親に車のローンを組むのはやめたほうがいいっていわれたけど・・・。
車は大きな買い物ですし、車屋さんにローンを勧められることが多いので支払い方法について迷いますよね。
車のローンは金利がかかるので、総支払額が現金払いより多くなってしまいます。
また、月々の支払額と自分の収入をきちんと考えてローンを組まないと、支払いが大変になってしまうので注意しないといけません。
しかし、ローンはきちんと計画を立てて組めばやめたほうがいいということはありませんよ。
車のローンを組むか、やめたほうがいいのかそれぞれのメリットとデメリットについて説明しますので、どちらがあなたにあっているかゆっくり考えてみてください。
マイカーローンの種類とおすすめのものを3つ紹介しているので、参考にしてくださいね。
車のローンをやめたほうがいい理由は金利負担にある
車を購入する方法はいろいろありますが、代表的なものはローン契約か現金一括払いではないでしょうか。
車のローンをやめたほうがいい理由として多いのは、金利負担があり支払総額が現金払いより多くなるからです。
もし、貯金に余裕があるのなら現金で車を購入したほうがいいかもしれません。
しかし必ずしもローンをやめたほうがいいというわけではありませんよ。
ローンにも現金払いにもそれぞれメリット、デメリットがあるので一緒に見ていきましょう。
まず、ローンのメリット、デメリットからお話しします。
ローンは月々の支払いが負担にならないように注意
金利負担がある
車などの高額商品をローンで購入すると、金利の支払い額が大きくなります。
ローンは借金の一種なので、借り入れた元金を完済するまでは設定された利息を支払い続けなくてはいけません。
ローンは、銀行ローンでも2〜4パーセント、ディーラーローンでは5~10パーセント程度の金利がかかるといわれているため、返済総額は現金購入よりも高くなります。
金利がかかってしまうことがやめたほうがいいといわれる理由ですね。
金利が安いものを選んだり、返済期間が短くなるようにしたりするといった工夫が必要です。
またローンの種類によっては、完済するまで車の所有権をディーラーやローン会社がもつ場合があります。
車の所有権がディーラーやローン会社にあると、売却や譲渡などは自分の判断で行えません。
車を売却したい場合はローンを一括で返済する必要があるのです。
審査が通らないとローンが組めない
車のローンを組むためには審査が必要になります。
審査では収入や過去の借入れなども調べられるので、状況によっては審査に通らず車が買えない可能性もあります。
また、ローンを申し込んでから審査を受けて結果が出るまでは時間がかかるため、すぐに車を購入できないことも覚えておきましょう。
維持費と月々の支払いが重なるときがある
ローンを返済するための月々の支払いと、車の維持費を並行して払い続ける必要があります。
車は購入後も、税金、車検、保険、部品交換、タイヤ交換等さまざまな維持費が必要です。
この維持費がかなり家計を圧迫するんですよね。
自分の月収を考えて毎月の支払額を決めなければ、月々の支払いに苦労することになるかもしれませんよ。
利息の金額や返済回数も考えて、生活に影響を与えない程度の無理のない返済計画を立てることが大切です。
特に住宅ローンなど他の支払いがある場合は、車のローンはなるべく避けるか支払額を慎重に考える必要がありそうです。
ローンの残金があると売却は不可能
ローンの種類にもよりますが、基本的に完済するまでの所有権はディーラーやローン会社が持つことになります。
車の所有権がディーラーやローン会社にあると、ローンの残金が残っている状態では車の売却や譲渡などは自分の判断で行えません。
車を売却したい場合にはローンを一括で返済して、名義を自分に書き換える必要がありますよ。
ただし、銀行のマイカーローンなどで組んだ場合には、自分名義で車を購入できることもあります。
ローンを組めばまとまった現金がなくても車を買える
大きく貯金が減るのを防げる
車は大きな買い物ですよね。現金で支払いするとなると貯金が一気になくなってしまってその後の生活に支障が出るなんていうことも考えられますよね。
その点ローンは一気に貯金を崩すことなく車を購入できます。
ただし、車を購入する際には車両代金以外に各種税金や自賠責保険料などの初期費用も必要です。
それらの費用は現金で支払わなければならないときもあるので、ローンを組む際にはしっかり確認しておきましょう。
毎月の支払いの計画が立てやすい
ローンでは、借入額を毎月一定の割合で返済できます。
毎月支払う金額がわかりやすいため家計の見通しが立てやすくなるでしょう。
借入期間を長くして月々の支払い抑えたりボーナス払いを設定したりと、家計の事情に合わせて返済額を調整することも可能です。
まとまった現金がなくても車を買える
まとまった現金がなくても車を購入できるのがローンのメリットです。
現金払いでは手が届かない車でも、ローンを組めば購入できる場合がありますよ。
オプション装備の追加やグレードアップを希望できるかもしれませんね。
ローンはとても便利ですし、金利が安いマイカーローンもたくさん出てきています。
しかし、ローンはあくまでも借金だということを忘れずに生活に支障のない金額で設定するようにしましょうね。
車のローンに比べて現金払いは1度に大金が必要になる
車を現金で払う場合にもメリット、デメリットがありますので紹介しますね。
あなたには、ローンと現金払いのどちらの支払い方法があっているのか考えてみましょう。
現金払いのデメリットは一時的に大きな支出があること
大きな支出がある
車を現金購入する際のデメリットは、一時的に大きな支出があるという点です。
現金で新車を購入するとなると、一気に数百万円の大金が出ていくことになりますね。
中古車でも数十万から百万円近いお金が必要です。
現金で車の購入を考えている場合は、あらかじめ車購入用の資金を貯めておく方がいいでしょう。
購入後の生活費に困る可能性がある
十分な貯金があれば問題はありませんが、そうでない場合は車購入後の生活を維持していくための資金を、手元に残せるか検討しておく必要があるでしょう。
急な病気やケガの治療のためにお金が必要になったとき、資金が足りずに困ってしまわないように注意しましょうね。
我が家では昨年、新車を現金で購入しました。貯金の大半を使ってしまったのでしばらくは毎月のやりくりが大変でした。
我が家のようにならないためにも車を現金で購入する際は、その後の生活資金もよく考えて購入してくださいね。
手持ちの資金にあった車しか買えない
現金で一括購入する場合は、手持ちの資金で支払える金額の車しか購入できませんね。
欲しい車があっても資金が少しでも足りなければ購入できません。
また、新車だとオプションでいろいろな装備をつけられますが、それも諦めなくてはならないかもしれません。
しかし、ローンを利用すれば自分の気に入った車を購入したり、オプションで装備をつけたりが可能です。
欲しい車をローンで購入するのか、自分で払える金額の車を現金で購入するかを、慎重に検討して決断する必要があるでしょう。
ローンで購入する際はあくまでも自分で支払える金額か、月々の支払額は払える金額かなどをきちんと確認する事を忘れないでくださいね。
現金一括払いは金利がかからないのでおすすめ
金利がかからない
現金払いは金利が発生しないため余計な支払いをする必要がなく、総支払額を抑えられるのが大きなメリットでしょう。
車は大きな買い物なので、ローンの数パーセントの金利でも支払額は大きく変わります。
貯金に余裕があり、少しでも無駄な出費を抑えたいというなら現金払いがおすすめです。
ローンの場合は、支払い回数が多くなるとより金利も高くなるので注意しておきましょう。
車の名義が自分になる
ローンを組むと基本的に車の名義はディーラーかローン会社の名前になります。
借入したお金で購入している状態なので、ローンが完全に終わるまで車はローン会社の物という扱いになります。
しかし、現金で一括購入すればすぐに自分名義の車が手に入りますよ。
自分名義の車は自由に売却したり譲渡したりできますし、やはり自分の車というのは気持ちがいいですよね。
他のローンが組みやすい
車のローンの支払いがないので住宅ローンなどを組みやすくなります。
ローンを組むときの審査では年収などの他に、他のローンを組んでいるかなども審査されます。
他にローンを組んでいると借入可能額が小さくなるなど、少なからず影響する場合がありますよ。
他のローンを組む可能性がある場合やすでに住宅ローンなどを組んでいるなら、極力現金で支払うほうがいいかもしれません。
車のローンの種類や選ぶポイントとおすすめ3選♪
車屋さんでローンを勧められることもありますが、車のローンを自分で探すとなるとローン会社は山のようにあってどれを選べばいいのかわからないですよね。
マイカーローンの種類やおすすめのローンを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
マイカーローンは金利の低い銀行ローンがおすすめ!
マイカーローンには、銀行で申し込みをする「銀行ローン」と車屋さん経由で申し込みする「ディーラーローン」の大きく分けて2種類があります。
金利は銀行ローンの方が低いのでおすすめです。
また、銀行ローンは購入した車が自分名義になることが多いので、ローン返済中でも自分の車として乗ることができますし、車の売却も可能になりますよ。
ただし、銀行ローンはディーラーローンより審査が厳しく時間がかかることが多いので注意が必要です。
一方のディーラーローンは、車屋さんが提携している信販会社で組むローンのことで金利や手数料が比較的高いことが多いです。
車の名義はディーラーもしくは信販会社なので売却などは自由に行えません。
比較的ローンの審査は通りやすく手続きはスムーズに進みますが、返済の負担が大きいことも覚えておきましょう。
すぐにローンを組んで車を購入したい場合はディーラーローンがおすすめですが、金利のことや名義のことを考えるなら、銀行ローンがいいかもしれませんね。
銀行ローンは三菱銀行や損保ジャパンがおすすめ
銀行ローンの中で特に金利の安いおすすめのものを3つご紹介しますね。
三菱UHJ銀行「ネットDEマイカーローン」
三菱UFJ銀行が提供している「ネットDEマイカーローン」の特徴は、Webですべての手続きが完結できるので来店不要というところです。
返済プランは通常タイプと据置タイプの2つがありますよ。
通常タイプは金利が低く、借入期間を6ヵ月以上10年以内(1ヵ月単位)から選べますが、据置タイプは金利が高く借入期間は10年間と固定であるところに違いがあります。
ただし、据置タイプは借入時から3年間は元金を据え置き、支払いは利息のみを返済する形にできます。
最初のうちは支払いを抑えたいというときには、据え置きタイプがいいかもしれません。
申し込みは24時間365日いつでもできますし、最短で当日中に審査結果がわかります。
ただし、土日祝日の場合は手続きが休みになってしまいますので、急ぎの場合は早めに申込みを行いましょう。
ネットDEマイカーローンでは新車と中古車、さらにバイクでも利用が可能です。
金利(年) | 1.500%~2.450% 据置タイプ:3.975% |
借入可能額 | 50万円~1,000万円 |
借入期間 | 6ヶ月~10年(1ヵ月単位) ※据置タイプは10年固定 |
損保ジャパン 「ジャパンダ・ネットマイカーローン」
「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は、契約するためにわざわざ新規で口座を作る必要がありません。
あなたが現在使用している口座から引き落としすることが可能です。
また、来店する必要がなくWebや郵送で申込みが可能ですよ。
土日も対応してくれるのが嬉しいポイントで、審査結果は早い場合だと当日中に回答がもらえます。
金利(年) | 1.90%〜3.95%(通常ローン) 1.40%〜3.45%(エコカー割引) |
借入可能額 | 20万円~1,000万円 |
借入期間 | 6ヶ月~10年(1年単位) |
横浜銀行「マイカーローン」
横浜銀行の「マイカーローン」は神奈川県、東京都、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)に居住または勤めている方のみしか申し込みができません。
購入する車種は中古車、新車にかかわらず金利は同じで、他社からの借り換えであっても金利が変わることはありません。
仮審査結果は最短で翌日に回答がもらえますよ。
金利(年) | 0.9%~2.4% |
借入可能額 | 10万円~1,000万円 |
借入期間 | 1~10年(1年単位) |
まとめ
- 車のローンをやめたほうがいいといわれる理由は、金利がかかることや月々の支払いが大変になるから
- 車のローンを組むメリットは、大きく貯金が減るのを防げることや、資金がなくても車を買えることなど
- 現金で車を購入するメリットは金利がかからないことや、自分名義で車を購入できることなど
- 現金で車を購入するデメリットは大きな支出があることや、手持ちの資金にあった車しか買えないことなど
- 銀行ローンの方が金利が安いのでおすすめだが、ディーラーローンより審査が厳しく自分で手続きが必要
- ディーラーローンは銀行ローンより金利が高いが、申し込みが簡単で比較的審査に通りやすい
- 銀行系のマイカーローンでおすすめは、三菱UHJ銀行の「ネットDEマイカーローン」や損保ジャパン の「ジャパンダ・ネットマイカーローン」など
車のローンをやめたほうがいいといわれる理由と、現金払いとの違いについてお話ししました。
あなたは車のローンはやめたほうがいいと思いましたか?
ローンにも現金払いにもそれぞれメリット、デメリットがあるのであなたにあった方法が見つかるといいなと思います。
この記事が少しでも参考になって、あなたがお気に入りの車を無事に購入できることを祈っています。
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