ぬか漬けが好きだから、自宅でもぬか漬けを漬けてみたいわ。作り方を教えて!
ぬか漬けの素は自宅で簡単に誰でも作ることができます!
ぬか漬けの素の作り方は材料を混ぜるだけでできちゃうんです。
必要な材料は「米ぬか、塩、水、昆布、唐辛子」と案外少ないのも簡単に作れるポイントですね。
ぬかなんてどこで買えるの?と思ったあなた!
スーパーで買うことができるので安心してください。
この記事では、ぬか漬けの素の作り方と毎日の手入れ方法について解説しています!
記事の後半では、おすすめ食材で作るぬか漬けの作り方を紹介しているので最後まで読んでみてくださいね。
この記事を読めば、ぬか漬け初心者のあなたも毎日ぬか漬け生活を始められますよ♪
ぬか漬けの素の作り方は簡単♪材料を混ぜるだけ!
ぬか漬けの素の作り方は難しそうと思っていませんか?
私もぬか漬けを自宅で作るのは匂いも気になるし、作るのは大変そうだしと、作り方を見る前に諦めていました。
ぬか漬けの素は材料さえ集めてしまえば、あとは混ぜるだけで簡単なんです。
ぬか漬けの素を作るのに必要な材料と作り方手順
ぬか漬けの素は「ぬか床」と呼ばれています。ぬか床(ぬかどこ)という言葉は聞いたことあるでしょうか?
ぬか床という言葉は聞いたことがある気がするけれども、何か分からないわ。
それでは、ぬか漬けの素ともいえる「ぬか床」とは何かを簡単に説明しましょう♪
- ぬか床:ぬかを乳酸菌発酵させて容器に入れたもの
ぬかとは米ぬかのことで、玄米を精米して白米にするときに、削ってしまう米の外皮のことを言います。
買ってきたぬかに、ただ食材を漬けるだけではぬか漬けになりません。
ぬかを乳酸菌発酵させてぬか漬けの素であるぬか床に食材を漬けることで、ぬか漬けになるのです。
ぬかを乳酸菌発酵させるなんて難しそうだわ。
大丈夫です。そんなことはありません!
ぬかにこれからお伝えする材料を混ぜれば、ぬか漬け初心者のあなたでもぬかを乳酸菌発酵させ、ぬか漬けの素を作ることができますよ♪
それでは、早速ぬか漬けの素に必要な材料と作り方を確認してみましょう♪
ぬか漬けの素作りに必要な用具と材料
さあ、まずはぬか漬けの素を作るために必要な調理用具と材料を確認しましょう。
ぬか漬けの素を保管する容器はホーロータイプが人気ですが、百均などに売っているプラスチック製の保存容器でも大丈夫です。
虫の混入を防ぐために必ず蓋付きのものを用意してくださいね。
米ぬかは、スーパーやネットショッピングで購入ができます。
すでに昆布や唐辛子がはいっているぬか漬け用のぬかも売っていますので、よく内容を確認してから購入してくださいね。
今回の作り方で使うぬかは「いりぬか」と書かれている、何も入っていないシンプルなぬかです。
また、お米屋さんでもぬかを購入できます。近くにお米屋さんがある場合は、米ぬかを譲ってもらえないか聞いてみるのもよいでしょう。
ネットスーパーでは「無農薬米ぬか」が売られています。毎日食べるぬか漬けの素となる米ぬかなので、無農薬は嬉しいですよね。
ぬか漬けの素の作り方
それでは集めた道具と材料を使って、ぬか漬けの素を作ってみましょう。
手順が多く難しく感じるかもしれませんが、難しい工程はありません。
簡単に手順を説明すると、ぬかに①塩➁水③風味素材の順番でしっかり混ぜて、最後に捨て野菜をぬかに入れるということです。
ぬかに用意した材料を順番に混ぜていけば良いのね。火も使わないし、これならできそうだわ♪
これでぬか漬けの素の作り方は前半戦が完了です。ぬか漬けの素はここから乳酸菌を発酵させる作業に入ります。
作ったぬか漬けの素はいつから使えるの?捨て漬けって何?
ぬか漬けの素作りに欠かせないのが捨て漬けの工程です。
捨て漬けは、ぬか漬けの素の乳酸菌発酵をうながすために必要な手順です。
ぬか漬けの素でぬか漬けが作れるようになるのは、捨て漬けを3回繰り返した後なので約15日後になります。
15日後だと少し遅く感じるかもしれないですが、大事な工程なのでしっかり捨て漬けをしましょう。
捨て漬けでは、捨て野菜をぬか漬けの素の中に入れます。
捨て野菜とは、名前の通り漬け終わったら捨ててしまう野菜です。
大根の皮や人参の皮、キャベツの外葉やきゅうりの先っぽなどを捨て野菜として使用します。
特に水分を多く含む大根やキャベツは発酵が進みやすいのでおすすめの捨て野菜です。
捨て漬け期間が完了すれば、ぬか漬けの素の完成です。ぬか漬けを作ることができます。
ぬか漬けの素への食材の漬け方と食べごろ
完成したぬか漬けの素にさっそく食材を入れてみましょう。
簡単なぬか漬けの作り方は、野菜をぬか漬けにすることです。
野菜を水洗いした後に、軽く塩もみしてから漬けるのがコツです。
そのほうが漬かりが早くなり、漬物の仕上がりの色合いもよくなるからです。
ぬか漬けの素に食材を入れるときはズブズブと沈めるように入れると良いですよ。
食材全体にぬかが付くように、ぬか漬けの素の中に重ならないように入れてくださいね。
ぬか漬けの素で漬けた食材を取り出すときは、ぬかに直接手を入れて取り出します。
宝探しのように、ぬかに埋めた野菜を探し当てるのが楽しいですよ♪
取り出したぬか漬けにはぬかが付いていると思います。
食材に付いているぬかは、なるべくぬか漬けの素に戻した後に、ぬか漬けはサッと水洗いしましょう。
あとはお好みの大きさに切ってパクリと食べるだけです!
ぬか漬けの風味豊かな味が野菜にしみわたって、美味しいですよね♪
ぬか漬けの素から野菜を取り出すのって楽しいわ。そして美味しく漬かっていて嬉しい。
さて、ぬか漬けをしていて悩むのは、どれくらい漬けたら良いかということではないでしょうか。
基本的には、ぬか漬けの漬け時間はお好みです。野菜ごとに目安となる漬け時間はありますが、漬け具合はお好みのタイミングで良いのです。
ぬか漬けは、漬け具合によって呼び方が変わります。
あまり漬かっていないものは浅漬けや一夜漬けと呼ばれ、長く漬かったものは古漬けやひね漬けなどと呼ばれます。
浅く漬かったぬか漬けが好きか、しっかりと味の付いたぬか漬けが好きかの違いですので、楽しんで好みの加減を探してみましょう♪
ぬか漬けの素は作り方よりも手入れ次第で味が決まる!?
ぬか漬けの素は定期的なお手入れが必要です。
ぬか漬けの素の中にいる乳酸菌は生きています。乳酸菌がいなくならないようにしっかりと手入れしてあげる必要があるのです。
そのためには、ぬか漬けの素をかき混ぜるのがポイントとなります。
ぬか漬けの素をかき混ぜないと、一部の菌が発酵しすぎたり、味が落ちたり、いやなにおいが発生したりしてしまいます。
また、しばらくぬか漬けを食べないからと言って、ぬか漬けの素の中に何も入れないのはNGです。
せっかく作ったぬか漬けの素がダメになってしまう悲しいことになります。
なるべく乳酸菌のご飯となる野菜をぬか漬けの素で漬け続けるようにしてくださいね。
せっかく作ったぬか漬けの素がダメにならないように、かき混ぜることと野菜を漬けることを意識するわ。
さて、ぬか漬けの素を使ってぬか漬けを作っていくと、困りごとが出てくることがあります。
- ぬか漬けが美味しくない
- なんとなく味がぼんやりする
- 水分がでてぬか漬けの素がベチャベチャする
- ぬかがやわらかすぎたり、またはぬかが足りなくなったりしてる
ぬか漬けが美味しくない
せっかく作ったぬか漬けが美味しくないとガッカリしますよね。
美味しくないのは味が薄いからではないでしょうか?
ぬか漬けを食べて味が薄いと感じる原因は2つあります。
- 漬け時間が足りない
- ぬか漬けの素に塩味が足りない
食材によりますが、漬け時間が2~3時間くらいの短い時間だと水分が抜けきらず美味しくなりません。
食材がしなっとした状態になるまでしっかりと漬けるのがポイントです。
また、ぬか漬けの味が薄い場合はぬか漬けの素に塩味が足りない可能性もあります。
繰り返し野菜を漬けていると、ぬか床の塩分が野菜に吸収されるため、徐々に塩味が薄くなっていきます。
ぬか漬けの漬け時間を長くしてみても味が薄いときは、ぬか漬けの素に小さじ1杯の塩を加えてかき混ぜましょう。
ぬか漬けの味が薄いときは、まず漬け時間を長くしてみて様子見をしたらよいのね。
逆にぬか漬けの味が濃いと感じた場合は、漬けすぎているのかもしれません。
漬け時間が8時間くらいたった段階で一度味見をしてみましょう。
自宅で作るぬか漬けだからこそ、あなた好みの漬け加減にできるのです。
いろいろと試してみて、あなたに合った漬け時間や作り方が見つかるといいですね♪
なんとなく味がぼんやりする
「美味しくないわけじゃないけど、ぬか漬けの味がなんか物足りない。」
そんな風に感じたときにぬか漬けを美味しくするおすすめの作り方があります。
旨み成分が凝縮された、昆布や干し椎茸などの家にある乾物系を入れることです。
ぬか漬けの素に旨みが追加されて、ぬか漬けの味にも奥行きが出てきます。
ただ一度にたくさん入れたり、数種類を入れたりするのはやめましょう!
まずは1種類を少しずつ入れることからはじめて、味の変化を楽しむのがおすすめのぬか漬けの作り方です。
味の調整に慣れてきたら、鰹節や山椒、煮干しなどさまざまな食材を足してアレンジするのも良いですね!
水分が出てぬか漬けの素がベチャベチャになってしまった
ぬか漬けの素がベチャベチャしてくると驚きますよね。
ぬか漬けの素はいろんな食材を漬けているうちに、食材の水分が出てしまうことがあります。
ぬかの上に水たまりが発生すると、ぬか漬けの素の水分量が多い危険サインです。
簡単にぬか漬けの素の水分を取る方法は、キッチンペーパーをぬか漬けの素の上から押さえつけるようにして水気を吸わせることです。
キッチンペーパーで拭き取ってもまだ水分が多いようでしたら、水分を集めるためにぬか漬けの素ににザルや茶こしを埋めてみましょう。
ザルや茶こしは全部埋めるのではなく外側だけをぬか漬けの素の中に埋めます。
そうすると、ザルや茶こしの中に水分がたまるのです。
そのザルや茶こしの中の水分をキッチンペーパーで拭き取るのが、ぬか漬けの素の水分を減らす裏ワザです。
ぬか漬けの素の固さは「味噌程度」が目安とされています。ぬか漬けの素がやわらかくなりすぎないように、水分が出た場合はこまめに拭き取りましょう。
ぬか漬けの素がやわらかすぎる、または、ぬかが足りない
長い間、同じぬか漬けの素を使っていると、ぬかが減ってしまったり、水分が出てやわらかくなったり、塩味が薄くなったりします。
そんなときは足しぬかをしましょう。足しぬかとはぬか漬けの素に新しくぬかを追加することです。
ぬか漬けの素は、水分量が多すぎてしまうと、ぬか床と水が分離してしまい、ぬかの上に水たまりができてしまいます。
ぬか漬けの素に水たまりができる状態は、腐敗菌が繁殖しやすい環境となるので早めに対処したいですね。
足しぬかするとぬかの中の水分量が減ります。
ぬかが減ってきたり、水分が多すぎたりするときは足しぬかをしてみましょう。
ぬか漬けの素で漬けるおすすめ食材別の作り方を紹介
ぬか漬けの素を作るのが初めてのあなたでも漬けやすい食材でのぬか漬けの作り方を紹介します。
きゅうり
定番の食材きゅうりのぬか漬けの作り方です。買ってきたきゅうりの両端を切り落として、ぬか漬けの素に入れるだけの簡単食材です。
完成したぬか漬けきゅうりをポリポリ食べるのが楽しみですね。
- 量:2本
- 漬け時間:8~12時間
- 作り方:きゅうりの両端を切る
ナス
ナスもぬか漬けの定番の食材ですよね。私はナスのぬか漬けが大好きです。
ぬかの味がしみ込んだぬか漬けナスは美味しさ抜群です。
- 量:2本
- 漬け時間:10~16時間
- 作り方:①へたの部分を切り落とす➁縦半分に切る③変色を防ぐために少量の塩をもみこむ
塩をもみこんでからぬか漬けの素に入れるときれいな紫色のままでナスをぬか漬けにできます。
しかし、面倒くさい場合は塩をもみこむ必要はありません。お好みで塩を使ってみてくださいね。
にんじん
にんじんなどの根菜はなかなか漬かりにくい食材です。すこし長めに漬けてみましょう。
- 量:1本
- 漬け時間:10~15時間
- 作り方:①にんじんの両端を切り縦半分に切る➁皮をむく
野菜によって太い細いがある根菜(大根、にんじん)は、適宜1/4にしたり、丸のまま漬けたりしてくださいね。
にんじんの皮をむくのはお好みです。皮をむかなくてもぬか漬けにできますが、色が悪くなることがあるようです。
ゆでたまご
ゆでたまごのぬか漬け⁉と思うかもしれないですが、味付きゆでたまごの味になってお酒のおつまみになるくらいの美味しい味になります。
量:3個
漬け時間:20~24時間
作り方:①たまごをゆでたまごにする➁殻をむいてしっかりと水分を拭き取る
紹介した食材とその他食材の作り方のまとめ一覧です。ぬか漬けの素に何を入れてぬか漬けを作ろうかワクワクしますね。
量 | 漬け時間 | 作り方 | |
きゅうり | 2本 | 8~12時間 | キュウリの両端を切り落とす |
ナス | 2本 | 10~16時間 | へたを取って、縦半分に切る |
にんじん | 1本 | 10~12時間 | 両端を切り、縦半分に切る |
ゆでたまご | 1個 | 20~24時間 | ゆでたまごの殻をむく |
ミニトマト | 12個 | 20~24時間 | へたを取り、そこに十字に切り込みを入れる |
モッツァレラチーズ | ‐ | 3時間 | キッチンペーパーで水気を拭き取る |
まとめ
- ぬか漬けの素の作り方は、スーパーで買える材料を混ぜるだけで簡単
- ぬか漬けの素を作るのに必要な「米ぬか」はスーパーやネットで購入可能
- ぬか漬けの素の作り方は、ぬかに①塩➁水③風味素材の順番で入れてしっかり混ぜて、最後に捨て野菜を入れる
- 作り方の大事な工程は、捨て野菜で捨て漬けをすること
- ぬか漬けの素で作るぬか漬けの食べ時は、あなたのお好みの漬け加減でOK
- ぬか漬けの素のお手入れ方法は1~2日に1回混ぜることと野菜を漬け続けること
- 水分が出てるときはキッチンペーパーで拭こう!ぬか漬けの素のトラブルは解決できる
- 初心者におすすめのぬか漬けの素で作るぬか漬けのおすすめ食材は、きゅうり、ナス、ニンジン、ゆでたまご
ぬか漬けの素の作り方が難しそうと思っていたあなたも、この記事を読んで気持ちが変わったのではないでしょうか。
ぬか漬けの素の材料はスーパーで手軽に買うことができます。
あなたがぬか漬け生活を始めたいと思ったときには、すぐに始められる環境があるのです。
さあ、あとはぬか漬けの素を作ってお好きな食材を漬けるだけです♪楽しいぬか漬けLIFEを一緒に送りましょう!
コメント