「天気痛調査2020」の調査結果では、日本人の約6割が天気痛の自覚があったそうです。
日本人の半数以上が天気痛に悩まされているという調査結果は衝撃的ですよね。あなたや私が頭痛に悩んでいるのも、当然のことのように思えてきます。
雨の日以外にも、気温差の大きい春先や低気圧が続く梅雨や、夏から秋にかけての台風シーズンは気圧が変動しやすい時期です。
そのぶんあなたの体が受ける影響も大きくなっていきますよ。
ぜひあなたの体にあった対策を選んで、天気痛の症状を改善していきましょうね。
女性は雨の日に頭痛いことが多い!?ホルモンとの関係性
天気痛の中でも、「頭痛い」という悩みを抱えている人には女性が多いことをご存じでしょうか?
そうなの!?なぜ女性は頭痛になりやすいのかしら?
女性は月経により毎月ホルモンバランスの変化があるため、男性より自律神経が敏感になることが多く、頭痛の症状が出やすい傾向があります。
先ほどの「天気痛調査2020」では、女性の8割が雨の日の体調不良を自覚しており、うち6割が頭痛の症状があることがわかっていますよ。
月経周期はさまざまなホルモンで調整されており、約1か月の間にバランスが変化しています。
そのホルモンバランスの変化に天気や気圧の変化が加わると、自律神経の働きが過剰になってしまうのです。
特に生理前や妊娠中は雨の日に頭痛の症状が出やすくなりますよ。
また、一般的に45〜55歳頃の更年期に入った女性もホルモンバランスが変化しやすいため、頭痛の症状が出やすくなります。
ホルモンバランスの変化による影響を受けやすい女性にとっては、天気痛の対策がより重要であることがわかりますね。
雨の日に頭痛い症状以外に気持ち悪い時は病院受診も
雨の日は頭痛いだけでなく気持ち悪い時もあるのよね…。
雨の日に頭痛だけでなく、吐き気があって気持ち悪いといった症状も出ている場合は、病院を受診することも考えましょう。
天気痛の症状の1つではなく、別の病気による症状の可能性がありますよ。
ここでは頭痛以外に気持ち悪いという症状が出ている時の病院受診の目安や受診科目、考えられる病気などについて紹介します。
一人で「頭痛い」「気持ち悪い」といった症状を我慢し続けると、逆に悪化してしまう可能性もあります。
あなたの体調のためにも、くれぐれも無理はしないでくださいね。
頭痛い以外に気持ち悪い場合の病院受診の目安は?
具体的には、次の症状に当てはまる場合は病院受診を考えた方がいいでしょう。
上記はあくまでも目安となる症状と考えてくださいね。
上記に合致していなくても、あなたが耐えられないほどつらいと感じたら早めに病院へ相談することをおすすめします。
病院の受診科目は?診察時はどんなことを聞かれるの?
病院の受診科目は脳神経内科がよいでしょう。
もし、あなたの自宅付近や勤務先などのよく訪れる場所にない場合は、内科でも問題ありません。
診察時は以下について聞かれることが多いので、余裕があれば事前に準備しておくとスムーズに受診できますよ。
- どのような時に頭痛の症状が出るのか
- 頭のどのあたりに痛みを感じているのか
- いつ頃から頭痛の症状が出始めたのか
- 普段服用している薬はあるか
- 頭痛以外にはどんな症状が出ているのか
できる限り詳しく医師に説明するようにしましょう。
「別の病気だったらどうしよう…。」という不安もあるかもしれませんが、これ以上体調を悪化させないための病院受診なので、必要以上に不安を感じないでくださいね。
天気痛の症状が続く場合に考えられる病気とは?
「頭痛い」「気持ち悪い」といった症状が出る天気痛は、自律神経の乱れによって発症します。
自律神経の乱れが長引くと、「うつ病」や「自律神経失調症」が発症することもあるため、注意が必要ですよ。
「うつ病」と「自律神経失調症」について簡単に紹介しますね。
<うつ病>
気分がひどく落ち込んでしまう病気で、不眠や食欲の低下、倦怠感などの体の不調も伴いやすい。
仕事に行けなくなるケースが多いため、社会生活に支障をきたす。
<自律神経失調症>
自律神経が慢性的に乱れていることにより、めまい、倦怠感、不眠、イライラなどの症状が続き、日常生活を送るのが困難になる病気。
私の職場の後輩も、もともと雨の日に体調が悪くなる傾向がありましたが、最終的にうつ病になってしまい会社を去ることとなりました。
もちろん天気痛以外にも仕事のストレスなど、うつ病になる原因は他にもあったと思いますが、自律神経の乱れも1つのきっかけになっていたのではないかと思います。
会社勤めや日常生活に支障をきたすほど症状がひどい場合は、無理せず早めに病院を受診してくださいね。
まとめ
- 雨の日に頭痛いというお悩みには、カフェインが入っている物を飲む、朝に熱めのシャワーを浴びるなど4つの対策がある
- 雨の日に頭痛がする原因には、気圧の変化による自律神経の乱れが関係している
- 天気痛とは気圧や天気の変化が原因で起こる体の不調のことを指す
- 女性の方が雨の日に頭痛いという症状が出やすい
- 雨の日に気持ち悪いといった症状も出ている場合は、脳神経外科や内科を受診することも考えた方がよい
- 頭痛が5日以上続くなど病院受診の目安はあるが、耐えられないほどつらい場合は早めに受診した方がよい
- 自律神経の乱れが長引くと、「うつ病」や「自律神経失調症」が発症するおそれがある
「雨の日は頭痛い!」というお悩みへの対策や原因について紹介してきました。
気圧の変化による頭痛など、体の不調に関する悩みは現代人にはつきものですよね。
この記事があなたの頭痛を改善するのに役立つことを心から願っています。
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