過充電を防止するための設定は、基本的には【アプリの『設定』→『バッテリー』を選択→『過充電防止機能』をONにする】の流れで設定できます!
スマホには「充電90で止める」などの過充電防止機能が搭載されています。
スマホのバッテリーの劣化を早めてしまう行動の1つがこの「過充電」というもので、電池残量が100%の状態で充電をしつづけることをいいます。
バッテリー寿命は2〜3年程と言われていますが、なるべく長く持たせたいですよね!
充電90で止める簡単な設定をすることでバッテリーの寿命を延ばすことができるんです。
この記事では、バッテリーを劣化させてしまう行動や、バッテリーに優しい行動も紹介します♪
「バッテリーを長持ちさせたい!」というあなたは是非参考にしてみてくださいね。
スマホの設定はよくわからないけど、過充電を防ぎたいならとりあえずこの商品がおすすめです。
自宅にWi-Fi環境があって、スマホに専用アプリをダウンロードするだけで、タイマー機能で電源のON/OFFの設定ができます。
充電90で止める設定の代わりに、タイマー機能を使用して充電を一定時間でOFFにすることで過充電を防止することができますよ♪
スマホの充電90で止める設定は簡単!3大メーカーを解説
過充電防止機能は、基本的には【アプリの『設定』→『バッテリー』を選択→『過充電防止機能』をONにする】の手順で設定していきます!
「過充電防止機能」の名称はメーカーごとに違うので注意してくださいね。
この記事では【iPhone】【Xperia】【Galaxy】の3大メーカーでの設定方法を詳しく紹介していきます。
iPhone | Xperia | Galaxy | |
名称 | 最適化されたバッテリー充電 | いたわり充電 | バッテリーの保護 |
設定手順 | 1. 設定 2. バッテリー 3. バッテリーの状態と充電 4. バッテリー充電の最適化 | 1. 設定 2. バッテリー 3. いたわり充電 4. 自動/手動/常時から選択 | 1. 設定 2. バッテリーとデバイスケア 3. バッテリー 4. その他のバッテリー設定 5. バッテリーの保護 |
充電の閾値 | 80% | 80or90% | 85% |
「残量20%程まで使ったら充電を始める」「100%までは充電せず80~90%で止める」という方法を知っていますか?
これはスマホメーカーがおすすめしているバッテリーを長持ちさせる充電方法です。
就寝中に充電することが多いから、充電90で止めるためにいちいち起きなきゃいけないなんて現実的ではないな…
同じことを思っているあなたにおすすめなのがスマホに搭載されている充電90で止める機能、つまり「過充電防止機能」の設定です。
3つのメーカーの「過充電防止機能」をそれぞれ詳しく解説していきますね。
iPhone
iPhoneの「最適化されたバッテリー充電」とは、100%充電されたままの時間を短くすることでバッテリーの劣化を軽減してくれる機能です。
この機能を有効にするには、iPhoneが毎日の充電傾向を把握する必要があります。
「23時頃に充電を始めて6時頃に起きて充電器からはずす」という生活パターンをiPhoneが学習した場合で説明しましょう。
24時に充電器に接続すると「これはいつもなら長く充電器に接続したままになるぞ!」と充電80まで到達したところで一旦充電を停止します。
そして、いつもなら充電器を外す時間である6時までにゆっくり時間をかけて充電100の状態にしてくれます。
Xperia
Xperiaの「いたわり充電」とは、充電100の状態の時間を短くすることでバッテリーの寿命を延ばす機能です。
「いたわり充電」の特徴としては、機能に3つの選択肢があることです。
- 自動:充電傾向を把握し充電器からはずすときに100%になるようにそれまでは充電90でとめる
- 手動:機能の有効時間を自分で設定する
- 常時:常に充電80~90%の状態が保たれて100%の状態にならないのでよりバッテリーの劣化を防ぐことができる
Galaxy
Galaxyの「バッテリーの保護」とは、バッテリーの寿命を延ばすために充電85を上限に止める機能です。
他のメーカーと違い、充電器からはずす時間に100%にするということではなく、充電が85%までしかされない設定です。
85%までしか充電されないということは、それだけ電池残量も少なくなります。
普段から「スマホの電池の持ちが悪い」と悩んでいる人にはおすすめできる設定ではないかもしれません。
このように各メーカーで細かい違いはありますが、過充電防止機能がそれぞれに搭載されています。
どのメーカーも充電100のまま充電器に接続されている時間を短くしたり、無くしたりすることによってバッテリーの劣化を防いでいるという点では同じですね。
iPhoneを使ってるけど、確認してみたら設定をしたつもりがないのに【ON】になっていたよ♪
アップデートをしたときにデフォルトで設定が【ON】にされている場合もあるみたい!
どのメーカーも比較的簡単な手順で確認や設定ができるので、あなたも1度設定されているかどうかチェックしてみてくださいね!
ぼくみたいに起きる時間が毎日違うような生活パターンの場合はどうしたらいいの?
たしかに、GalaxyやXperiaの常時の設定であれば問題ないですが、iPhoneなどの機能では生活パターンが不規則の場合困りますよね。
実際に、充電器からはずしたときに100%まで充電されていない状態だった!ということもあるようです。
生活パターンが不規則、そもそも充電器に接続する時間がバラバラ、というあなたは「過充電防止アプリ」をインストールして使ってみましょう!
アプリの機能はシンプルなものが一般的です。
- バッテリー残量が少なくなったときや充電終了時にアラームで知らせる
- バッテリーの温度を計測して表示する
アプリが定めた残量でアラームが鳴るものもあれば、「充電90で止める」など自分の希望の充電閾値を細かく設定できるものもあるようです。
ただし、スマホに搭載されている過充電防止機能とは違い、自動で充電が止まるアプリは見当たりませんでした。
アラームが鳴ったら充電器から自分で外さなければいけないので、日中に充電する人向きといえますね。
スマホの設定はよくわからないけど、過充電を防ぎたいならとりあえずこの商品がおすすめです。
自宅にWi-Fi環境があって、専用アプリをダウンロードするだけで、スマホで電源のON/OFFを操作できます。
タイマー機能を使用すれば、生活パターンが不規則なあなたでも、就寝時の一定時間だけ充電できるように設定ができます!
スマホは充電90で止めると劣化防止に!注意点2つ
充電90で止める設定を行い、過充電にならないようにすることで電池の劣化を防ぐことができます。
スマホのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、内部のイオンをプラス極からマイナス極に移動させることで充電しています。
過充電状態では、プラス極からのイオンが許容量を上回る量移動されてしまい、電池内の化学変化が引き起こされるのです。
この過充電による化学変化が電池内のイオンを減少させることで、電池の劣化につながってしまいます。
過充電の他にも劣化を早めてしまう原因はあるのかな?
例えば、iPhoneでは「バッテリーはフル充電サイクルを500回繰り返した後も本来の容量の80%は維持する」などと公式サイトで書かれていますよね。
このように充電池というものは、繰り返し使用して充電の回数を重ねることにより、どうしても劣化が進んでしまいます。
一般的にスマホのバッテリーの寿命は2~3年程と言われていますが、なるべく劣化を遅らせたいというあなたに、劣化を早めるといわれている大きな原因2つを紹介しますね。
過放電は危険!完全放電では充電できなくなることも
劣化を早めたくないのであれば、過充電だけではなく過放電にも注意しましょう!
過放電とは、充電0%の状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまうことをいい、スマホでいうと充電0のまましばらく時間が経ってしまった状態です。
スマホバッテリーの放電は、内部のイオンをマイナス極からプラス極に移動させています。
リチウムイオン電池には「自己放電」の特性があり、使用していない状態でも電池の容量が徐々に減ってしまいます。
過放電の状態が続くと、電池のマイナス極に用いられている金属が溶けてしまい、最終的に「完全放電」の状態になると充電できなくなることも。
メーカーでは過放電の状態になるのを防ぐために、充電20%程度に減ったところで充電器に接続することをおすすめしていますよ。
「充電90で止める」と合わせて「充電20でスタート」も覚えておいてくださいね。
完全放電の状態になると修理を依頼しなくてはいけないこともあるみたいだから気をつけないと!
スマホじゃないけど、最近使ってないからってAppleWatchをそのまま保管してた!ときどき充電器に接続しておこう!
高温注意!熱くなったら一旦スマホを休ませよう
高温状態では化学反応が活発になり、電池内部のリチウムイオンの減少が促進されやすくなるので、結果的に電池の劣化につながります。
あなたは充電しながらスマホを使って本体が熱くなったという経験はありませんか?
意外ととってしまう行動が、充電器に接続したまま卓上ホルダなどに置き、YouTubeなどの動画を長時間視聴する使い方ではないでしょうか?
充電器に接続したままの使用はバッテリーにとっては最悪の状態です。
なぜなら、充電端末を使用するだけでも内部に熱が発生しているのに、さらに充電器からも電力を受け取ることで熱がさらに加わるからです。
充電90で止めるという過充電防止のためにもおすすめできません。
バッテリーの劣化を防ぐためにも、極力充電しながらの長時間の使用はしないようにしましょう。
たしかに最近はスマホで映画を見られるようになったから、充電器に接続したまま使うことが増えた気がするなぁ…
夏などの暑い季節はとくに熱を持ちやすくなるみたいだから気を付けないとね!
意外と誰もがしてしまいがちな行動が、劣化を早めてしまう原因になるんですね。
いつもしている行動に当てはまってしまった!というあなたは今日から注意してみてくださいね。
スマホの充電90で止めることでバッテリーに優しく♪
この記事の最後にバッテリー寿命をできるだけ長くするために心掛けてほしい、バッテリーに優しい行動を5つ紹介します。
- 充電完了後は早めに充電器からはずす
- 長時間使用しないときは半分程度充電してから保管する
- スマホは適切温度である5~35℃の環境で使用する
- お風呂場などの湿度が高い場所ではジップロックなどで対策する
- なるべく純正の充電器を使用して充電する
充電完了後は早めに充電器からはずす
スマホメーカーがおすすめしているバッテリーを長持ちさせる充電方法は「充電20まで使ったら充電を始める」「充電80~充電90で止める」です!
これはいままで説明してきたことのおさらいですが、過充電や過放電を防ぐことはバッテリーの劣化を防ぐことにつながります。
スマホに搭載された機能やアプリを使用して、なるべく充電0や充電100の状態の時間を短くできるようにしましょう。
長時間使用しないときは半分程度充電してから保管する
過放電や完全放電はバッテリーの劣化につながります。
スマホでの場合はあまりないかもしれませんが、リチウムイオンバッテリーが搭載された端末を長く使わない場合は、適度に充電してからの保管がおすすめです。
保管するときの充電目安は、取扱説明書などに記載されている充電時間の半分といわれています。
この場合には「充電90で止める」という法則ではないので注意しましょう。
1つ前の端末を久しぶりに使いたい思ったときに、充電にものすごく時間がかかったりしたのはこの過放電が原因だったんだね!
スマホは適切温度である5~35℃の環境で使用する
メーカーによる多少の違いはありますが、スマホを使用するときの周囲の適温は5〜35℃、充電するときは0〜45℃と推奨温度が定められています。
スマホは使用しているだけでも熱が発生するため、外気温が高いところで使用してしまうと放熱が追いつかずバッテリーの温度が上がるために劣化が進んでしまいます。
さらに高温下での充電はバッテリーの膨張などを引き起こし、最悪の場合発火や爆発の可能性もあるので特に注意しなければいけません。
反対に0℃以下の低温下でも、バッテリー内のリチウム金属がショートすることで発火などの事故が起きやすくなるようです。
スマホは5~35℃の環境で使うように注意しましょう。
夏の車内にうっかりスマホを放置してしまったことがあるよ!気をつけないと…。
お風呂場などの湿度が高い場所ではジップロックなどで対策する
日常生活での湿度が問題になることはほとんどないといわれていますが、お風呂での使用は注意しましょう。
お風呂の湿度もそうですが、温かいお風呂場から涼しい室内にスマホを戻すような急激な温度変化はバッテリーに負担をかけてしまいます。
温度変化による結露がスマホの内部で起きてしまうと、水濡れによる故障と同じ状態が起こることもあります。
風呂場で使用するときには、防水ケースや、なければジップロックなどのフリーザーバックにいれて使用するのがおすすめです。
お風呂だけでなく、寒い屋外から暖かい屋内への移動なども急激な温度変化といえます。
寒い屋外ではポケットやカバンにいれて直接外気に触れさせないようにすることで室内にはいったときの結露を防ぐことができます。
なるべく純正の充電器を使用して充電する
充電器はできれば純正で、信頼性のあるものを使用しましょう。
純正品の充電器にはスマホの本体やバッテリーを守るための保護機能が搭載されています。
例えば、異常温度を検知した場合や、異物の付着などで通常の電流よりも多く流れようとした場合などに出力電流を停止させるといった保護機能があります。
粗悪な充電器では、端末側で充電90で止める設定をしていても保護機能が不十分で過充電になってしまうこともあります。
純正の充電器と比較して、充電中にバッテリーが熱を持ちやすくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。
スマホの本体はもちろん、充電器にもしっかり保護機能がついているなんて知りませんでした!
知っていれば気を付けられることばかりですよね!
5つのポイントを意識しながらスマホを使用することで、バッテリーの寿命を少しでも長くできるようにしましょう。
まとめ
- 充電90で止めるなどの過充電防止の設定手順は【アプリの『設定』→『バッテリー』を選択→『過充電防止機能』をONにする】
- 過充電防止機能はiPhoneは「最適化されたバッテリー充電」Xperiaでは「いたわり充電」Galaxyでは「バッテリーの保護」から設定できる
- 充電器に接続する時間が不規則な場合は「過充電防止アプリ」を使用するのがおすすめ
- スマホメーカーおすすめのバッテリーを長持ちさせる充電方法は「充電20まで使ったら充電を始める」「充電90で止める」
- バッテリーの劣化を早めてしまう行動は過充電/過放電や高温で使用することなどがあげられる
- バッテリーを長持ちさせるためには使用環境は5〜35℃にするよう注意して充電器なども純正品を使うことを心掛ける
スマホの充電90で止めることは過充電を防止するのに重要な設定です。
あまりに古い端末でなければ、過充電防止機能がスマホに搭載されているので、簡単な手順で設定できますよ。
バッテリーに優しい行動を心掛けて、「まだ端末代も払い終わってないのに電池持ちが悪すぎる!」といった悲しい状況にならないようにしましょう。
自宅にWi-Fi環境があって、専用アプリをダウンロードするだけで、タイマー機能を使用して充電時間を設定できます。
バッテリーに過度な負担をかけずに充電ができるので、バッテリー寿命をのばしたいあなたにおすすめです!
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