誰でも生きていると、何かについて悩むことはよくありますよね。
ずっと悩んでいてモヤモヤしている…。
こんな悩みを解決してくれるのが、「ゼロ秒思考」です。
「ゼロ秒思考」を身につけると、考える力が鍛えられ、心のコントロールもできるようになるので、ストレスや不安を軽減でき、前向きに生きることができるようになるのです。
こんなに良いことづくしなものは、きっと身につけるのも大変なんだろうな。
なんと「ゼロ秒思考」は、身につけるためにメモとペンがあれば大丈夫という魅力的なものです。
毎日書いていたらメモがたくさんになってしまうので、捨てるのがいいんじゃないか、と思うかもしれません。
ゼロ秒思考とはどんなものなのか、メモの書き方、メモは捨てるべきか捨てるべきでないか、これから一つずつ紹介していきます。
赤羽雄二さん著の「ゼロ秒思考〜頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング〜」と「即断即決・即実行トレーニング」の2冊セットになっています。
ゼロ秒思考に基づいたトレーニングをすることで頭の中を整理し、自分のやるべき行動がみえてきます。
うじうじと頭の中で悩むより可視化することが解決の近道になるので是非実践してみてください♪
ゼロ秒思考を身につけるためにメモは捨てる?
ゼロ秒思考のためのメモ書きは、捨てるべきなのでしょうか?捨てるべきではないのでしょうか?
そもそもこの「ゼロ秒思考」というのは赤羽雄二さん著の「ゼロ秒思考〜頭が良くなる世界一シンプルなトレーニング〜」という本が元になっています。
この本の中で、著者の赤羽雄二さんは、メモは捨てるべきではないと書かれています。
でも、毎日メモを書いていたらすごい量になるけど、どうやって保管すればいいの?
それでは、なぜメモは保管するべきなのか、正しいメモの保管方法を説明していきます。
なぜメモは捨てるべきではないのか?
そもそもゼロ秒思考のためのメモは、1日10枚書くことになっていますよね。
これを毎日続けたら…考えなくてもとてつもないメモの量になることはわかると思います。
なぜメモを保管しなければならないのでしょうか?
その理由は、書いたメモを後から読み直す必要があるからです。
実は、普段は見返さないんです。しかし、3ヶ月後に1回全てのメモをさっと見るのがおすすめです。
読み返すことで、メモ書きから自分の成長過程を確認できます。
そして、さらに3ヶ月後、つまりメモを書き始めてから6ヶ月後に、もう一度読み返します。
自分が何にどのくらいの期間悩んでいたのか、それをどう解決したのか、あるいは継続して悩んでいるのか、自分の軌跡を辿ることができるのです。
それ以降は原則、読み返す必要はないとされています。
2度の読み返しで十分に自分の中で咀嚼できているそうです。
著者はこの後もメモ書きを残すことで、自分の日々の積み重ねを目で見ることができ、自信につながるとおっしゃっています。
では、この大量なメモ書きをどうやって保管するのか、ご紹介します。
メモの正しい保管方法はジャンルごとにファイリング
悩みや頭の中のモヤモヤを、メモに書き出すことによる効果はとても大きいですが、それらをカテゴリーに分けて整理することで、さらに頭の中が整理されます。
何日か書いていくうちに、自分がどんな内容をよく書いているのか、どんなジャンルに分けられるか、わかってくると思います。
そうしたら、それぞれのカテゴリー別にファイルを作りましょう。
ファイルにラベルを貼るなどして、メモをしまっていきます。
この過程でさらに頭の整理も進み、読み返すときの効果も高まります。
カテゴリーの分け方は人それぞれになると思いますが、このように分けると始めやすいと思うので、参考にしてみてください♪
①人間関係
②仕事
③お金
ジャンルごとのファイリングを難しく感じたら、この分け方をベースにあなたの分けやすいカテゴリーにアレンジしていってくださいね。
ゼロ秒思考のためのメモ書きのやり方は本当に簡単?
ここまで読んだけど、ゼロ秒思考っていったいなんのこと?と思っているあなた。
瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。
引用 赤羽雄二(2013)『ゼロ秒思考』(ダイヤモンド社)
そして、これを身につけるためにできる最短・最善の方法が「メモ書き」なのです。
これからそのメモ書きのやり方をご紹介します。
- メモを書くときは、A4用紙を横置きにする
- ノートやパソコン、メモパッドなどではなく、A4用紙を使用する
- 左上にタイトルを書いて下線を引く
- 右上に年月日を簡単に書く
- 1枚の紙にびっしりと文字を書くわけではなく、スペースを気にせず図や文字を書く
- 1つのテーマに対して1枚、1枚当たり1分間で書く
- 毎日10枚書く
これらがメモ書きのやり方の主なルールです。それぞれにきちんと理由があるので説明しますね。
なぜ横置きにするのでしょうか?メモ書きには、悩みや不安、問題点などからその解決策を書くことが多くなります。
その中で、時間の流れを書くことになると、縦置きよりも横置きの方が書きやすいからです。
では、なぜパソコンやメモパッドなどではなく、A4用紙にこだわるのでしょうか?
まず、パソコンやスマートフォンだと、キーボードで文字を入力しますよね。
すると、入力できない言葉や矢印、線などが書きにくくなります。
それにより思考がパソコンやスマートフォンで入力できる範囲に限られてしまうのです。
メモ書きは、自由にかけることが大事なので紙である必要があります。
そして小さなメモでは、スペースにとらわれてしまうため、A4用紙がいいとされています。
タイトルに下線を引くのは、際立たせるためです。
タイトルとその下の内容とをしっかりと区別できるようにします。
年月日は省略して書きましょう。タイトル、年月日、内容の全てを1分で書かなければならないため、必要でない箇所には時間をかけないようにすることもポイントです。
1枚1分というのは必ず守りましょう。1分という制約の中で、素早く迷わずに、頭の中にあるものを全て出すことがとても大事です。
著者によると、メモ書きは頭を鍛える手軽な練習方法で、こわばった頭をほぐすことができます。
頭に浮かんだものを即座に書き留めることで、どんどん頭が動くようになり、それに伴って気持ちも整理されるそうです。
つまり、速く、多く出すことが、メモ書きには不可欠なポイントなのです。
これまでやり方のポイントを理解できれば、あとは紙とペンを用意するだけですね♪
ゼロ秒思考の効果とは!?リアルな声を紹介
紙とペンさえあれば始められる「ゼロ秒思考」のメモ書きです。
実際にやってみた方もたくさんいて、効果を実感したという声が多く聞けました。
今まで「説明が長い」「何が言いたいのかわからない」と言われることが多かったのに、人に説明するのが上手くなった!
今まで考えることが苦手で逃げてきたけど、「なぜ?」と考える癖がついた!
頭の中が整理されるというのは、本当なのだとわかりますよね。
まだ他にもこんな口コミもありました。
モヤモヤを吐き出すことでスッキリしただけでなく、書いたことで意外な本質に辿り着けた!
悩みを客観視できるようになって、ストレスが軽減された。
また、始めたきっかけは、「考える力をつけたい」「仕事の能力を上げたい」「悩みを解決した」「頭の回転を速くしたい」など、さまざまでした。
そして、その目標に少しずつ近づけていることを肌で感じているそうです。
このメモ書きを始めた方の多くは、効果が出てきたと思ってもしっかりと続けていました。
習慣化できてこその効果とも言えるのですね。やり方はとっても簡単なので、あなたも日常に取り入れられると良いですね。
ゼロ秒思考のメモ書きはどんな内容がテーマでも♪
メモ書きの仕方はわかっても、いざ始めようと思ったら何を書いたらわからない、なんてこともありますよね。
メモ書きのテーマは、本当になんでも大丈夫です。
ゼロ秒思考を目指すために重要なのは、自分の頭の中にあるもの、心の内にあるものを書き出すことです。
順番は逆になってしまいますが、先ほど紹介したカテゴリーに沿ってテーマを決めて書いてみるのもやり方の一つです。
私がやってみた例をお見せするので、よかったら参考にしてみてください。
私はライターとして、あらゆるテーマの記事を書いています。
その中で毎日作業日報を管理者に提出するのですが、その中に「自分を褒める」という項目があります。
こんな小さな内容で恥ずかしいですが、本来他人には見せないものなので、それでいいんです。
また、やってみるとわかると思いますが、1分というのはとても短くて、最初は1つの文しかかけませんでした。
それでも大丈夫なんです。また次の日に同じことを書いても大丈夫です。
続けるうちに、少しづつ考えるスピードがついてくるのが実感できるはずです。
あるいは、このゼロ秒思考を身につけるためのメモ書きのハードルを少し下げて、日記をつけてみるのもおすすめです。
書くことが思いつかないのであれば、それをそのまま書いてもよし。
独り言のように紙に向かってぽつぽつと書いているうちに、スッキリすると思います。
人にはあまり言えない悪口を書いても、しっかり吐き出したものを自分で見ることで、解決に繋がったり、イライラしにくくなったりします。
メモを書くことが、自分を客観視できることに繋がり、心をコントロールすることもできるようになるんですね。
仕事やお金、人間関係など、みなさん悩みが多くあると思いますが、この方法を続けることで頭の中が整理され、必要なことがはっきりしますよ。
そして自然と前向きに明るくなれるのを実感できると思います♪
ゼロ秒思考のためのメモ書きのテーマを難しく考えず、まずは自分に合ったスタイルで始めてみませんか?
まとめ
- ゼロ秒思考のためのメモを捨てるのはNG
- 書いたメモ書きは3ヶ月後、6ヶ月後に読み返す
- メモは内容のジャンル別にファイリングして保管する
- メモを書くことによって考える力が鍛えられ、続けることでゼロ秒思考が身に付く
- メモの書き方のルールは決まっているが、ハードルを下げて挑戦するのもおすすめ
- メモ書きのテーマはなんでも大丈夫
ゼロ秒思考について、メモ書きのやり方についてを説明しました。
私も実際にやってみて、1週間ほどで少しづつ成長を感じられたので、まずは1週間続けてみてください。
もちろん、日記からのスタートでも大丈夫です。
ゼロ秒思考を身につけたい、変わりたいというあなたは、まず一歩踏み出してみましょう。
たくさん溜まったメモ書きの山を捨てるか捨てないか迷うくらい、続けるのが最初の目標になりそうですね。
そしてそのときが来たら捨てることなく、さらなるあなたの成長につなげましょう♪
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