着た時のシルエットが好きで購入したニットワンピースが伸びてしまいショック…何がいけなかったのかしら。
それはショックですね。かえでさんはニットワンピースをどのように保管していたのでしょうか?
洗濯後や収納時にニットワンピースをハンガーにかけた場合は、伸びる原因になるため注意が必要です。
ニット素材は伸縮性が高く、柔らかいためハンガーにかけた場合に伸びや、型崩れを起こしてしまい、シルエットが変わってしまうのです。
特に首回りは伸びやすく、伸びてしまうと胸元が開きすぎた、だらしがない形に変わってしまいますよ。
正しい干し方やハンガーの選び方を知れば伸びることなく、元々の形を保てます。
ニットワンピースが伸びる原因を知ってお気に入りのニットのシルエットを美しく保ちましょう!
ニット系の服は伸び縮みが激しいのでお手入れが難しいですよね。
洗濯後はハンガーに干さず平干しをすると、重みで伸びる心配はありません。
平干しするときは、平干しネットを活用すると干す場所を取らないのでおすすめです。
ニットワンピースのハンガーがけで伸びる原因は伸縮性
秋から冬、素材によっては春先まで大活躍するニットワンピースは、1枚あるだけでとても便利ですね。
ボディーラインを美しく魅せられるのは、伸縮性のあるニット素材だからこそです。
しかし、伸縮性のあるニット素材ゆえの、洗濯や収納時にハンガー使用は避けるべきです。
ハンガーにかけて干す行為は、ニットワンピースが伸び、シルエットが悪くなる原因になります。
ニットワンピースをハンガーにかけると、服自身の重みで全体的に伸びてしまうため、型崩れが起こってしまいますよ。
また、ハンガーを首回りから入れてしまうと、首部分が伸びて胸元が空きすぎただらしない形になってしまいます。
せっかく気に入って購入したニットワンピースのシルエットが変わるのは悲しいですよね。
このあとニットワンピースの正しい干し方を解説します。
あなたが気に入って購入したニットワンピースを長く着用できるように確認していきましょう!
ニットワンピースの乾燥は平干し一択!
ニット素材は伸縮性の高さや柔らかい形状のため、ハンガーにかけて干すと伸びてしまいます。乾燥する場合は、平干しがおすすめです。
ニットワンピースを干す時に、ハンガーにかけた場合ニット自身の重みで襟ぐりや、丈が伸びる原因になります。
また、肩部分にハンガーの跡がつき、型崩れが起こることもあります。
せっかく気に入って購入したニットワンピースのシルエットが変わるのは悲しいですよね。
平干しをすると、ニットワンピースが伸びることを回避できます。
平干しをしたことがないです。どんな干しかたですか??
平干しとは言葉の通り、平らな場所などに寝かせて干す方法です。
平干しのメリットは、ニットのような伸縮性の高い素材の衣料品の伸びや、跡がつかないところです。
デメリットは、平らに寝かして乾かすので場所を取るため干すところが無い、または平干しする方法がないことでしょう。
そんな時は、平干しネットや平干しピンチハンガーという平干しに特化した洗濯グッズを活用してみましょう。
平干しネット
平干しネットはホームセンターやネットでも購入できますが、私のおすすめはスリーコインズです。
平干しネットが2段になっており、ニットワンピースの1/2分が収まる大きさですよ。
使わない時は、コンパクトにまとめられ、置き場所に困らないのもおすすめポイントの1つです。
またネット部分もとてもしっかりしており、300円(税抜き)でしたら十分すぎる代物ではないでしょうか。
平干しネット
自宅近くにスリーコインズがないというあなたには、ネットで購入がおすすめ!
3段になっているのでまとめて洗っても対応できますよ。冬は大活躍間違いなしです。
室内干しスタンド
タオルを1枚ずつ干せる室内干しスタンドの上で平干しができます。
ただ、ニットワンピースは長いので干すのに工夫が必要です。
ホームセンターやネットショップで3,000円台から購入できますよ。
便利な平干しグッズがたくさん出ていますので、ご自身の洗濯方法に合いそうなものを使ってみてください。
自宅にあるもので平干しもできる方法をご紹介
平干しグッズを購入しなくても、自宅にあるものを使って平干しができますよ。
ハンガー
ハンガーはニットが伸びる原因になるため使わないほうがよいとお伝えしましたが、複数使えば平干しが可能です。
①ハンガーにタオルを巻く
ハンガーにタオルを巻く理由は、ハンガー跡が付かないようにするためです。
自宅にあるフェイスタオルを使い、1本は肩部分に、2本はバーの部分にタオルを巻きつけます。
ゴムで両端を縛ったほうが、タオルがはずれることがなく安心です。
②ハンガーにニットワンピースをかける
ハンガーは首からではなく、裾から入れましょう。
③両袖を抱きかけるように肩にかける
写真のように袖を「X」に抱きかけるように肩にかけます。
④ハンガー2本に通しW字のように干す
写真のように2本のハンガーの間にニットワンピースを通し、ゆるい「W」の形になるように干します。
バスタオル
平らな場所に大きめのバスタオルを敷き、その上に寝かせるようにニットワンピースを広げて干します。
お風呂のふた
清潔で乾いた状態のお風呂のふたの上にニットワンピースを広げて干します。
バスタオルとお風呂のふたで平干しをする場合は、乾いてきたらつり干しへ変えましょう。
乾いてきたらニットの重みも減るので、伸びることはほとんどありません。
※つり干しとは、物干し竿やバルコニーの手すりなどにかけて干す方法です。
ニットワンピースのハンガーを使った収納とは⁉
ニット製品はハンガーにかけると伸びや型崩れを起こすため、畳んで収納が推奨されていました。
しかし、昨今の生活様式では、ウォークインクローゼット収納が増えているのが現状です。
また、ニット製品を畳んだ場合にかさばってしまい、収納スペースを取られてしまいます。
ニットワンピースはトップス以上にかさばり、場所を取ってしまいますね。
乾燥した状態のニットワンピースは、正しいハンガーのかけ方を知っていれば、伸びないように、または型崩れを回避できるのです。
早速ニットワンピースが伸びない正しいハンガーのかけ方をご案内しますね。
①ニットを縦半分に折り畳み、その上にハンガーを下向きに置く
ハンガーのフック部分をニットワンピースの脇部分に当てます。
②裾部分を首の方向へハンガーの上から折り重ねる
ニットワンピースの裾部分を首部分までもっていきます。
③袖部分をハンガーに巻き付ける
しっかりめに巻き付けないと袖が滑って落ちますので気を付けてください。
完成です!
袖をハンガーの間に入れ込むと落ちづらいです。
つぎは、ニットワンピースが伸びないハンガー選びを確認してみましょう。
ニットワンピース用ハンガーのおすすめ商品をご紹介!
ニットワンピースも他の洋服と一緒にハンガーにかけて収納したい!それは、無理なのかしら??
あなたは、かえでさんのようにニットワンピースも、ハンガーにかけて収納したい!と思ったことはありませんか?
そんな時はニット製品の型崩れを防ぐために開発された、専用のハンガーがおすすめです。
ニット専用ハンガーの特徴は、肩部分がアーチ状になっているところです。
肩部分が丸いので、ニット製品のトラブルに多い、肩部分の型崩れを回避してくれますよ。
ニット専用ハンガーはどれがよい?おすすめ品3選
ここでは、ニット専用ハンガーのおすすめ品を紹介しますね。
Can Do 肩がとがりにくいアーチハンガー
100均御三家の一つ「Can★Do」で販売されています。
こちらのハンガーは、商品名の通りニット素材のような柔らかく型崩れを起こしやすい洋服も、形状そのままに肩を突っ張らせないでかけられます。
2本で100円(税抜き)と高コスパの代物です。
ニット専用のハンガーってどんなものかしら?と試しに買ってみるのもよいでしょう。
ニトリ すべりにくいアーチ型ハンガー
“お値段以上”でおなじみ「ニトリ」で販売されています。
アーム部分がアーチ状になっており、肩の出っ張りを防いでくれます。
また、アーム部分が滑りにくくなっていて、ずり落ちによる型崩れも回避できる仕様になっていますよ。
2022年9月現在3本セットで279円(税込み)!1本あたり93円となりますので、100均越えの安価となりました。
取材のために行ったはずが、その安さから即買いしてしまいました(笑)
実際に使ってみた感想は、ずり落ちそうな角度に関わらず、ニットワンピースがずり落ちずにしっかり止まっていました。
これは、お値段以上の働きをしてくれそうです。
KEYUCA ケユカ 滑らないハンガー
シンプルでありながら、おしゃれなデザイン性で人気の高いライフスタイルブランドKEYUCA(ケユカ)からも販売されています。
2022年9月現在30本セットで3,030円(税込み)です。
1本あたり約100円なので、先に紹介したCan★Doやニトリのハンガーと比べた場合に、少し高く感じるかもしれません。
しかし、こちらのハンガーは1本ずつ滑り止めコーティングをディッピング加工で施されているため、半永久的に効力が続きます。
因みにディッピング加工とは、直接薬液に沈める方法です。しっかりコーティングが施されていそうですね。
クローゼット内のハンガーを一層したい、よいものを長く使いたいと思っているあなたにぴったりです。
ニットワンピースが伸びないためのハンガー選び
ニット中心にハンガー選びをしたくない場合もありますよね。
専用ではなくても、ニット素材に合った形やサイズのハンガーを選べば、伸びや型崩れを起こさずにかけられます。
ニットワンピースに合ったハンガーの選び方を見てみましょう。
ハンガーの形で選ぶ
ニットワンピースをハンガーにかける場合に、型崩れを起こす原因は、肩の部分にハンガーが突き刺さってしまうためです。
肩部分が丸みのあるハンガーを選べば、肩のラインの型崩れを防げます。
滑り止めのあるハンガーを選ぶ
ニット製品をハンガーにかけた後、気付いたら下に落ちていたという経験はありませんか?
柔らかいニット素材はニット自身の重みでずり落ちてしまうのです。
肩部分に滑り止めが付いたハンガーを使うと、ずり落ちを防ぎ、型崩れも防げます。
ニットのサイズに合わせてハンガーの大きさを選ぶ
ニットのサイズに合ったハンガーの大きさを選べば、フィットした状態でハンガーにかけられ、型崩れを防げます。
大きすぎるハンガーを使うと袖の部分が出っ張る原因になり、小さすぎるハンガーを使うと肩の部分が出っ張る原因になりますよ。
レディース Sサイズ | 38cm |
レディース Mサイズ | 38cm~42cm |
レディース Lサイズ | 42cm~45cm |
こちらの表を参考にしてご自身のニットに合ったハンガーを選んでみてください。
まとめ
- ニットワンピースをハンガーにかけて干す行為は、伸びて、シルエットが悪くなる原因となる
- 伸縮性が高く、柔らかいニット素材はハンガーにかける伸びる原因となるため、平干しで乾燥させたほうが良い
- 平干しは場所を取るため、平干しネットなどの洗濯グッズを活用すると干しやすいが、ハンガー3本やお風呂の蓋でも代用できる
- ニットに適したハンガーのかけ方をすればニットワンピースを伸びることを防げる
- かさばるニットワンピースはニットの型崩れを防ぐために開発された専用ハンガー利用がおすすめ
- ニット専用ハンガーのおすすめは3つあり、100均やニトリ、KEYUCAなどの生活用品店で販売されている
- ニット中心にハンガー選びをしたくない場合はニット素材に合った形やサイズの合ったハンガーを選び、型崩れを抑えましょう
ニットワンピースをハンガーにかけると伸びる原因は、美しい女性らしいシルエットを演出できる伸縮性の高さや、柔らかい素材だからでした。
せっかく形が気に入って購入したニットワンピースを購入したならば、長くきれいに着こなしたいですよね。
今回お伝えした方法で、ニットワンピースをキレイな状態を保てるように実践してみましょう。
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