お気に入りのTシャツはつい頻繁に着てしまいますよね。そこで気になるのは襟が伸びる事ではないでしょうか。
どんなにオシャレでいい服を着ていても、襟が伸びるとだらしなく見えて清潔感がなくなってしまいます。
実はスチームアイロンや氷水、柔軟剤を使うことで襟の伸びを元に戻せるんですよ!
どうせならお気に入りの服はきれいな状態で長く着たいものですよね。
Tシャツの襟にアイロン?襟の伸びはただのシワではないと思うんだけど…。
そんな風に思われるかもしれません。しかし、既に襟が伸びて困っているなら試す価値ありです。
家にあるスチームアイロンをあてるだけで、いつでもきれいな首元のTシャツを着られますよ。
襟が伸びる原因となる洗濯の仕方や干し方を知って、なるべく服が型崩れしないように対策しましょう♪
見た目もスタイリッシュで、ハンディサイズなので置き場所に困らないデザインとなっています。
それに、立ち上がりまでなんとたったの25秒なのでお出かけ前のバタバタしているときでもすぐに使えるのは助かりますよね。
Tシャツの襟元を復活させるだけでなく、ブラウスやYシャツにももちろん使えるので1台持っておいて損はありません!
服の襟が伸びる原因は?Tシャツには正しい扱い方がある
Tシャツの生地は、縦糸と横糸が重なるように編み込まれています。
Tシャツの襟が伸びるというのは、生地が横に引っ張られて編み込みに隙間ができ、縦糸が余ることで生地がたるんでうねうねと波打っている状態です。
ではなぜTシャツの襟は伸びるのでしょうか?その主な原因となるのが「間違った方法で扱っている」ということです。
Tシャツは、着脱や洗濯を繰り返していくうちに生地が少しずつ横に引っ張られてしまいます。
この時、間違った方法で扱っていると首元に余計な負荷がかかり、より一層生地が伸びる原因となってしまうのです。
Tシャツに間違った扱い方があるの!?
Tシャツは手軽に洗濯できて楽だと思っていたんだけど、そもそも正しい扱い方を知らないよ。
確かに無地のTシャツは、ブラウスや飾りのある服に比べて気兼ねなく洗濯できるイメージがありますよね。
私も少しでも洗濯が楽になればいいなと思い、シンプルなTシャツを着る機会が増えました。
しかし、Tシャツにも正しい扱い方があります。
ここでいう「正しい」というのは、長くきれいな状態で着るうえで正しいということなので、大事に着たい服があるというあなたにはぜひ知っておいてほしい内容です。
具体的にTシャツの襟が伸びる原因を3つ紹介しますね。
- Tシャツは首元を掴んで脱いでいる
- 襟からハンガーを入れてTシャツを干している
- 濡れたTシャツを襟が重さで引っ張られる形で干している
Tシャツは首元を掴んで脱いでいる
Tシャツを脱ぐときに首元を掴んでしまうと、襟が引っ張られるので伸びる原因となります。
あなたはTシャツを脱ぐときに首元を持ち、上に引っ張って脱いでいませんか?
もしかしたら男性に多い脱ぎ方かもしれませんね。
この脱ぎ方では首回りに負担がかかるので襟が伸びてしまいます。
首元ではなく裾を持ち、下の方から脱いでいくのが正しい方法です。この時手をクロスさせると脱ぎやすくなりますよ。
夏場に暑いからといって、襟元を持って仰ぐのも伸びる原因の1つになるのでやめましょう。
濡れたTシャツの襟からハンガーを入れて干している
Tシャツをハンガーに通すときに襟の部分から入れていませんか?
首元を引っ張ってしまうと当然伸びる原因になってしまうため、ハンガーに通すときは必ず丈の部分から入れましょう。
ただし、裾から入れても重さによって伸びやすくなります。
洗濯が終わった後は水分を多く含んだ状態になりますよね。そのまま襟の部分にハンガーを通して干すと、重力によって下に伸びてしまうのです。
襟の伸びを防ぐ干し方は後半で詳しくお伝えしますよ♪
他には「Tシャツの生地が伸びやすい素材で出来ていること」も原因の1つとして挙げられます。
特に綿100%のTシャツは伸びやすいと言われているのです。
逆にポリエステル100%のTシャツは強度があり、伸びにくい素材とされていますね。
手入れが面倒だと感じる場合は、綿ではなくポリエステルの服を選ぶのも1つの手ですよ。
Tシャツの干し方を逆さまにすれば伸びない!
Tシャツを干すときに、裾を上にする逆さ干しにすればTシャツの襟が伸びるのを防げます。
ただ、裾の両端だけ留めると、裾が型崩れするので注意しましょう。
裾を数か所洗濯バサミで留めて、襟元が下になるように逆さまに干すだけです。
そうすることでTシャツの首回りが伸びるのを防げます。
服の伸びた襟を元に戻すために効果的な3つの手段とは?
伸びる原因になる行動を全部していました…。もうどうにもならないのでしょうか?
これから新しく着るTシャツは気をつけることができますが、既に襟が伸びてしまった服はどうすればいいのか気になりますよね。
始めにお伝えした通り、襟が伸びてしまったTシャツもある程度は元に戻すことが可能なんです。
元に戻す方法は3つありますよ。取り入れやすい方法を試してみましょう♪
- アイロンを使う
- 氷水を使う
- 柔軟剤を使う
アイロンを使う方法
襟が伸びたTシャツを元に戻すには、スチームアイロンをかけるだけなんですよ。
なぜなら熱を加えることで繊維が縮み、編み目の隙間を埋めてくれるからです。
早速スチームアイロンを使って首回りの伸びを無くしていきましょう!
普段のアイロンがけのように横にすべらせてしまうと、生地がより伸びてしまう可能性があります。
前後左右に動かさず、Tシャツに触れるか触れないかの力で優しくプレスしましょうね。
アイロンやスチームは高温なので、火傷しないように気をつけてください。
氷水を使う方法
次はスチーム機能付きのアイロンが自宅にないというあなたも試せる方法ですよ。
30秒ほど洗った後にTシャツを強く絞ってしまうと、再度伸びてしまう可能性があるため注意しましょう。
綿100%などの天然素材で作られた服であれば、濡れている間にドライアイロンをかけることで、シワになりにくくする効果が期待できます。
ただし、生地が完全に乾くまでアイロンを当ててしまうと、繊維が傷んだり変色したりする恐れもありますよ。
濡れた状態でアイロンをあてる時も、上から優しくプレスしてシワを伸ばす程度にしましょうね。
柔軟剤を使う方法
最後は普段から使っている柔軟剤を使用するだけなので、簡単にすぐできますね。
これだと柔軟剤がついたままになるけど、すすがなくても大丈夫なの?
確かに手順に漏れがあるのではないかと心配になりますよね。
しかし、もともと柔軟剤は浸した後にすすがず脱水するのが正解です。
普段の洗濯でも、柔軟剤を入れるタイミングは最後のすすぎのときなんですよ。
洗濯機の設定をすすぎ2回に設定している場合は、2回目の注水が始まったタイミングで柔軟剤を入れるのが最適ですね。
実というと、私は柔軟剤を投入口に入れてから洗濯機を回すため、柔軟剤が使われるタイミングを知りませんでした。
洗剤と柔軟剤の投入口が違うのはこのためだったんですね!ありがたい機能です♪
浸した後にすすがず脱水することで服の繊維1本1本をコーティングし、滑りをよくしてくれますよ。
襟の伸びを元に戻すためには、柔軟剤を繊維にしっかりと残すことが大切なのですすがないようにしましょう。
柔軟剤の種類によっては香りが強いものがあるので、気になる場合は無香料タイプを使うといいですね。
服の襟を伸ばさないための洗い方と干し方を知ろう!
新しい服や伸びた襟を元に戻したTシャツは、洗い方と干し方に気をつけて長く着られるようにしたいですね。
ここではTシャツの正しい洗い方と干し方を解説していきます。
洗濯機で洗ってもOK!ただし入れる量には注意が必要
まずは洗い方のポイントから説明していきます。
Tシャツだからといって、洗濯機にそのままポイと雑に扱っていませんか?
簡単な方法で襟の伸びを防げるのでぜひ参考にしてくださいね!
洗濯ネットを使用する
Tシャツの首元が伸びてしまう原因の1つは、洗濯機の中でTシャツと他の服が絡み合うことです。
洗濯ネットを使用すると服同士の絡まりを防げますよ。
100均にも売っているのでいくつか用意しておき、洗う時には必ず洗濯ネットを使用しましょう。
ただし、1枚の洗濯ネットに大量の服を入れると汚れが落ちにくくなってしまいます。
1つの洗濯ネットに入れる衣類は1枚が原則です。シワになりやすい部分が外側になるように入れましょう。
ネットに入れる時は、たたんで入れるとよりキレイに仕上がります。
ちなみに、ネットは衣類に合わせたちょうど良いサイズを選ぶといいですよ。
大きすぎると洗濯ネットの中で服が動いて繊維同士がこすれ合い、シワ防止の意味がなくなってしまうのです。
逆に小さすぎると洗剤が服に行き渡りにくくなるため、汚れ落ちの効果が薄れてしまいます。
洗濯機に入れる量を調節する
服を洗うときは、洗濯機に入れる量にも注意しましょう。
服の伸びを防ぐためには、1度に入れる量を洗濯槽の容積の5割〜7割にするのがおすすめです。
ぎゅうぎゅうに詰めてしまうと、ネットに入れていても服同士が絡まってしまいます。
私も洗濯ネット同士が絡み過ぎて「これは意味があるのか?」と疑問に感じたことがあります(笑)
縦型洗濯機の場合は洗濯槽のへりから10〜15cm下の高さまでを目安にするといいですね。
ドラム式洗濯機の場合は、ドラムを真横から見て5〜7割となればOKです。
Tシャツの首元を輪ゴムで縛る
洗濯ネットに入れる前に、Tシャツの首元を輪ゴムで縛ることで型崩れしづらくなりますよ。
あまりきつく縛ると跡がついてしまうので、軽く2〜3周する程度でかまいません。
こうすることで、服同士の絡まりや水の力によるひっぱりからTシャツの襟を守れますよ。
ハンガーは襟に通さない!?伸びを防ぐ干し方を3つ紹介
次は干し方を3つ紹介していきますよ!自分に合う方法を取り入れるといいですね。
Tシャツを干すときはハンガーを使う場合がほとんどではないでしょうか。
しかし、ハンガーを襟に通して使うと服の重みで伸びてしまう可能性があります。
ちょっとしたポイントを押さえるだけで襟の伸びを防げますよ♪それでは見ていきましょう。
裾を上にして逆さまの状態で干す
ズボンやスカート用のハンガーでTシャツの裾を挟み、逆さまの状態で吊るして干しましょう。
重さで落ちてしまうかもしれないので、強度を確かめた上で干すことをおすすめします。
2か所挟むだけでは裾に跡がつく場合もあるので、ピンチハンガーを使って複数個所挟むといいですね。
ピンチハンガーを使っても裾に跡が付く可能性があるので、気になる場合は次の方法を試してみましょう。
物干し竿に袖を通して干す
物干し竿にTシャツの袖を通してTの字にした状態で干す方法です。
ハンガーを使うより乾きやすく、シワになりづらいというメリットがありますよ。
肩の部分を洗濯ばさみで留めて干す方法もありますが、襟は伸びなくても肩が不自然に尖ってしまうことで格好が悪くなってしまうのでおすすめしません。
胴の部分を二つ折りにして干す
胴の部分を真ん中で二つ折りにしてハンガーや物干し竿にかけて干す方法です。
使っているハンガーの幅がTシャツの胴部分と同じかそれ以上ある場合は特におすすめですよ。
ハンガーの幅が足りない場合は物干し竿にかけましょう。
落ちる心配も少なく手軽にできるのですが、空気に触れる面積が少ないために乾くまでに時間がかかるというデメリットがあります。
これから洗うときはネットを使って、干し方も変えよう♪
もちろんどの方法もまったく伸びないというわけではありません。
服のどこかには負荷が掛かってしまうので、多少の変化が起きることはあります。
しかし、襟の伸びはハンガーにかけることに比べると格段に減らせますよ。
干し方の他にも気をつけたいのが乾燥機の使用です。
乾燥機を使用すると生地にダメージがかかり、伸びだけでなくシワや縮みなどの原因となります。
特にプリント加工がされているTシャツの場合は、剥がれてしまうおそれがあるので乾燥機の使用は厳禁ですよ。
まとめ
- 服の襟がうねうねと波打って伸びるのは、生地が横に引っ張られて編み込みに隙間ができ、縦糸が余ることが原因
- 服には長くきれいな状態で着るうえで正しいとされる扱い方がある
- Tシャツを脱ぐときに首元を掴んでしまうと、襟が引っ張られて伸びる原因となる
- 濡れたTシャツの襟部分にハンガーを通して干すと、重力によって下に伸びる
- 綿100%のTシャツは伸びやすく、ポリエステル100%のTシャツは強度があり伸びにくい
- 襟が伸びたTシャツを簡単に元に戻すにはスチームアイロンをかけるだけ
- アイロンの他にも氷水や柔軟剤を使う方法で襟の伸びを軽減する方法もある
- Tシャツは洗濯機で洗っても問題ないが、洗濯ネットを使うことがおすすめ
- ハンガーや物干し竿に裾の部分をかけることで襟の伸びを防げる
あなたが試してみたい方法は見つかりましたか?服も大事に長く着てくれるときっと喜びます。
襟の伸びを元に戻したり防いだりする方法は何パターンかあるので、取り入れやすい方法から試してみてくださいね。
私はアイロンで襟を伸ばしていますよ。まとめてやろうとすると時間がかかり嫌になってしまうので、気になったときに1枚だけでもやってみましょう♪
あなたがお気に入りの服を長く着られるように願っています。
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